池袋の路上で最高にカッコいい男たちと出会いました!…ワーカーズコープ
vol. 2 2015-05-26 0
ワーカーズコープ(労協)、取材始めました!
'70年代、中高年の失業者たちによる道路の舗装や河川敷の清掃から始まったワーカーズコープ(労働者協同組合=労協ともいう)は、日本の社会的企業の草分け的存在。働く一人ひとりが出資し、経営に責任を負う。現在は児童館や高齢化施設の運営、若者の就労支援、生活保護者支援などに事業を拡げている。ブラック企業問題の深刻化や雇用の非正規化などを背景に、所属する人たちの年齢に変化が起きている。20代〜30代の若者も多い。メンバー同士が助け合いながら仕事を起こし、地域振興を図っていく。
池袋西口清掃を請け負うRINGSのメンバー。雪の日も猛暑の日も休まず駅周辺7キロの道を掃除し尽くすプロフェッショナルたちの表情には自信がみなぎる。リストラや、心や体を病んだ経験など、様々なつまずきから立ち上がった人たちもいる。20歳から60代まで年代も様々だが、仲間を思いやる結束力は強い。
ワーカーズ食堂、開店準備中!
木下史郎さん(写真上、中央)…アルコール依存症から立ち直り、職員としていくつもの現場で就労困難なメンバーを率いている。「仲間にうまいものを食べさせたい」との思いから元調理人としての経験を生かし厨房で腕を振るう。
仕事の中から誇りを身につけ、仲間の温もりによって笑顔を取り戻す。昨年から東京郊外に畑を借りて、野菜作りを開始。仕出し弁当作りの他、ともに働く人々が決して多くない給料で栄養バランスのいい食事が出来るよう、7月オープンに向けて、ワンコイン・ランチを企画中。