そして別れの時が…小万亀役秋山勇次さんクランクアップ!
vol. 72 2014-06-18 0
宮崎ロケから帰郷し、撮影スケジュールも残す所あと4日。
撮影という名の航海も、停泊地が見えてきたような気がします。
今日は小万亀役秋山勇次さんの撮了日。
カラオケ屋さんをお借りしてのロケからスタートです。
個室で仕切られているカラオケ屋さん。
撮影をするには最適な場所なんではないかと思われるかもしれませんが、意外とハードルが高いんです。
何よりも問題は音楽。
音楽は権利が厳重に守られていて、商業作品では無断で音楽を使用することは出来ません。
扉を閉め切っても漏れ聞こえてくる皆様の絶唱は、なんとしても断ち切らねばなりません。
最適な撮影環境を探して、今回もまた人のつながりに助けられました。
撮影場所のカラオケボックスが決定したのは、なんと前日の夜8時。そこまで粘るのもどうかと思いますが、結果的に粘ってよかった!
午前中のお客さんの少ない時間を、特別にワンフロア貸していただけることになりました!
音の心配のない、サイコーのロケーションとなりました。
こんなところにも映画の神はいるのです。感謝感謝!
撮影は小万亀と三語郎のお稽古のシーンから。
噺家さんが稽古場所にカラオケボックスを使用することはよくあるのだそうです。
ネタ帳にネタを書き写してネタを覚える三語郎さん。
この二人の掛け合いが実に面白い!映画の完成を楽しみにしていてください!
待ち時間に茶を嗜む小万亀。
小指立ってますw
たばこを嗜む小万亀。
ハードボイルドな一枚w
ホントは笑顔が光る好青年です♫
狭い撮影空間でアングルを相談する演出部一同。
この光景を見ることができるのもあと4日…
場所を移して、午後の撮影は楽屋のシーン。
この撮影から三語郎の兄弟弟子、清蔵役の吉田智則さんが登場です!
実際の劇団でも三語郎役友部さんの先輩です。
テレビなどでも引っ張りだこの渋い俳優さんです!どうです!渋いでしょうっ!
我が演出陣も憧れの目線ですw
女優陣も合流。今日はメイクのお手伝いに寺田秀美さんも参加!
女子力高い現場だぜw
しかし終盤のこの時期になってようやく実現した顔合わせが…
それは真海と砂織、三語郎の浮気相手と彼女が初の顔合わせ。
稽古では顔を合わしてましたけど、撮影現場では初めて。
どことなく緊張感漂うのは気のせいでしょうか?w
緊張感漂うといえばこの二人も砂織を巡っての恋の鞘当て中…
…な筈なんですが、今ひとつコミカルになってしまうのは男子だからでしょうか?w
まあこのお二方も先輩と後輩、緊張感は皆無な様子ですw
何書いてるんでしょうねえw
その実態は後日わかりますw
小万亀さん、こと秋山勇次さんは、まだ若いのですが、子ども劇団の頃から役者を経験され、
今は映像の制作会社にも関わり、我々スタッフにもたくさん助言をしてくれました。
その鋭い指摘にどぎまぎすることもしばしば。
しかし、良い映像をつくろうとするときに遠慮なんかしていてはいけませんよね!
思ったことは正直にぶつけてもらって、我々はつくろうとする絵作りに、しっかりとした説明を持つ。
そのことが本当に大切なことなのだと教えてくれました。
三語郎さんとは本当の兄弟弟子のような関係となってくれました。
ね?なんかにてませんか、この二人w
それが何よりも嬉しいです!
小万亀こと、秋山勇次さんクランクアップ!!
寂しい!
いずれ来る瞬間とは覚悟しつつも…
残りあと4日。
撮影は、映画「ねぼけ」の中でも、真髄を語るべきシーンを残すのみとなりました。