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映画『願いと揺らぎ』をクラウドファンディングで実現!
2005年から続く東北の一被災漁村の映像記録を通し、震災から6年が経った被災地の“願いと揺らぎ”を振り返る本作。災害を経ても途絶えずに続く人の営みと地域のつながりを全国に届けるため、みなさまのご協力をお願いいたします!!
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1985年宮城県白石市出身の映画作家です。2005年3月に大学の民俗調査で宮城県南三陸町の漁村「波伝谷(はでんや)」を訪れたのをきっかけに、卒業後の2008年3月からドキュメンタリー映画を製作して参りました。 3.11までの3年間の日常を描いた『波伝谷に生きる人びと』がぴあフィルムフェスティバルのPFFアワード2014にて日本映画ペンクラブ賞を受賞。その後全国劇場公開。そして震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』が山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティションに入選し、ただいま劇場公開の準備真っ盛りです。 その他に長編3本も製作中です。是非今後の活動にご注目ください。
2005年から続く東北の一被災漁村の映像記録を通し、震災から6年が経った被災地の“願いと揺らぎ”を振り返る本作。災害を経ても途絶えずに続く人の営みと地域のつながりを全国に届けるため、みなさまのご協力をお願いいたします!!
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本作の監督である私・我妻和樹は、2005年3月に大学の民俗調査で宮城県南三陸町の小さな漁村「波伝谷(はでんや)」を訪れたのをきっかけに、2008年3月よりドキュメンタリー映画を製作して参りました。
震災前に約80軒あった波伝谷は、2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で1軒だけを残し集落が壊滅。この震災当日までの3年間の日常を追った『波伝谷に生きる人びと』は、今「被災地」と呼ばれる場所にかつてどのような人の営みがあったのかを丁寧に記録した世界で唯一の作品として、全国のたくさんの方に観ていただくことができました。
本作『願いと揺らぎ』は、この『波伝谷に生きる人びと』の続編に当たります。主に震災から1年後の人びとの混乱と葛藤を追いながら、復興への願いと、それぞれの立場と想いのすれ違いからくる心の揺らぎを、地域の伝統行事である「お獅子さま」復活の過程をめぐって描き出しています。そこでは震災前の貴重な映像を折り込みながら、かつての暮らしを取り戻そうと苦悩する被災当事者の姿が克明に映し出されています。そして長年に亘る記録活動が高く評価され、アジア最大のドキュメンタリー映画の祭典として知られる第15回山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティションに入選することとなりました(世界112ヵ国・1,146本の応募作品の中の15本)。
震災の壊滅的な被害によってコミュニティが分断され、人間関係に亀裂が生じながらも、何故人びとは土地から離れず、全て受け止めて互いに生きて行こうとするのでしょうか。映画のラストでは、先行きの見えない仮設住宅での暮らしからようやく高台へと集団移転し、改めて震災6年という時間とこれまでの復興の歩みを振り返りますが、そこに描かれる人と人との「共生」のあり方は、おそらくどの地域にも当てはまる普遍的なものであると思います。
災害を経ても続く人の営みと地域のつながりを全国の一人でも多くの方に伝えるため、是非ともみなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。
2017年12月6日(水) ピーストゥリー・プロダクツ代表・監督 我妻和樹
山形国際ドキュメンタリー映画祭での上映の様子(2017年10月9日)
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海が揺れた、土地が揺れた、そして心も―。
前に進むために後ろを振り返り、また前を向くもうまくは歩けず。
あのとき自分たちが選んだ道は正しかったのか。
被災地の人びとが生きた証の、ほんの一部の記録。
震災後の波伝谷に忽然と現れた観音像
震災後、被災地の各地で地域の伝統行事が復活し、それらの多くは復興を加速させる吉報として取り上げられた。しかしその過程にあった地域の人びとの混乱や葛藤を具体的に知る機会は非常に少ない。
本作は、宮城県三陸町の小さな漁村「波伝谷(はでんや)」に生きる人びとにとって最も大切な行事である「お獅子さま」復活の過程を、さまざまな立場の人に密着しながら追いかけたドキュメンタリー映画である。津波によって集落が壊滅し、コミュニティが分断されてしまった波伝谷では、ある若者の一声からお獅子さま復活の機運が高まる。それは唯一自分たちの本来の姿を象徴する存在として、先行きの見えない生活の中で人びとの心を結びつける大きな希望となるはずだった。
しかし波伝谷を離れて暮らしている人、家族を津波で失った人、さまざまな立場の人がお獅子さま復活に想いを寄せる一方で、集落の高台移転、漁業の共同化など、多くの課題に直面して足並みは一向に揃わない。震災によって生じたひずみは大きく、動けば動くほど想いはすれ違い、何が正解なのかも分からぬまま、摩擦や衝突を重ねお獅子さまは復活する。それからさらに時は流れ、仮設住宅から高台へと居を構え、波伝谷で生きることを決意した若者は、改めて当時の地域の混乱と葛藤を振り返ることになる。
学生時代に民俗調査で波伝谷を訪れ、2005年からお獅子さまを撮り続けてきた監督が、ともに迷い、もがきながら、それでも復興に向けて歩み続けた人びとの「願いと揺らぎ」を鮮烈に映し出した作品。
製作・配給:ピーストゥリー・プロダクツ
監督・撮影・編集:我妻和樹 プロデューサー:佐藤裕美
宣伝:佐々木瑠郁
2017/日本/HD/カラー・モノクロ/16:9/147分
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『願いと揺らぎ』は2018年2月24日(土)よりポレポレ東中野での公開が予定されております。以降、順次全国公開予定です。
※今回の『願いと揺らぎ』の劇場用チラシ
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作品が広くたくさんの方に触れられる機会として、劇場公開は大きな役割を果たします。そしてそれは映画館との共同作業であり、一人でも多くの方に足を運んでいただけるよう、あらゆる手を尽くして宣伝に力を入れなければなりません。またお客様に満足していただけるよう、映画のパンフレットもしっかり準備したいと考えております。そのためには多額の資金が必要になります。
しかしながら、私自身3つの長編映画の製作が進行中で元々生活が苦しい上、『願いと揺らぎ』が完成してから地元・宮城で3回上映会を開いたため、すでに資金が底をついてしまったような状態です。しかしより広く、たくさんの方に映画を届けたい一心で、今回資金が限られている中劇場公開に踏み切ることにしました。そして前作『波伝谷に生きる人びと』は自分で配給・宣伝を担当しておりましたが、自分一人で動くことにさまざまな限界を感じていたため、今回はじめて宣伝の専門家にご協力をいただき、より宣伝に力を入れることにしました。
雑誌・新聞・フリーペーパー・Web媒体などマスコミへの宣伝は専門家にお願いし、僕は都内の企業や各種団体への宣伝に注力したいと考えております。ですのでみなさまには今回新たに加わったマスコミ宣伝費(試写会案内状発送費+試写会開催費+宣伝協力費)」についてご協力いただきたいと考えております。詳細は⑨東京公開までにかかる経費と資金の使い道をご参照ください。
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我妻和樹(あがつま・かずき)
1985年宮城県白石市出身。2004年に東北学院大学文学部史学科に入学。翌2005年3月より、東北歴史博物館と東北学院大学民俗学研究室の共同による宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷での民俗調査に参加。2008年3月の報告書の完成とともに大学を卒業し、その後個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始する。
2011年3月11日の東日本大震災時には自身も現地で被災。その後震災までの3年間に撮影した240時間の映像を『波伝谷に生きる人びと』(2014年/135分)としてまとめ、2014年夏に宮城県沿岸部縦断上映会を開催。その後自主映画監督の登竜門として知られるぴあフィルムフェスティバルのPFFアワード2014にて日本映画ペンクラブ賞を受賞。モーションギャラリーでのクラウドファンディングを経て、2015年8月以降全国の映画館にて公開。
『波伝谷に生きる人びと』の震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』は2017年の1月に波伝谷で試写会を行った後、3月9日に東京で初上映(主催:防災ボランティア灯りの会)。県内で上映活動を展開後、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017のインターナショナル・コンペティションで上映される。
現在は長編ドキュメンタリー映画の製作を3本抱える傍ら、みやぎシネマクラドル、吉岡宿にしぴりかの映画祭など地元の映像文化発展のための取り組みも行っている。
※前作『波伝谷に生きる人びと』の劇場公開時のチラシ
※被災前と被災直後の波伝谷の風景。前作『波伝谷に生きる人びと』では震災までの3年間の日常が描かれている。
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“「絆」とは何かをめぐる震災6年後の決定的な成果”
我妻和樹監督『願いと揺らぎ』は、震災時にそこに居合わせてしまった若い作り手自身の想いを率直に吐露する側面を持ちつつも、それが丹念な民俗学的観察のまなざしと溶け合うことで稀有な傑作となった。本作を通して私たちは、「絆」と呼ばれたものが具体的に何だったのかを教えられるだろう。震災から6年後の決定的な成果ではないだろうか。―三浦哲哉(映画研究者)
“本物のドキュメンタリスト”
私がこの映画に最も引き込まれたのは、監督の「撮影する対象」との向き合い方である。震災が起きた後に、「世間に認められる震災ドキュメンタリー映画を撮ってやろう」という野心に燃えて現場へ入り、言葉巧みに「誠実さ」や「情熱」を装って被災者に接近し、にわか作りの「人間関係」をこしらえ、相手の都合や迷惑に気を配ることもせず強引にカメラを回し、何か撮った気になっている「ドキュメンタリー映画監督」とは全く対極にある、“本物のドキュメンタリスト”の姿だった。―土井敏邦(映画監督)
“重量級の存在感”
前作の下地があってこそだと思うが、被写体との距離を縮めたからこそ撮れたリアルなシーンが随所にあってとても見応えがあった。人も社会も多面的で矛盾をはらみつつ繋がっている。震災からの復興の過程にそうした社会の本質を重ねたところに本作の奥行きを感じる。キャメラが捉えた生々しささえ感じられるシーンは、揺らぎより共感を優先するテレビでは容易く描けない。震災をテーマにした数多くの作品群にあって、重量級の存在感を放つ作品である。―小原啓(テレビディレクター)
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震災が生んだひずみを乗り越え、土地とともに生きていく。
2005年から続く12年の記録が実を結んだ震災映画の大いなる到達点。
波伝谷の春祈祷(2017年3月)
本作の監督である我妻和樹がはじめて波伝谷を訪れたのは2005年3月のことであった。当時東北学院大学文学部史学科の1年生だった我妻は、同大学の民俗学研究室と東北歴史博物館の共同による波伝谷での民俗調査に学生の一人として参加し、地域の悪魔祓いの行事である「春祈祷」※01(通称お獅子さま)を見て大きな衝撃を受ける。その後プロジェクトの主要メンバーの一人として関わり続け、3年におよぶ調査成果報告書「波伝谷の民俗」※02刊行の際には執筆も担当した。
学生時代に波伝谷に3年間入り続け、一つの地域社会の歩みとそこでの人の営みを丹念に見続けてきた我妻は、2008年3月の報告書刊行と同時に大学を卒業し、以降個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始する。時代の変化という波に晒されながらも、土地に根差し、地域と深く関わり合いながら生きている波伝谷の人びとの生き方を深く見つめて行くことによって、人と人との「共生」の在り方について、一つの普遍に辿り着けるのではないかと考えたからであった。
こうして土地の生業(農林漁業)から地域の年中行事に至るまで、波伝谷に生きる人びとのありとあらゆる日常を映像で記録し、3年間撮影を続けた果てに、東日本大震災が発生する。約80軒あった波伝谷は、津波によってたった1軒だけを残して集落が壊滅し、16名の住民が亡くなった。我妻も現地で被災し、3月14日の朝に「またすぐ戻ってきます」と約束して波伝谷を出てくるが、白石市の自宅に戻ってからは心境が一転し、波伝谷に戻ることが出来なくなってしまう。自分は何者として波伝谷の人たちと向き合えばいいのか、人として向き合う勇気も映像作家として撮影する覚悟も無く、その関係性を見失ってしまったからであった。
それでも我妻は、何度も中断を繰り返しながら震災後の波伝谷を記録し続ける。この未曾有の災害を受けて、震災前から見続けてきた一つの地域が震災を経てどのように変わって行くのか、その中で被災当事者たちはどのように心の復興を実現していくのか、その歩みに寄り添おうとしたからである。そして「土地とともに生きる」「地域とともに生きる」ということが一体どういうことなのか、自分が追い続けてきた「共生」というテーマについて、自分にしか見つけることのできない答えを追い求めようとしたからである。
本作は、波伝谷という土地に青春を捧げた一人の若きドキュメンタリー作家の心の変遷を追いながら、東北の一被災地域の過去・現在・未来を横断する震災映画の集大成的作品である。
※01 波伝谷の春祈祷
南三陸町の無形民俗文化財に指定されている行事で、3月の第2日曜日に波伝谷の若者の扮する獅子が波伝谷内の全戸を回って厄を払う。波伝谷の全戸・全世代が関わる行事で、地域の人びとからは「お獅子さま」の愛称で親しまれている。震災の年に中断したが、2012年4月15日に復活してからも毎年行われている。元々は旧暦の2月15日に行われていた。
※02 「波伝谷の民俗-宮城県南三陸沿岸の村落における暮らしの諸相-」
(東北学院大学政岡ゼミナール・東北歴史博物館編集/2008年)
文化庁が推進する芸術拠点形成事業(ミュージアムタウン構想の推進)の一環として行われた波伝谷での民俗調査の報告書。2005年3月から2008年3月にかけて99日間の調査が行われ、述べ70人の学生が関わった。200ページに上る膨大な調査データは、震災後、沿岸部の暮らしを知る手がかりとして多方面から注目を浴びた。
高台移転後の波伝谷(2017年1月)
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ピーストゥリー・プロダクツでは、波伝谷で映画製作をする傍ら、地域の人びとや文化的団体と連携して宮城県内で上映活動を展開してきました。その象徴的なものが2014年夏に行った『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会と2017年夏に行った「波伝谷サーガ ある営みの記録」です。
■宮城県沿岸部縦断上映会
この上映会は、「震災から3年を機に、沿岸部全体でかつての人の生き方、故郷のあり方を見つめ直し、被災地の『未来』について考えたい」という主旨のもと、山元町・亘理町・名取市・仙台市・塩竈市・東松島市・石巻市・女川町・登米市・南三陸町・気仙沼市の11市町を会場に行いました。前後には監督の地元白石市のみやぎ・しろいしフィルムコミッション主催による壮行記念特別上映会、母校東北学院大学の民俗学研究室主催による上映会&講演会が行われるなど、多くの地元の方のご協力を得て、延べ2か月に亘る上映会を無事終了することができました。
■「波伝谷サーガ ある営みの記録」
この上映会では、「東北の一被災漁村の12年に亘る映像記録を通し、震災を経てもなお『土地とともに生きる』『地域とともに生きる』ということが一体どういうことなのかを考えたい」という主旨の元、一日に下記の3プログラムを行いました。
①『波伝谷に生きる人びと』(2014年/135分)上映+監督舞台挨拶
②『春祈祷~南三陸町波伝谷の行事~』(2007年/53分)+監督の12年間振り返りトーク
③『願いと揺らぎ』(2017年/146分)上映+監督と波伝谷の方々とのゲストトーク
「被災地の願いと揺らぎを考える」
震災前後の12年間に我妻が波伝谷で作った3作品を上映し、上映後には波伝谷から映画出演者の方々を4組お招きし、これまでの活動の集大成ともいえる充実した上映会となりました。
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以下、東京のポレポレ東中野で劇場公開のスタートを切るまでにかかる経費の見積もりです。
①デザイン・印刷費 600,000円
(作品PR資料、チラシ、ポスター、パンフレット、チケット、試写会案内状など)
②発送費 100,000円
(サンプルDVD、印刷物、特典など)
③事務用品・消耗品費 80,000円
(DVD、用紙、封筒、インク、大看板製作費など)
④スタッフ交通費 100,000円
(電車、地下鉄、新幹線、高速バス、タクシーなど)
⑤宿泊費 50,000円
(ホテル代など)
⑥謝礼 120,000円
(作品解説・コメント・ゲストトークなど)
⑦マスコミ宣伝費 600,000円
(試写会案内状発送費+試写会開催費+宣伝協力費)
計1650,000円 ※すべて概算
このうち、みなさまに応援いただきたいのは⑦マスコミ宣伝費の60万円分です。これにモーションギャラリーの手数料10%・消費税・振り込み手数料を足して目標金額を68万円とさせていただきます。
上記経費の見積もりはすべて東京公開準備のためのものとなります。東京で一人でも多くのお客さまに『願いと揺らぎ』を観ていただき、その後の全国(地方)公開へとつなげたいと思っております。マスコミ宣伝費はそのための経費として欠かせないもので、皆さまからのあたたかいご支援をもとに、たくさんの方々に劇場に足を運んでいただけるよう宣伝に力を入れてまいりたいと考えております。私、我妻も東京公開までの日々を作品のPR活動に取り組むべく、11月末に宮城から東京に引っ越してまいりました。慣れない土地で不安もありますが、皆さまの応援に背中を押していただきながら、公開まで一歩ずつ前に進もうと思っております。
なお、もし目標金額を超えて資金が集まった場合には、マスコミ宣伝費以外の経費に充当させていただくほか、余力があれば整音(映画の音を整える作業)、カラーグレーディング(映像の色合いを補正する作業)など作品の精度を高めるための費用に充当させていただきます。
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来年2月下旬から予定のポレポレ東中野での公開に向けてチラシも作ったので、劇場公開は必ず行いますし、特典も必ず実施します。成功することを信じて走り抜けたいと思います。
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実を言いますと、本作が完成して間もない頃は、劇場公開をすべきかどうか悩んでいました。劇場公開は精神的、肉体的、経済的に相当な労力を必要とし、特に経済的に余裕のない現状におかれている自分にとっては、本作を広める上でどれだけの力を注げるか自信がなかったからです。
しかし3月の初上映でたくさんの方に本作を観ていただき、胸が熱くなるようなアンケートの感想を読んで、もっと多くの方々にこの映画を届けたいと思いました。そして身近な多くの映画関係者の方々からも「この映画はちゃんと広めよう」と応援の言葉をいただいて、大変な中でも劇場公開に踏み切る決心がつきました。そう思えたのも、一緒に映画を広めてくれることになったプロデューサーとの出会いが大きかったです。
クラウドファンディングは、前作『波伝谷に生きる人びと』に引き続き2回目となります。何度も皆さまにご支援をお願いするのは心苦しく、悩むところもあったのですが、『願いと揺らぎ』をしっかりと全国に広めるため、前作同様みなさまにご協力をお願いする決心をしました。次に製作を控えている長編3本を含め、さらに力のある作品を生み出してまいりますので、今後の期待も込めて応援いただけますと幸いです。
最後に、数百本ある震災映画の中で、震災前から12年という時間をかけて土地の人びとの生き様を追った映画はほかにありません。そして「海外の人には難しいかもしれない」という自分の思い込みに反して、山形国際ドキュメンタリー映画祭ではたくさんの海外の方から「心に響いた」との感想をいただくことができました。3月にはドイツでの上映が決まっており、ほかにも数件海外からの上映の問い合わせも来ています。その価値は時間が経つごとに、もっともっと輝きを増し、後世に必要な記録になっていくことと思います。
この映画を必要としている人のところにしっかり届けられるよう、どうかみなさまのご協力をお願いいたします。
2017年3月9日 東北支援チャリティ上映会(主催:防災ボランティア灯りの会)での初上映の様子(豊島区)
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映画『願いと揺らぎ』は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです
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3000 円
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