棟上げ式、完了!
vol. 11 2015-03-06 0
3月5日、ホーリーの祭りの初日。作業工程が若干遅れを伴っていることもあり、大工チームが午前中は作業をする、とある儀式もする、ということで、私たちも川へ魚を獲りに行く計画を急きょ変更し、チクファームへ。相変わらず土山を鍬でかごに入れ、頭に乗せ、もしくは、ねこぐるまにのせて運んでいく。
1時間ほど作業をし、大工チームに呼び止められた。「棟上げの儀式をするのに、夫婦が必要なんだ。臼井さん夫妻に来てもらえないかな」とのこと。儀式のことは聞いていたけれど、そんなに面白そうなものだとは!
家を建てるのと同時進行で、臼井健二さんが主導しアースオーブン制作が進んでいる。安曇野・シャロムヒュッテ、シャンティクティにもあるアースオーブンは、名の通り、土から出来ている。パンやピザをやける。加えて、バイオジオフィルター、ルーフトップガーデン、コンポストトイレなど、パーマカルチャーデザイナーとしての臼井さんの知恵と技術がノコ・プロジェクトの中で大輪の花を開きつつある。
その作業の手を休め、棟上げ式に来てもらう。まず、二人が並んで敷地内にある井戸から水を汲み、プラスティックドラムと木の枝のリズムで踊りながらマーチ。大工棟梁で、バガット(ワルリ族のシャーマン)でもあるピタージーのもと、儀式が執り行われた。梁の中心になる木材に臼井ご夫妻が汲んできた水をかけ、土を塗る。線香が煙る中、ピタージーがココナッツを真っ二つに割り、ココナツジュースを振りかけた。家完成時に割る別のココナツを括り付け、梁を柱に組み、棟上げ完了!
ホーリーというお祭りの初日、スコンと抜けるような青空の元、儀式を執り行えたことを嬉しく思います。さぁ、形が見えてきたかな?
text and photo by okazu