【改修工事の記録③】『天井を高くしなければタンクは入らない』
vol. 6 2024-08-11 0
解体作業が終わり、これからは作り上げる段階です。
まずは排水溝。醸造所では作るビールの3倍量以上の水を使用します。
洗浄が命の醸造。それだけ十分な水量が必要ということです。
写真:排水溝設置の様子
各タンクの洗浄水が目の前の排水溝へと流れるように。
また、缶充填機や樽洗浄機の近くにも排水溝が必要です。
冷蔵庫もたまに洗浄することもあるだろうと、庫内排水を設置します。
写真:コンクリート仮内完了。なんだかすでに醸造所の姿が見えてきました。
続いて天井です。
天井は、断熱がとっても大事です。
今回は、吹付断熱という工法でお願いしました。真夏ですので、この吹付断熱が終わった後の作業はいくらか涼しくなったような気がします。暑すぎて分かりにくいですが。
写真:天井全体に見える黄色のボコボコしたのが吹付断熱です。
また、今回の工事では、天井高を高くする必要がありました。
でないと、導入したいタンクが入らないからです。
今までの天井高が2.7mでした。
新設タンクの高さは3m25cmあります。
解体した後でも、天井高は最大4mくらい。
結構ギリギリなんです。ドライホップは天井スレスレですね(笑)
ブルワーさんたち気をつけてください。
屋根の傾斜もあるので、うまーく天井が高いところに背の高いタンクを設置するように配置計画しました。
写真:梁を残して、天井高を高くできるように天井を貼ります。
写真:天井塗装の色は、2019年に自分たちで塗装した色を参考にしてもらいました。
写真:自分たちで塗装した、これまでの醸造所天井。
高さを最大限に活かせるように、鉄骨構造の梁を残す形に天井板を貼り付けてもらいます。
その後、塗装は今まで使用していた醸造所と同じ色を選んでいただきました。
というのも、以前まで使用していた醸造所の天井と梁の塗装は、僕たちが自分たちで行ったからです。今回は、工期も限られているためプロの手にお任せ。
天井が終われば、床面の仕上げへ。
水が滞らないように傾斜が必要です。無音の中、職人さんのモルタルを撫でる音が響き渡ります。これぞ職人業。綺麗な床面が完成。
写真:傾斜をつけて仕上げてます。
写真:床面の出来栄えを眺めるギャレス
さて、お盆休み最中には、ノムクラフトメンバーが揃って床面塗装を行います!(←少しでもコストを抑えるため!)暑い中ですが、汗水垂らして頑張ります!
次回に続きます。
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