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ながめくらしつ 新作公演『誰でもない/終わりをみながら』をクラウドファンディングで実現!
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2008年にジャグラー・目黒陽介を中心に結成されたジャグリング&音楽集団。オブジェと身体と音楽の融合した舞台空間の創出を目指し、ジャンルの垣根を超えた身体表現としてのジャグリングによる集団創作をおこなう。 異ジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組み、近年ではジャグリングと音楽を軸とした現代サーカスとして国内外で評価を得る。大道芸、フェスティバルからワークショップ、舞台公演までさまざまなフィールドで活動中。 2014年、日本人初の公共劇場との提携公演としてシアタートラムで2部構成の『誰でもない/終わりをみながら』、2016年には同劇場で『心を置いて飛んでゆく』を上演。
ジャグリングと音楽を軸に作品を発表し続けてきたながめくらしつが、7年に渡る活動の集大成として挑む新作公演『誰でもない/終わりをみながら』への支援をお願いするプロジェクトです。
ながめくらしつは、17歳よりプロのパフォーマーとして活躍しているジャグラー/演出家の目黒陽介を中心に結成されたジャグリングのカンパニーです。
目黒が大道芸などの屋外空間やソロでは行うことができない作品に取り組みたいと考えていた2007年に、フランスのジャグリングカンパニー・ Les Objets Volantsの来日公演に関わったことを機に、集団での舞台作品を志すようになりました。そして、翌年にジャグリングオムニバス公演『堀の外のジャグリング第参回』への参加を機に、カンパニー旗揚げ作品を上演。その後は、生演奏の音楽にこだわり、さまざまなフォルムの道具(オブジェ)を用いて、舞台全体の陰影やリズム/間を活かした作品を創作し、年に1本の新作を発表してきました。
■ 過去の作品『ながめくらしつ(初演/再演)』『何かの中』『起きないカラダ 眠らないアタマ』(2008〜2012年)
そして活動を継続するうちに、影響を受けて舞台や創作を志すジャグラーやジャグリングの表現に関心を持つ観客が少しずつ増えてきたこと。また、目黒が2012年に上演された国内外のサーカスアーティスト・ミュージシャンによる創作サーカス『100年サーカス』( 瀬戸内サーカスファクトリー)の演出経験を経て、他のジャンルのパフォーマンスとの協同作業による創作に関心を持ったことなどから、2013年より団体の体制を一新しました。
ジャグリングにこだわりながらもとらわれない活動を展開する事を決意し、活動の幅を広げるためにライブハウスや大道芸フェスティバルへの出演、トークイベントへの登壇など、劇場にとどまらない活動も開始し、若手の新メンバーも加入しました。そして2014年4月には2年ぶりとなる、そして初の非ジャグリングパフォーマーをゲストに迎えた新作本公演の上演も行いました。
■『ながめくらしつ番外編』(2013年)
■大道芸フェスティバル(2013年)
■『おいていったもの(初演)』撮影:スミス景明
言葉や物語を拠り所にせずに観る者の感情や記憶に訴える普遍性を持ち、技術的な驚きと視覚的な美しさが音楽と調和した作風は、さまざまなアートシーンで評価を獲得してきました。
先に述べた2012年11月上演の現代サーカス『100年サーカス』演出への抜擢、2014年9月に参加した演劇フェスティバル「 鳥の演劇祭7」への『おいていったもの』招聘、10月の日本最大級ジャグリングフェスティバル「Japan Juggling Festival 2014」へのゲスト出演などがその成果です。
そして本年12月、日本人によるジャグリングカンパニーとしては初となる、(公財)せたがや文化財団と提携公演というかたちでシアタートラムにて新作を発表する機会を得ることができました。
この公演では、演出家・目黒陽介の見つめる「ジャグリング」の異なる要素を、2部構成の上演を通して表現していきます。
第1部は、ミュージシャンの奏でる音楽と一体化した身体とモノによる群舞的小作品『誰でもない』。音楽との関係、ジャグリングの技巧と視覚的な美しさを重視しています。ここでは初の試みとして行われた、人材育成を兼ねた公募ワークショップから選考された、若手ジャグラー8名がカンパニーメンバーやゲストとともに出演しています。
第2部は、前作『おいていったもの』で切り開いた協同創作にさらに踏み込んだ本公演『終わりをみながら』。2名のミュージシャンによる生演奏の音楽にに支えられた作品世界の中で、異なるアプローチで身体やモノと向き合うパフォーマーたちのライブパフォーマンスが演じられます。ジャグリング、エアリアル、マイム、ダンス、アクロバット、オブジェクトパフォーマンスなど、さまざまな表現手法を織り交ぜて、音楽とモノと身体の関係をより深く繊細に描き出していきます。
★公演詳細ページはこちら( http://nagamekurasitsu.com/show_daredemonai.html )
[日時] 2014年
12月21日(日) 17:00開演
12月22日(月) 19:30開演
12月23日(火・祝) 13:00開演
[会場] シアタートラム
(〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1)
第1 部『誰でもない』
演出・振付:目黒陽介
音楽:武藤イーガル健城
出演:前尾友紀子 大橋昂汰 大倉徹也 岡本晃樹 神庭広希 小高悠嗣
小辻太一 篠田大和 長岡岳大 松田岳 / 武藤イーガル健城
第2 部『終わりをみながら』
演出・振付:目黒陽介
音楽:坂本弘道 武藤イーガル健城
[出演]
◇ 目黒 陽介 (juggling)
14歳でジャグリングを始め、17歳より大道芸やフェスティバル、舞台やライブハウス等で活動を開始。近年では串田和美演出作品『十二夜』(シアターコクーン)や『空中キャバレー』(まつもと市民芸術館)にも参加しており、 ミュージシャンとの即興パフォーマンスなど舞台・ライブへの出演も多数。2008年のながめくらしつ結成より全作品の演出・構成を務め、2012年11月には香川県の電車工場で上演された国内外のサーカスアーティスト・ミュージシャンによる創作サーカス 『100年サーカス』(主催:瀬戸内サーカスファクトリーの演出も手がける。エアリアルアーティスト・長谷川愛実とのユニット「うつしおみ」でも活動中。ながめくらしつ主宰。
写真:(c) ks-9968
◇ 宮野 玲 (juggling)
13歳よりジャグリングを始め、2012年より本格的にジャグラーとしての活動を開始。同年ながめくらしつに参加。舞台やライブを中心に『100年サーカス』、A A P A『見えなくなるだけで消えない』(主催:B ankA R T1929)などの公演に出演するほか、国内外のジャグリングイベントにも多数出演。2013年にはシンガポールにて開催された『B ornfire Festival』に招聘され、メインステージ出演とワークショップをおこなった。また、日の出町団地スタジオではジャグリング創作クラスのワークショップ講師も務める。2010年のJJFチャンピオンシップ審査員特別賞、2011年にチーム部門3位入賞。
◇ 長谷川 愛実 (aerial, dance)
香川県出身。幼い頃から新体操とクラシックバレエを学ぶ。フランスのリヨン国立高等音楽・舞踊学校(CNSM)にて短期研修修了。エアリアル・アート・ダンス・プロジェクト(AADP)のアカデミーに入学し、エアリアル(空中芸)を学ぶ。卒業後は登録アーティストとして『I am U』『100年サーカス』「SIAM STREET FEST(タイ)」「Andy Lau ALways 2013 China Tour」など、国内外問わず、劇場やアーティストのコンサート、大道芸フェスティバルなどで活動している。エアリアル、新体操、コントーションの指導も行う。ジャグラー・目黒陽介とのユニット「うつしおみ」でも活動中。「シルク・ドゥ・ソレイユ」登録キャストメンバー。
写真:(c) ks-0033R
◇ バーバラ村田 (mime, dance)
幼少よりダンスを学び、大学時代にマイムに出会う。卒業後はイギリスのDESMOND JONES SCHOOL OF MIME&PHYSICAL THEATREにてフィジカルシアターとマイムを学び舞台、大道芸の世界へ。マイムにダンスや演劇、人形劇の要素を取り入れたドラマチックな作風で世界各地を巡演。フェスティバル、TV番組、CM、音楽PV出演多数。指輪ホテル「Candies~girlish hardcore」欧州、北米ツアー参加。国際交流基金の助成を受け欧州大道ツアーを敢行(2010年)以降、海外フェスティバルにも多数出演。国内では「バーバラ村田のムーランルージュ劇場」を始めとした作品で全国の子ども劇場を巡演。演出、出演作品「よるべない女たち」、主宰イベント「バーバラ村田のよるべナイト」など。
写真:(c) KINO ASA
◇ 塚田次実 (object performance)
1999年にチェコの革新的な人形・舞台美術家ぺトル・マターセクのオブジェクトシアターWS『人形演劇プロジェクト2000』に参加し、“モノ”の表現を学ぶ。2000年には同プロジェクトの有志とオブジェクトシアター「ヂバドロ・アノ」を結成し、以後“モノ”と共に舞台に立ち続け、数々の作品を発表。岡本芳一(百鬼どんどろ)脚本・演出による『夢のうつつ 現つのゆめ』シリーズにて「フェイク」を国内外で公演。また黒谷都による「人形やモノの表現を長期に渡り探り作品発表をするWS『月の娘たち』」に学び、共に「genre:G ray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」メンバーとしても活動。現在“モノ遣い”と名乗り、独自に舞踏や演劇公演に出演しながら、他ジャンルとの恊働創作の場を広げつつ、人形、オブジェを操る遣い手として活動中。
写真:(c) Mitsuaki Tominaga
◇ 谷口界 (acrobat dance)
幼い頃より器械体操を学び、20歳の時に独学で大道芸を始めた後に「沢入国際サーカス学校」にて逆立ち芸やジャグリングを学ぶ。在学中に『東京国際フール祭』『勝ってたまるか剣振丸』等の公演に参加したことから舞台やダンスに興味を持ち、2012年「舞台芸術の学校 P .A .I.」に入学。2年間コンテンポラリーダンスや舞台演出を学ぶ。現在はフリーのパフォーマーとして活動する傍ら、小池博史ブリッジプロジェクト『銀河鉄道』『風の又三郎』ツアーにも参加するなど、大道芸から舞台まで幅広く活躍。2013年に結成されたサーカスカンパニー「イル・スペオピーレ」の旗揚げメンバーでもある。
◇ 坂本 弘道 (cello, musicalsaw, electronics)
即興主体のセッション及びソロ、「パスカルズ」などのバンド活動、遠藤ミチロウ、友川カズキ、UA、川上未映子、荒井良二ら多種多彩なアーティストとの共演、音楽ドキュメンタリー映画「We Don't Care About Music Anyway」(2011年日本公開)出演、アニメーション映画「緑子/MIDORI-KO」音楽制作、コクーン歌舞伎「盟三五大切」、流山児☆事務所「地球☆空洞説」、「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹」(KERAバージョン)、シスカンパニー「グッドバイ」など舞台の作曲・生演奏多数。調布市せんがわ劇場「JAZZ ART せんがわ」プロデューサー。
写真: (c) SHIBATA Ayano
◇ 武藤イーガル健城 (Piano)
武藤健城として現代音楽作曲家、ピアニストとして活躍しており、バレエ、演劇、映画などへの音楽提供も多数。 その作品は国内外のコンサートで演奏され、先鋭性と伝統性が共存する音楽が高く評価されている。イーガルとしても多彩な活動を行なっており、国内外を問わず演奏活動と楽曲提供のほか、 大道芸の分野では「遊侠サーカス」「マカロニと世界」のピアノを担当。ソロとしてもピアノ芸と呼ばれるジャンルを開拓するなど、 ジャンルを飛び越えてゆく活動の幅が評価され、メディアでも多数取り上げられる。ソニーオーディオ大賞優秀賞、JS C M 作曲賞入選など。
舞台監督:小金井伸一 舞台監督助手:神野真理亜 照明:横原由祐
音響:長柄篤弘(Stage Office) 演出助手:大平道介<第1・2部> 前尾友紀子<第2部>
衣裳:Yoshi○ 宣伝美術:辻卓也(ACC) 宣伝写真:スミス景明 WEB協力:田口拓明
映像撮影:倉沢英治 関矢昌宏 当日運営:大木良美 制作:奥村優子
主催:ながめくらしつ
提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区 NPO日本ジャグリング協会
寄付:リコー社会貢献クラブ・FreeWill
協賛:ジャグリングショップナランハ PMJuggling RADFACTOR
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
当初は新作公演として『終わりをみながら』のみの上演を企画していました。しかし、この貴重な機会にジャグリングの持つ多様な魅力を観客に伝えると同時に、創作を志す若手を育成・支援したいという演出家の意図から、公演を2部構成に変更し、オーディションで公募した若手ジャグラーを中心にした第1部『誰でもない』を追加しました。そのため当初よりプロダクションの規模が大きくなりました。
資金を確保するために昨年よりいくつもの助成金に申請を行いました。しかしジャグリングやサーカスアクトが芸術分野の活動と言う視点を持たれにくいこと、こうしたパフォーマンスの創作の活動規模や認知度の低さもあり、力およばず多くが不採択となりました。それでも有り難いことにご理解を頂くことができたいくつかの団体/会社より助成やご協賛を頂戴することはできましたが、それでも多くの面で資金が不足しております。
例えば稽古場1つとっても、エアリアルなどの高さを必要とするサーカスアクト、広さを必要とするジャグリング、防音設備が必要な音楽演奏が同時にできる空間はほとんどなく、あっても高額の使用料が発生します。それ以前に、ジャグリングやサーカスアクトに対する認知がまだ少ないことから、環境的には可能でも使用を断られることも暫しありました。
こうした課題をクリアして潤滑に公演を進めていくためにも、活動を周知しながら資金を調達していく必要があり、そのため今回このようなお願いをさせて頂くことを決断しました。ご支援いただいたお金は、稽古場代や保険料、道具作成費、広報費用等に充当させて頂きたいと思っております。
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公演終了後にご報告とお礼のメール
公演終了後、ご支援いただいた方に向けた記念写真と公演写真とともに、お礼のメールをお送りさせて頂きます。
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公演パンフレットへのお名前の掲載
当日パンフレットにご支援への謝辞としてお名前を記載いたします。(パンフレットも後日改めて進呈させて頂きます。)
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公演ポスター(サイン付)
本公演のために作成したポスター(B3サイズ/サイン付)を進呈させて頂きます。
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オリジナルTシャツ
ながめくらしつオリジナルTシャツを進呈させて頂きます。
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公演チケット
ご希望の日時の公演チケットをご用意させて頂きます。
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『誰でもない/終わりをみながら』収録DVD
公演終了後に、作品全編を収録したDVDを進呈します。(非売品)
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『おいていったもの(初演/再演)』収録DVD
公演終了後に、2014年に上演した『おいていったもの』の初演と再演の作品全編を収録したDVDを進呈します。(非売品)
日本で西洋ジャグリングの文化が輸入された1980年代以前から、フランスを始めとしたヨーロッパを中心に、公的助成や民間支援を受けて優れたアートとしてのサーカス/ジャグリングの人材が育ち、作品が生まれ、創造環境が整備されていました。コンテンポラリーダンサーやミュージシャンとの共演や即興ほか、ジャンルの垣根を超えた公演が数多く行われており、そうしたアーティストやカンパニーの来日公演もたびたび行われています。
近年までの日本では、ジャグリングは学生を中心に活動人口は増えていますが、多くの人が就職と同時に辞めてしまうことで、企画側も演じ手側も人材が育たない。エンターテイメントや競技スポーツとして活躍する人材はいても創作を志す者は少なく、個人レベルの活動が主流で舞台公演など集団で活動を行う人材がいないという状況が続いていました。
ながめくらしつは、そんな日本における“身体表現としてのジャグリング”による創作の第一線を開拓してきた唯一のカンパニーです。2012年に目黒が外部演出した『100年サーカス』もフランス国立アート情報センター Hors les murs に評価され、公式サイトにも現代サーカスの作品として掲載されていますが、国内では未だジャグリング自体の認知度も高くはなく、さらに芸術文化の支援対象として認識されにくいことが多々あります。
そうした状況に一石を投じたい思いで今回の公演に挑んでおりますが、これまでのながめくらしつの公演と比べて、創作の面でも制作の面でも数倍の規模の大挑戦となっています。特に創作の課題と資金面の困難は直結しているため、本プロジェクトを成功に終わらせ、次に続けていくためには皆さまからのご支援が不可欠です。
この公演を契機として、舞台に関心を持っていないジャグリングの観客の方や、ジャグリングに関心を持っていない観客の方など、さまざまな人と劇場を接点に1人でも多く出会っていきたいと思っています。そして後進のために「ジャグリングはアートか」と問われることなく創造活動を行う前例となりたいとも思っています。その第1歩を踏み出し、2歩目に続けるためにも、どうぞ私たちの活動と意思に応援とご支援を宜しくお願いします。
ながめくらしつ
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