音戸渡船とわたし① 小田清美さん
vol. 12 2020-12-08 0
音戸渡船とわたしその① 小田清美さん
本土側の音戸渡船口の隣にある、小さなお店「小田商店」の店主、小田清美さん。
素晴らしい歌声はこちらから▼
小田商店の歴史は60年以上。清美さんのご主人のお母さんが魚屋をはじめ、その後ご主人が継ぎ、平成20年にご主人が亡くなってから、清美さんが継いでいます。
「ここは面白いんよ。いろんな人が来るけえ、毎日見よったらわからんけど、ここの景色が綺麗じゃ、いうて、来てくれる人が教えてくれるんよ」
清美さんは、呉市内の阿賀という土地の出身で、音戸が地元の方の元に嫁いだそう。
「結婚式の日は、音戸渡船で島に渡ったんよ。音戸にある戸田本店で結婚式でね。音戸の人にとっては、戸田本店で結婚式するのが憧れじゃったらしい。うちは、全然知らんかったけど。笑」
外からこの土地に来て、ずっと音戸の瀬戸の風景を見てきた清美さん。
本当にたくさんの出会いがあるそうです。
「ある時ね、30代くらいの子が訪ねてきて。音戸高校の卒業生じゃ、いうてね。音戸の瀬戸の風景見ながら『ここは変わらんね。改めて見たら、なんか落ち着く、3年間、渡船で通ったのにあの時は分からんかった』って。ここでいろいろ話しして帰ったんよ。いろいろある時期だったんかもしれんわ。でも、ここ見て落ち着く、っていう、そういう場所があるのは良いことじゃね」
音戸渡船のこれからについて・・・
「渡船あっての、小田商店じゃけんね。“ありがとう”いう気持ちで。
観光になってほしいね。今乗りよる近場の人もおってじゃけんそれも大切じゃけど、残していくにはそれしか無いじゃろうね。ここでいろんな人に教えてもらって、ほんまに、きれいなんじゃね、呉って。まあ、うちゃあまだ、実はよう分からんけど。呉から出てないけえね。笑」
皆さん、音戸渡船に乗りに来て、小田商店で清美さんに会ってくださいね!
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