障害者施設での結婚式
vol. 2 2024-12-06 0
昨年9月、タラケシュワール身体障害者施設で結婚披露宴が行われました。
新郎は、幼少期のポリオ罹患で両足が不自由なハリさん(32)で、友人の紹介で知り合ったトゥラシさん(31)との電撃結婚でした。
新婦のトゥラシさんは、農作業中に木から落ち、脊髄損傷で下半身が不自由ですが、何とかひとりで歩くことができます。
所長は当初、「住むところがない」という理由で、2人の結婚に反対していました。しかしハリーさんから、「所長も結婚して家族がいるじゃないか!自分もどうしても結婚したいんだ」と強く言われ、承諾したそうです。
披露宴では、車椅子の2人が踊り、身長70cmのギータさんの踊りも加わります。
視覚障害のあるゲストが、ネパールで有名なレッサンピリリという歌を唄うと、近所の野良犬も加わりました。とてもユニークな宴で、みんなで二人を祝福しました。
結婚後は、施設内で共同生活を送っていましたが、施設裏にバラック小屋を建てて、今はふたりで暮らしています。
ふたりの結婚式を機に、施設内でも「結婚したい」という声が高まっています。そんなカップルの背中を、ほんの少し押してあげれたらと思い、このクラウドファンディングを始めました。
今はふたりともフェルトのサコッシュ作りに励んでいますが、まもなく子どもが産まれるそうです。