vol.ⅱ ららら ラップバトル さらさら
vol. 2 2026-01-28 0
vol.ⅱ【ららら ラップバトル さらさら】 20260128 仁平
書道か、ラップバトルか。
私が「水に浸った日本」を描こうとしたとき、その状況下で描きたかったのはこれだった。
何かの終わりに抗う人間が、飛べない翼に名前を付けようとするとき。
その美しさと、どうしようもない淋しさ。
それをできるだけポップに描きたかった結果、なぜかこの二択になった(稀)。
かなり悩んだ末、絵面が「SPEC」になりかねない、という制作陣の危惧もあり、結果的にラップを選ぶことになった。
ラップという選択肢が出てきたのには、ちゃんと理由がある。
私を含め、みずひたしのメンバーのうち5人ほどが七里ガ浜高校出身なのだが、その七里ガ浜高校の今は芸人をしている私の親友が当時よくラップバトルをしていた。
______高校3年生が終わるとき。
青春の最後の景色は、ラップバトルだった。_______
たぶん、その記憶は今回の脚本に強く影響しています。
とはいえ、
ラップのシーンはできたもののラップの作り方はわからないし、そもそもビートがない。
困ったときは、建築学科に投げてみる。
2回目の改稿を書き上げたタイミングで、本が好きな建築学科の友達に脚本を見せていた。
「まあ、ラッパーいないと無理か……」と私がぼやくと、その友達は言った。
「うち、ラッパーの友達いるよ」
「えっ」
そこで紹介されたのがNCL(ナックル)だ。
最初は曲だけ聞かされていたのでゴリゴリのラッパーで、会う前は本当にぶちのめされるんじゃないかとひやひやしていた。
でも、実際に会ってみると、
すごく人見知りで(cute)、やさしくて、喧嘩が嫌いだという。拍子抜けするくらい、いい人だった。
ビートは、いつもの建築学科オールラウンダー圓道にお願いすることに。
人見知り×人見知りで少し心配していたが、なぜかいい感じに噛み合っていてほっとした。
曲作りは、私の考えをちゃんと込める必要があるので、当然のように難航。
しかもNCLのジャンルとはまったく違う方向から引き出しを開けてもらっていたこともあり、全員迷走地獄に堕ちました。
そして、何よりまずい問題、ラップの仕方を、教えなければならない。という最重要タスクが手を振って待っていた。
蛍役の海也さんに音源を送ったのは、ほぼ撮影直前。リズムもかなり難しくラップ指導に時間を割く必要が出てきた。
それでも海也さんは、歌詞やビートについてこちらに投げ返してくれて、本当に助けられた。
(いつもありがとうございます。)
「海也さん、すみません……いけますか……?」
と聞くと、
「いや、やるしかないっしょ☆彡」
と返ってきた。
俳優って、すごい!
撮影では、羊役の愛莉さんに前日にどうにか刷り込んでもらい本番を迎えた。(本当にありがとうございます、、、)
何時間も暑い倉庫の中でリテイクを重ねOKが出た瞬間、
現場全員が拳を握った。
あの震えは、本物だった。
本当に、この映画は皆さんの協力なしでは成り立っていません。感謝してもしきれないです。
いつも、いつまでもありがとうございます。
クラウドファンディングは1000円からご支援いただけます。
私たちはまだ未熟かもしれない。でも、足りなくても止まりません。到達点を目指して、全力で走りつづけるのだー!!!
いつか、借りたライムを返しに行きます。
以上
vol.2【ららら ラップバトル さらさら】
仁平真羽呂
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