【ノムクラフトメンバーのこと #2マーク/醸造家】
vol. 7 2024-08-14 0
※このコラムでは、Nomcraft各メンバーについて紹介し、彼らがこれからどんなことに挑戦していきたいのか記載しております。
マークは、ドイツの醸造マイスターを卒業し、世界中(ドイツ、イギリス、アメリカ)の醸造所で働いてきました。「いつの日か日本で働きたい」という相談を、イギリスで一緒に働いていた経験があったジュンヤが受け、ぜひノムクラフトに来てほしいと、こちらから逆オファーしました。
写真:イギリスからの友達。同年代でお互いビール好きのいいコンビ。
マークに期待したことは、「ノムクラフトのハウスラガー」を作ることでした。その頃ノムクラフトでは、「定番にラガーを持ちたい」という思いがありましたが、本格的なラガーを醸造した経験がなかったため、マークのメンバー加入はバッチリのタイミングでした。ノムクラフトでの彼の第一バッチ『ヴァイツェン』を味わった瞬間に、彼の高い能力にリスペクトするようになりました。
写真:マークファーストバッチ「NOMCLASSIC WEIZEN」
それから、ジャーマンピルスナーとミュニックヘレス、二つのラガーを同時タイミングで作ってもらい、ノムクラフトメンバー全員一致の意見で、現在のヘレスラガースタイルの「Nomcraft Lager」が定番ビールとして完成しました。
このノムクラフトラガーは、とにかくドリンカブル!そこに、クラッカーのようなモルトプロファイル、フローラルハニーのアロマがある素晴らしいビールです。本当にいつまでもこのビールを飲んでいられるのです。
写真:定番となったNomcraft Lager
また、一方でマークに別の視点で驚かされることがあります。それは、フランキーボールというドイツのドリンキングゲームを誰彼構わず誘うといことです。(←読んでる方にも誘われた方もいるはず)フランキーボールは、大人数で競うシンプルなドリンキングゲームですが、イベントやTTO、コラボ醸造の時などによく遊びます。そうすると、いつの間にか、一般のお客さんや目上の方にも声かけていて、みんな参加しているのです。
写真:みんなでフランキーボールを楽しむ様子
このみんなを巻き込んで楽しむ姿勢は、日本人にできる人は少ないですが、なんだか団結した感じで楽しいですよね〜!またどこかでマークにお会いしましたら、是非とも一緒にフランキーボールを楽しみましょう!
写真:陽気なマーク
Q.簡単な自己紹介をお願いします。
28歳ドイツ出身マークです。ドイツ人の母とアメリカ人の父で、ドイツとノースカロライナ州で育ちました。
好きなことはサッカー、それと友人に料理を振る舞うこと。
好きなビールはモルトフォワードなビール。たとえば、Weizen/Belgian Double/ Wee Heavy など。
写真:アメリカで勤務していた醸造所にて(なんでトング持ってるんだろう?)
Q.クラフトビールを好きになったきっかけを教えてください。
ビールは常にドイツ文化の大きな部分を占めていて、家族団らんでビールを何杯も分かち合ったのをいつも覚えているよ。それからアメリカのアッシュビルに引っ越したことは、クラフトビールの世界へ没入する大きな変化でした。地元の人々の多くは、地元のクラフトビールしか飲まなかったからね。素敵なことだと思ったよ。
Q.クラフトビールにまつわる思い出を教えてください。
僕はなぜかヴァイツェンが大好きです。
その証拠は、0歳の頃の写真にありました。
僕のお父さんもまたヴァイツェンが大好きで、グラスに注がれた泡をスプーンですくって0歳の僕の口に向けていたのです。それを喜んぶ僕の姿を写真で見て、納得しました。
Q.次のステージに突入するNomcraft Brewingでこれから挑戦したいことを教えてください。
僕の最大の挑戦は、常にビールの品質を向上させることに努めること。そして、その過程で新しいスタイルのビールを人々に紹介することです。また、同業者と交流しできるだけ多くのことを学ぶことです。
■最後に、皆さんに一言ください。
次の僕たちのプロジェクトであるタップルームや、各地のイベントで出会ったら乾杯しましょう!