Pion(パイオン)
vol. 11 2020-11-10 0
こんにちは、Nomura Studioです。
個展がスタートして、あっという間に1週間が経ちました。
マンハッタンは、新たな政権誕生を祝福する人々のハッピーオーラに包まれています。この明るい空気感が、個展に足を運ぶ人々の追い風になっているように感じます。
お待たせしました!本日は、完成したPion(パイオン)の魅力をお届けしたいと思います。
ギャラリーに一歩足を踏み入れると、真っ黒に塗られた壁面と色彩豊かで有機的な空間のコントラストが鮮やかに浮かび上がり、自然と来場者の足が吸い込まれていくような空間演出がなされています。
パイオンは、ハーフミラーと照明装置を組み合わせて制作された作品です。2人の鑑賞者が中央で向かい合うとき、ミラー上で自己の中に他者が流れ込んでくる特異な経験をすることが出来ます。
野村が考える「次元を上げる」ということを具現化したのが、このパイオンを通じて体験する"体感"です。
(Color change in Pion 22秒)
天井まで届きそうなほど大きなパイオンを一周してみます。位置を変えながら眺めると光の柱の色が次々とシフトしていくのが分かります。
(Superposition in Pion② 15秒)
手が3本に見えますが、実際は野村一人です。物が二重に見える目の病気か何かを疑ってしまいました。不思議です。
一方、手を動かしている本人は、かざした自分の手がどこか別の空間に行ってしまったかのような感覚に襲われます。
(Playing in Pion 25秒)
ギャラリーに来てくれたちびっ子たちも、大はしゃぎです。それを見ている大人たちも、その平和な時間に癒されます。
そして、こちらの動画のポイントは、子供たちの可愛さにプラスして「手がさわれないよー」と、パイオンに反射している自分の手を探す子供たちの動きを通して、パイオンの不思議な現象をより観察できるところです。
プロジェクトのメインページに掲載しているPionの解説動画の絵コンテの中の一枚。「フルカラー人爆誕!」パイオンが完成したことにより、現実世界でも確認できるようになりました。
こちらが、フルカラー人たちです。毎日ギャラリーで遭遇することができます。
一見、顔交換アプリのように、誰でも楽しむことができます。
しかしながら、この現象の背景には、現代物理学、数学を基礎として、多くの科学者との対話を積み重ねることによって完成した美術や科学の枠組みを超えたムーブメント「Dimensionism」=“Dimension(次元)+ism(イズム)”であり、これまで捉えることが出来なかった身体感覚や空間概念の獲得を目指す野村の一大構想です。
このページだけでは、伝えきれない「Dimensionism」について、アーティストウォークスルーのイベントで野村本人が熱を込めて語ります。乞うご期待ください。
クラウドファンディングの終了まであと7日間となりました。こちらのアップデートページのシェアや、野村のSNSに「いいね」してもらえると、とっても嬉しいです。
いつもありがとうございます。
(つづきます♪)