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カトマンズのタラケシュワール身体障害者施設で、新婚カップル向けのアパート建設をクラウドファンディングで実現!
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ルンタプロジェクトは、インド北西部のダラムサラを拠点に、チベット難民支援と、日本国内でのチベット文化や問題を知ってもらうために、1997年に日本人有志によって設立されました。これまでに難民自立支援施設「ルンタハウス」を建設、「里親教育支援事業」や「HIV感染予防・エイズケア事業」を続けてきました。ネパール大地震後、緊急・復興支援を経て、人身売買の被害者女性のレスキュー、HIV/AIDS児童の教育支援、HIV/AIDSの女性や子どもが暮らすシェルターの運営を行なっています。
障害者だって結婚したい!NPO法人ルンタプロジェクトが支援するカトマンズのタラケシュワール身体障害者施設で、新婚カップル向けのアパート建設プロジェクトを開始。ネパールの障害者たちへ「ハッピーライフ、ハッピーホーム」を!
ルンタ代表の中原一博と入所者のみなさん
NPO法人ルンタプロジェクトでは、首都カトマンズのタラケシュワール身体障害者施設で、コロナ禍の2020年より困窮した身体障害者たちへの緊急食糧支援を始めました。
生活・医療支援を続けるなかで、「障害者だって結婚したい!」と幸せを願うカップルが増えました。「愛は止められない」と、障害のある新婚カップル向けのアパート建設プロジェクトを開始しました。ネパールの障害者たちへ「ハッピーライフ、ハッピーホーム」を!どうぞご協力をお願いします。
コロナ禍での食糧支援の様子
1997年よりチベット支援を続けてきたNPO法人ルンタプロジェクトは、2015年のネパール大地震をきっかけに活動拠点をカトマンズ市に移し、人身売買被害者のレスキュー活動、HIV子供シェルターの運営、HIV子ども教育支援などの国際支援活動を続けてきました。コロナ禍では貧困層向けの緊急食糧支援活動を各地で行い、なかでも最も困窮していたタラケシュワール身体障害者施設への継続支援を始めました。
この施設は、11年前に障害のあるチャンドラさんらが当事者団体を立ち上げ、「同じ障害者同士で一緒に暮らそう」と河川敷のスラムに小屋を建てて共同生活を始めたことがきっかけで、次第に入居者数が増えたため、河川敷からタラケシュワール地区の長屋に移ってきました。
協力してフェルト製品を手作りする
ルンタプロジェクトがコロナ禍での食料支援を始めた当時、20名の車椅子の障害者たちがプレハブ作りの長屋で同居し、身を小さくして暮らしていました。共同でフェルト製品を手作りして露店で販売する。または路上で物乞いをするなど、わずかな収入で暮らしていましたが、ロックダウンが始まると収入は絶たれ、その日の食料も尽きていました。そこで緊急食料支援を何度も行い、今日まで寝具や医療品、車椅子や障害者用バイクなど、最低限に必要な生活・医療支援を続けてきました。
バラック小屋での生活状況
ネパールでは、日本のように障害者福祉制度や支援サービスが充実している訳ではありません。政府による支援制度はあるものの障害者数の実態調査さえ行われず、機能していないのが現状です。重度の障害者でも障害者カード(手帳)が交付される人は、ごくわずかです。
またヒンドゥー教の影響(障害は前世の悪行の結果、呪い、悪霊の仕業)もあり、障害者への差別が根強く社会に蔓延しています。学校に通うこともできず、親に隠されて育てられられたり、捨てられたりすることもあります。また適切なケアや治療を受けることもできず、社会に出ても雇用の機会を得ることはできません。このような社会背景もあり、チャンドラさんたちは障害者同士が共に暮らすコミュニティのタラケシュワール身体障害者施設を自らで立ち上げたのです。
路上でフェルト製品を販売するギータさん
施設の32名の入居者たちは苦しい生活にもかかわらず、明るく、共同生活を楽しんでいます。身長60cmのギータさんは人一倍に明るく、頑張り屋です。路上に露店を開き、みんなで作ったフェルト製品を積極的に販売します。ギータさんの販売努力が、施設の運営を担っているといっても過言ではありません。お祭りの時には、小さな体で激しく踊り、大きな声で歌って盛り上げます。その勢いに、先天奇形の人も、小児麻痺の人も、下半身付随の人も心と体を揺らして踊ります。この施設では同じ境遇の仲間が一緒にいるからこそ、勇気づけられ、心を開き、安心して暮らすことができるようです。
施設で行われた入所者の結婚式
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
そんな貧しいながらも楽しい共同生活のなかで、いつの間にか恋が芽生え、いくつものカップルが誕生しました。一昨年には施設内で結婚式も行いました。結婚したあるいは婚約中のカップルが10組もいるのですが、施設内はドミトリー部屋のみで、新婚夫婦の暮らす部屋はありません。
所長のチャンドラさんは「結婚しても住む部屋がない」と困っていましたが、彼や彼女らの愛を止めることはできません。施設のドミトリーを出て、施設裏の空き地に粗末なトタン小屋を手作りし、新婚生活を始めたカップルもいます。しかし居住環境は悪く、暑くて、寒い。そして大雨が降るたびに床上浸水し、小屋が水浸しになるのです。
床上浸水に屋根からは雨漏りするトタン小屋
2024年初頭に、地主から「施設の賃貸契約の更新はしないので、1年以内に退去してほしい」と突然に告げられました。実は現在の施設は訳あり物件で、敷地上に高圧線が通っているため建築制限があり、借地代も格安だったのです。他に賃貸を探すにも、32人が共同生活する物件を1年以内に見つけるのは困難です。土地を見つけて新設するには、多額の資金が必要です。チャンドラさんを始め、入居者たちはふたたび路上生活者になることを恐れていました。
アパート建設用に借りた施設裏の土地
しかし半年後、「契約更新してもいい」と地主の話が一転しました。土地の売却を予定していたようですが、高圧線があるため売れなかったようです。そして施設の契約更新と同時に、同じ地主が所有する施設裏の土地(すでにカップルのトタン小屋が建っている場所)も借りることができるようになりました。
ルンタ代表の中原が設計した長屋アパート
新しく借りた施設裏の土地に、身体障害者の新婚カップル専用のアパートを作りたい!10平米の小さなワンルームが10部屋続く長屋作りですが、ルンタ代表で建築家でもある中原一博がスタッフの部屋や作業スペースなども含めて図面を作成、いよいよ基礎工事が着工しました。
アパートが完成すれば、手作のトタン小屋よりずっと安心して家庭を築くことができます。そして同じ境遇の障害者の家庭が集まり、子どもたちも増えることでしょう。新しい命の誕生は、施設入居者たちに希望を与えることでしょう。すでに噂を聞き、タラケシュワールに入居したいという希望者も増えているようです。
トタン小屋を一部解体し基礎工事が始まった
建設費の総額は500万円です。そのうち250万円はネパール国内で資金調達できる予定ですが、250万円を日本からのクラウドファンディングで支援したいと考えています。すでに建築計画や作業工程もまとまり、基礎工事が始まりました。2025年春頃に完成予定です。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は団体で補填し、アパートの建築を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
【目標金額の内訳】
ワンルーム(10平米・10室)長屋棟+倉庫2部屋の建設費 250万円
クラウドファンディングサイトの手数料(目標達成時10%、未達成時20%)33万円〜
リターン商品提供のための費用・送料等 17万円
※ネパール特有の事情で建設スケジュールが遅れる場合も想定されます。進捗状況は、SNS等を通じて随時ご報告いたします。
逆境にめげない障害者たちへ「ハッピーライフ、ハッピーホーム」を!
ご協力とご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
下記は、当施設所長のチャンドラ・カトリ夫妻からのメッセージ。
施設の設立者で所長のチャンドラさん(37)は、トレッキングで有名なエベレスト街道のジリ出身。小作農家で育ったが、収穫の半分を地主に納めるので、家族が食べるだけで精一杯だった。3歳の頃、崖から転落して大腿骨に大怪我を負うが、山間部に病院はなく、祈祷や悪魔祓いの儀式だけが続いた。半年後に病院に行くが、手術はすでに手遅れで足の切断を告げられたため、病室から逃げ出した。
右足が不自由になり杖をついて小学校に通ったが、障害のためにいじめられて辛い日々を送った。ラジオでカトマンズに障害者の施設があると聞き、当てもなく首都へ。路上生活で物乞いして食い繋いでいたが、出会った青年がキルティプール身体障害者施設を紹介してくれた。その施設は外国からの支援もあり、70人以上が暮らしていたが、入居から6年後に資金が途絶えて施設は閉鎖された。
その後、いくつかの施設を転々とした後、26歳の時に「自分で支援団体を作ろう」と河川敷にトタン小屋を建て、5人の仲間と一緒に暮らし始めた。ローソク作りと物乞いで食い繋いだ。2015年のネパール大地震の後に、あるネパール人が支援してくれてタラケシュワールの土地を借りることができ、現在の長屋を作った。2020年からルンタプロジェクトの支援を得ることができるようになり、路上での物乞いをする必要がなくなり、フェルト製品の製作と販売に専念できるようになった。
「苦しむ障害者を助けたい」、11年間その一心で活動してきた。今では32人の仲間と暮らせるようになった。入居カップルには「結婚したいのは分かるけど、部屋がないからね」と言ってはいるが、私もラクシュミーに出会って恋をして、今は3人の娘がいる。「障害があっても、幸せになるのは当然でしょ」。
妻 ラクシュミー・カトリさん(32)
ラクシュミーさんは健常者だ。チャンドラさんと同じくジリ出身で、母親は幼いときに亡くなり、父親はコロナに感染して亡くなった。標高の高い森にある小さな村で育ち、学校は非常に遠いため兄妹も学校に行ったことは、一度もない。家事手伝いとして働いていた時、カトマンズの障害者施設での仕事を紹介された。そこでの仕事は、物乞いする障害者の車椅子を押したり、家や店を訪ねては寄付金を集めることだった。そこでチャンドラさんと知り合った。同郷出身で話が弾み、お互いの境遇を慰め合った。16歳の時、チャンドラさんから求婚された。好きだったので障害の有無は関係なかった。結婚から16年が経ち、3人の娘にも恵まれた。タラケシュワール身体障害者施設で健常者はラクシュミーさんだけ。「みんなの生活を支えるのは大変だけど、できる限り働いています」。いつもみんなに優しく接しているそうだ。
版木から作るルンタのオリジナル・タルチョ
タルチョとはチベットの5色の祈祷旗のことで、布に馬の絵とお経が書かれています。僧院や山頂などによく飾られ、 旗の色は天・風・火・水・地を表しています。ルンタでは版木から作成し、オリジナルタルチョを製作しています。日本ではアウトドアやキャンプの飾りとしても人気です。
身体障害者施設で手作りしたフェルトのサコッシュ
タラケシュワール身体障害者施設の入所者が手作りしているフェルト製品。普段は路上販売のためのキーホルダーやぬいぐるみを作っていますが、今回はクラウドの返礼品のために、アースカラーのフェルトで作るサコッシュ(20x15cm)を準備しました。スマホや財布など、ちょっとした物を入れるのに便利なので、「日本人に使ってもらえると嬉しい」と頑張って作っています。
画家でテラコッタ作家の南椌椌(みなみくうくう)さんの作品「椌椌風おとぼけ観音」
画家であり詩人でありテラコッタ作家、そして吉祥寺の有名カレー店「まめ蔵」のオーナーでもある南椌椌さんは、ルンタプロジェクトの副理事として長年、サポートしてくれています。椌椌さんの作品のなかでも有名なラコッタ「おとぼけ観音」をお届けします。ただいま製作中、発送は完成後となります。
ヒマラヤのカシミヤ山羊から紡いだ手織のパシュミナマフラー
ネパールのヒマラヤ山脈に生息するカシミヤ山羊から取られた繊維を使って手紡ぎ・手織りしたパシュミナ100%のマフラー(26cm×170cm)です。原毛をルンタシェルターの女性たちが時間をかけて丁寧に手紡ぎして糸をつくり、熟練の織士が手織りした製品です。ルンタwebショップでは通常価格18,000円で販売、色はインド茜(写真左)または生成り(写真右)からお選びいただけます。
ヒマラヤ伝統の十文字絞りの帯
チベット系女性たちが羊毛を紡いで織った絞り染めで、ヒマラヤの伝統的な帯として今日でも使用されています。ヒマラヤで暮らすチベット系の女性たちは地域ごとに特徴のあるデザインで絞り染めを施し、地域独特な柄を伝承しています。帯(20cm×150cm)はタペストリーやセンタークロスとしてお使いいただけます。すべて手織りの1点もののため、写真とは色や柄が異なることがあります。
ガネーシュさんの仏像
3歳の頃にポリオに罹患し右足が不自由になったガネーシュさん。障害者施設で車椅子生活を送る中で、チベットの仏画や仏像の製作を仕事にしてしました。その腕前はメキメキと上達し、まもなく「仏像製作者認定証」を貰えるレベルに到達しました。今回は返礼品のために、手作りのブッダ像(写真右側)を仕上げてもらいました。
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