\越境日記③(リターン編)/
vol. 10 2025-03-05 0
こんにちは、中の人の浅田です。
ちょっと、自分でもこの日記の定義がわからなくなりつつあるのですが、このプロジェクトに関わることだったら全てOKだろうということで進行します。
というわけで、リターン編です。
人生で初めてクラウドファンディングをするにあたって、まず第一に考えたのは「最小リターンから2作品を閲覧できるようにする」でした。
色々なクラウドファンディングがあり、それはその企画者の考えがあってその判断に間違いなどはあるはずはありません。ただ、私は20代〜30代頭の本当にお金がない時(金銭面の暗黒期)色々な助けで演劇や映画が見れており、採算面を度外視してもそのように企画してくれた団体などに本当に感謝しています。
そんな金銭面の暗黒期だった頃の自分が、もしこのクラウドファンディングを見つけて興味を持っても「作品を見れないなら」やめよう、「映画館で上映するとしても、新たにチケットを取る手間とかも大変」と絶対考えるな‥‥と考え、今回「3,000円で2作品、限定1週間閲覧可能」という最小リターンをまず考えました。(一般的な映画館の大学生鑑賞料金:1作品1,500円を参考にしました)
この作品は映画館での上映は現状考えていません。というのも、私自身が映画の「配給」に完全なる素人であり、そこに踏み出すにもまたリスクが発生すること。もちろんこの企画の趣旨的に、そのリスクを考えてでも作品を広げていくべきではありますが、まずこの作品を支援してくださった方々に作品をきちんと届けることが第一だと考えています。
というわけで、
こうなりました。コレクター限定Updateは、恐らくこんな感じで企画が始動し始めたら撮影前か、撮影中の話を徒然と書くものになると思います。
3,000円以降のリターンは、このプロジェクトの補助的なものとして「あったら素敵!」だろうと思うものを出しました。一部抜粋してお送りします。
全てのリターン概要は下記プロジェクトページをご覧くださいませ。
https://motion-gallery.net/projects/nishiyama_project#c10
鑑賞の補助となるサブテクスト(PDFデータ・冊子)
:8,000円〜リターンから
この企画の発端となったActing in Cinemaのレジュメです。
(実際に浅田が講義で使ったレジュメ、メモ付きで失礼します)
3ページくらいかな?と思ってたら普通に8ページありました。
2024年の講義では「イタリア式本読み」についての解説と「セリフ音声について」の解説の2つが配られたのですが、この2つのレジュメを編纂してお配りします。
『ジャン・ルノワールの演技指導』/ 西山洋市解説の書き起こし
:10,000円〜リターンから
このプロジェクトのテキストを考えているときに、西山監督の講義を見返していたのですが、「これ必要じゃん!!」と気づきリターンに加えました。
『ジャン・ルノワールの演技指導』をご覧になった方は恐らく分かるかと思うのですが、こちらはルノワールと俳優の本読みの様子が記録されているのですが、本当に「記録」なんです。何か解説的なものはなく本当に「記録」。
講義では、西山監督が実際に動画を見ながら逐一ストップさせながら一つ一つの演出について解説していました。著作権の関係上、それを動画に起こすのは難しいのですが、解説を書き起こしに起こして皆さんにお渡しします。
関係者試写会ご招待(終了後トークあり)
:10,000円〜リターンから
これはね、必要ですよね、絶対ね。支援していただいた方に(私が)お会いしたいし。ということで。
終了後トークについて、恐らく対談形式となります。どなたと対談するかはまだ確定ではないのですが、西山監督に「出てほしい」と伝えたところ「いいよ」と言質はいただいたので、西山監督はいらっしゃるはずです(予定)。質疑応答の時間なども設けると思うので、西山監督にお会いしたい方はこのリターンをぜひ!
「劇映画の音響としてのセリフ表現~劇映画のセリフの〈響き〉にはどのような意味があり、どこから来て、どこへ向かっているのか」全14回分講義ノート
:50,000円〜リターンから
西山監督に「なんかリターンで渡せるものをください」とねだった結果、こちらをいただきました。
(以下、タイトルのみですが失礼します)
とても!!!面白いです!!!例えば第1回「アニメで考える映画の日常/非日常と音声」ですが、スタジオジブリの作品が引用されて音声の話に展開されます。西山さんからいただいた時、スタジオジブリだ!?と慄きました。本当におすすめリターン。
作品パンフレット(冊子)
:100,000円リターン
冒頭で暗黒期の話をしながら高額リターンで申し訳ないのですが。。編纂の時間と、紙の高騰などでこの金額になってしまいました。それに見合ったパンフレットになるように頑張ります。
これまでのリターンはイタリア式本読みや音声について特化したものですが、このパンフレットは『機械+新ハムレット』(仮)と『西山洋市の演技論』(仮)を中心に展開する予定です。
と、今回はリターンについてお送りいたしました。(今回は一部抜粋してお送りしたので、全てのリターンはこちらをご確認くださいませ)
引き続き、どうぞよろしくお願いします!