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「NOM FOR ALL」プロジェクト

【改修工事の記録②】『お遊戯室を醸造所へ、排水経路を張り巡らせる』

ノムクラフトチームで醸造所内の全てのモノを搬出し、空っぽにした後は工事業者さんへ受け渡しました。今回の改修工事では、今まで広々事務所スペースとして使用してきたお遊戯室へと醸造所を拡張します。そのために、いらない天井、床を全て解体する必要がありました。

写真：廊下の天井を壊せば、隣の校舎へと走る電気配線の森。

写真：解体工事に加わったふりをするギャレス

写真：お遊戯室の天井を壊せば、鉄骨構造の梁が出てきました。

写真：子供たちが遊び回ったであろうお遊戯室の床解体。ここは新たな冷蔵庫を設置するためのスペースとします。

工事の過程を毎日見ていましたが、最も大変そうなのが既存コンクリートの削り作業でした。ノムクラフトが創業以来ずっと使用していた排水溝は、ノムクラフトが始まるずーっと前から給食室としても使用してきた溝でした。

そのため、床面はガタガタ。洗浄で使う洗浄液でさらに腐食され、凸凹の表面には水が溜まることが多く、製造業の大敵であるカビ菌の原因となっていました。

写真：給食室の頃からずっと使用してきた排水溝。（ピンクで囲ったところ）

写真：大変そうなコンクリート削り工事の様子。

写真：醸造所に張り巡らせる排水経路を削ってもらいました。

写真：瓦礫を撤去してもらったら醸造スペースがイメージできますね。

新たな醸造スペースには、新設の排水溝を準備し、できるだけ醸造所全範囲に排水経路を設けます。より衛生的で清掃管理のしやすい醸造所にすることは、より長く高品質なビールを製造するためにとっても大切なことです。

これまで解体工事が続きまいたが、これから醸造所を作り上げる作業に移ります。
ジョージアのCMで、「世界は誰かの仕事でできている」という有名なフレーズがありますよね。
とんでもない高いビルや大きな橋を見かけると、いつもこの言葉を思い出します。

それらと比べると、とても小さな工事ですが、僕たち醸造所を少しずつ完成に近づいているのを実感します。

工事の様子は次回に続きます。