\応援コメントいただきました③/角井誠さん(映画研究者)
vol. 7 2025-02-16 0
映画研究・批評を行い、ルノワールを中心に映画における俳優演出について研究している、角井誠さんに応援コメントをいただきました!
「テクスト、情動、動物性 ージャン・ルノワールとルイ・ジュヴェの演技論をめぐって」(『表象』第7号)、「「演者のからだに固有のニュアンス」を聞くー濱口竜介と「本読み」の方法」などの論文も執筆しておられます。
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紋切型に頼らず、演技の可能性を探究すること。ルノワールの「イタリア式本読み」とは、未知の演技と出会うための冒険にほかならない。そのとき、映画は冒険の記録となり、映画のあり方自体も問い直される。だから「イタリア式本読み」とは、未知の映画と出会うための冒険でもあるのだ。
冒険の成果だけでなく、その過程までも記録しようというのだから、なんと大胆な企画だろう。しかし心配はいらない。冒険を率いるのは、20年近く「イタリア式本読み」の可能性を追求していた西山洋市監督なのだから。この冒険に賭けない手はない。
角井誠(映画研究者)
角井さん、素敵なコメントを誠にありがとうございました!
プロジェクトページはこちらになります。
https://motion-gallery.net/projects/nishiyama_project
どうか、引き続きのご支援・拡散をどうぞよろしくお願いいたします。
角井誠 Sumii Makoto
早稲田大学文学学術院教授。映画研究・批評。ルノワールを中心に映画における俳優演出について研究。
主な論文に「テクスト、情動、動物性 ージャン・ルノワールとルイ・ジュヴェの演技論をめぐって」(『表象』第7号)、「「演者のからだに固有のニュアンス」を聞くー濱口竜介と「本読み」の方法」(『ユリイカ』2018年9月号)、「人間の探究と発見ーゴダールと俳優演出をめぐる覚書」(『ユリイカ』2023年1月号)など。訳書に『彼自身によるロベール・ブレッソン—インタビュー1943-1983』(法政大学出版局)。