CLUB METROのプロデューサー 林薫さんからの応援メッセージです。
vol. 14 2025-07-23 0
CLUB METROはこの春で35周年を迎えさせて頂きましたが、その歴史は”左京区カルチャー”に支えられて続けているといつも実感しています。京大西部講堂や吉田寮のように個性的な場所や芸術大学も多く存在し、様々なアート、音楽、文学、映画、演劇、カルチャーのごった煮を平然と呑み込んでしまう懐の深さ、文化が自由に息づく雰囲気が色濃くあるこのエリアの活力にいつも刺激を受けながらここまでやって来ました。
そしてそんな左京区カルチャーの象徴的な場所の一つが「中華そば みみお」であり、映画監督 佐藤訪米さんの映画です。メトロのヒストリーのかなり初期に訪米さんの映画の上映会をさせて頂いた事が後に”メトロ大學”に発展したりもしました。コロナ禍という我々音楽の場所も映画も飲食店も本当にギリギリの状況下で、想像を超える熱量で「渋さ知らズ」に迫ったドキュメンタリー映画『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』を見事に完成させた事を心より尊敬します。現在も京都市内の名だたるライブハウス巡回上映中(METROは7/27開催)のこの映画をどうかぜひ観て頂きたいです。そして京都のカルチャーにとってかけがえのない場所をサポートして頂きたいです。
CLUB METRO プロデューサー 林薫
林さんにはすっかりお世話になりっぱなしで、今回はひさしぶりのMETROです。じつは30年ほど前にMETROのスピーカーを派手に壊してしまったのです。ちょうど現在、34年ぶりに復活上映中の映画「Pinocchio√964」を16mm映写機2台を持ち込んで爆音上映、おまけに秋田昌美さんのMERZBOWなどNOISE MUSIC大会を敢行、そしてやらかしてしまいました。幸いにも当日お願いしてたPAさんがスペシャルな方だったので事なきを得ました。得たはず?ごめんなさい。
あれから30年、京都は左京区は、いったいどうなってるんだ。なんだかスマートシティ的な空気に覆われてきていないか。京大生諸君!銭のない奴ぁ 俺んとこへこい 俺もないけど 心配すんな みろよ 青いそら しろい雲 そのうちなんとかなるだろう 日本無責任時代は今が本番だよ!
いまも昔も、大人は判ってくれない。だからこそいつの時代も子どもの遊びが大切なんだ。作っては壊し、作っては壊す。それが子どもの権利。そう、The World is Yours.
7/27(日)は映画「ネバ渋」上映&不破大輔+登敬三のライブにくわえ、”京都メトロ・サミット”を開催します。渋さ知らズ主宰の不破さんと佐藤、京都芸術大学の安達爽太郎くん、吉田寮の麟太郎くん、西部講堂連絡協議会の江尻くんが登壇。左京区の、そして世界の未来について意見を交わします。DJは柊田上。学割もあります。25歳以下、1000円也。ぜひ参加してください。
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