2人だから描けた「これからの夢」
vol. 3 2024-12-13 0
スップリアさん(24)は生後7ヶ月の時、ハイハイで床を這い回っていた時、かまどで左足に大火傷を負い、切断しました。片足になったスップリアさんは、車椅子や補助具などないため、残った右足でジャンプして移動するようになりました。
兄が小学校へ行く姿を見て、やっぱり学校に通いたいと、普通の子でも学校まで歩いて30分の道のりを、片足でジャンプしたり、地を這ったりして坂道をのぼり、片道2時間かけて通いました。卒業までは通えませんでしが、3年間で読み書きができるようになりました。
その後、カトマンズの障害者施設に入居し、物乞いをして生活していました。
昨年、Facebookで近くの施設に入所しているビカスさんと知り合いました。ビカスさんはバイク事故で下半身が不自由でした。同じ境遇のふたりは、外でよく会うようになりました。
ビカスさんは明るく、楽しい人で会う度に、好きになりました。ビカスさんもスップリアさんが静かで真面目なところが好きになりました。
この夏に、スップリアさんはビカスさんのいるタラケシュワール障害者施設に移ってきました。新しいアパートが出来たら、ふたりは正式に結婚して、新しい生活を始めたいそうです。一緒にフェルト作りをして、明るい家庭を持ちたい、それがふたりの夢です。
ネパールの障害者たちへ「ハッピーライフ」を! 新婚カップル向けのアパート建設中。https://motion-gallery.net/projects/npo-lungta