神話の海に、神が舞い降りた/宮崎ロケ4日目後半戦
vol. 68 2014-06-08 0
宮崎ロケ、最大の山場を乗り越えた我々は、ひとときの休息の後(いわゆる昼寝ですけど)、再び神話の海へと向かったのだった。
海ロケはまだまだ続く。
いよいよ宮崎県新富町が誇る、新田神楽を長年にわたって支え続け、伝承しようと後継者づくりに今も心血を注いでいる緒方利幸さんを迎えての、壱岐監督が絶対に描きたいといった、まさに映画「ねぼけ」のファーストイメージショットの撮影に挑むのである。
緒方さんの偉業や、スバラシイ人格については、自分よりもこちらの記事の方に詳しいのでぜひ拝読していただきたい。
http://www.the-miyanichi.co.jp/tokushu/category_114/item_629.html
人格者であります。しかし、そんなことは露ほども鼻にかけない素晴らしいお方。
男に生まれたならばこうありたい。
ほんとに素晴らしい人に出会えたとただひたすら感動なのです。
本日午後からの主役は、真海の少女時代を演じるランちゃんが満を持して登場!
スタッフ一同のアイドルです。
そしてその叔父役の代田さんとも顔合わせ。
アイドル役であることに「苦しうない」と余裕のランちゃんに微笑む代田さん。
まだこの時は良かった…
緒方さんも登場。
二人のツーショット!緒方さんの舞衣装が凛々しいぜ。
で、同じ浜に何故か謎のレゲエシンガー、DJムコウが応援に駆けつける。
「俺もいろいろやったけど、結局最後はレゲエっしょ」DJムコウは語る。
ではなくw
今日の舞で使用する面のかつらでした。
こっち見んなw
舞をサポートしてくださる、太鼓と笛を担当してくださる地元新富町の方々も、映画のためならばと、職をほっぽり出して駆けつけてくれました。ありがたい!
(ちゃんと休憩時間だったそうですよw)
硬派なおにーちゃんですけど、めちゃくちゃ優しいシャイなあんちくしょうでした。
今日から「紙コップ画伯」島田助監督も、購入したてのクロックスで砂浜仕様。
まさか毎日浜辺だとは思わなかったもんなーw
撮影隊がゆく!絵になる!
このシーンは三語郎さんはおやすみ。
すっかり地元民と化していますw
お神楽の準備。
風が強いので、紙垂(しで)が折れないよう、肥後守(折りたたみナイフのことだよ)一本でその場で竹串をこさえて作ってしまう。
とにかくカッコイイ。男だぜ。
監督の演技指導に耳を傾けるランちゃん。
鼓と笛の準備もバッチリ!撮影が始まりました。
なんという厳粛な光景。。。一同、息を呑んで見つめてしまいました。
撮影の合間のオフショット。
ランちゃん、このままどっかのCMに使われるんでないかい!?
いやいや、フォトジェニックでいったらうちの主役も負けてないぜ!
マグロっ!w
ツーショットフォトジェニック賞はこちら。
ランちゃんのお母様もお美しいですなあ。。。
ツーショットフォトジェニック対抗馬はこちら。
個人的にはこちらを推したい。
この味わい、素人には出せませんw
とそんなことをしている間にも撮影は進む。
皆様の御協力の甲斐あって、素晴らしい映像を撮ることが出来ました。
本当にありがとうございました!
一シーン撮り終わってちょっと休憩。
ランちゃんのお母様差し入れの宮崎名物チーズ饅頭。
濃厚なチーズの風味が旨し!
スイカの差し入れ!
まずいはずがない!
イケメンカメラマン白川さんも大はしゃぎですわw
さてさて、録音の黄さんからマイクを仕込まれ、いよいよ代田さんの出番です。
まずは陸地でリハーサル。
ちょっと緊張感あふれるシーン。
撮影場所の浜辺に向かいます。
ところがこの後、ランちゃんが泣いてしまいました。
きっと本来は人見知りがちなランちゃん。
初顔合わせの代田さんとの絡みがいきなりシリアスなシーンだったので、感極まってしまったのでしょう。
しっかりしてるように見えるけど、そこはやはり子供。
子役さんには結構よくあることなのです。
ひとまず車に戻って、対策を練ります。
ランちゃんが立ち直ってくれないと、シーンの撮影が出来ません。
最悪延期するか…
微妙に責任を感じてらっしゃる代田さん。
仕方ないのです、お子さんには時々あるんですよね。
とその時!
緒方さんが何やら草をむしって始めました!
草飛ばし(?)のやり方を我々に教えてくださって、我々も夢中になって遊びはじめてしまいました。
するとどういうことでしょう!
ランちゃんが車の中から出てきました!
緒方マジック!
監督も一緒になってランちゃんのテンションアップに努めます。
撮影順を組み替え、神社に移動して神社のシーンから撮影をすることに。
お神楽を通じて登校拒否のお子さんとの交流も行ってきた緒方さん。
流石です。
いや、理屈ではありませんね。
きっと真心ですね。大事なのは。
勉強させてもらいました。
その頃三語郎さんは、一人海辺で落語の稽古。
こちらもプロフェッショナルだぜ。
古くからの先輩と後輩。
いったいどんな話をしているのでしょうか?
モノづくりの現場ってほんと、不可抗力なトラブルがついてまわるものです。
でもそこを乗り越える力が、プロには備わっているわけで、このお二人にとっては、きっと新たな糧になっているに違いありません。
もう一シーン撮り終えて日没。
今日はおしまい!
宿に戻って、お神楽の方々をお招きして、今日も飲みだー!
イケメン揃いに、助監督島田画伯が吠える!
真海も吠える!
島田ダウンっっ!
武士の情けだ。詳細は言うまい(2回目)
宮崎県新富町新田神楽、本番御礼祭は毎年2月16日です!
http://kagura.hujibakama.com/niyuuta/
興味ある方はぜひ一度ご覧になってください!
メインイベントの「蛇切り」は雄壮の一言ですよ!