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マメヒコピクチャーズの新作映画『ゲーテ診療所』をクラウドファンディングで実現!

カフエマメヒコの音楽劇『ゲーテ先生の音楽会』シリーズ、ついに映画化!
マメヒコピクチャーズ の新作映画『ゲーテ診療所』製作プロジェクト

カフエ マメヒコの店内で見る映画やドラマを、お店とお客さんと作ります。
宇田川町店で大好評につき定期上演している劇『ゲーテ先生の音楽会』を
映画『ゲーテ診療所』にリメイクします。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額2,500,000円を達成し、2015年8月31日23:59に終了しました。

コレクター
128
現在までに集まった金額
2,760,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額2,500,000円を達成し、2015年8月31日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
井川 啓央

いかわ・よしひろ 株式会社 セレンディピティ代表取締役/カフエ マメヒコ 店主。1973年、札幌生まれ。日大芸術学部中退後、フリーのテレビディレクターに。テレビ制作会社セレンディピティを始めたのち、「カフエ マメヒコ」をオープン。マメヒコ発行のフリーペーパー「M-Hico」で執筆したり、映画を作ったり、ハタケを作ったり、マメヒコのあらゆることを生み出している。

影山知明さん:出演者インタビュー

vol. 84 2015-10-20 0

今回のインタビューは代理人:佐々木役の影山知明さんです。

影山さんは先日10/1に七周年を迎えた
西国分寺のクルミドコーヒーの店主でいらっしゃいますが、
そのクルミドコーヒーは井川監督がデザイン・設計されたものでもあります。

それからのご縁で、影山さんはマメヒコのイベントやラジオでも、
長い間パートナーとしてお付き合いをされています。

その意味で井川監督とは旧知の仲であり、またご自身でも
クルミドコーヒーを拠点に様々なご活動をされてい影山さんに、
今回お話をお聞きしました。


―今回の映画の台本を読まれた感想をお聞かせください。

井川監督の過去二作品は、あくまで「お店の日常」をベースとして
様々な出来事や心情を描いた物語でしたが、
今回は色々な意味(撮影場所、キャスト設定等)でマメヒコという
お店のフィールドを飛び出したな、という印象があります。

その一方で、映画が扱っている主題や映画の根底を流れている
トーンは変わっていないな、とも感じています。

自分もクルミドコーヒーを経営していて思うのですが、
カフェというのは、出会う人や起こる出来事のひとつひとつが、
何か一つすれ違っていれば始まっていなかった、ということの宝庫です。

カフェには限らないことですが、色々な人と人の関わりが、
何かの掛け違い一つで、悲劇的な状況になることもあるし、
一方それがもう一度何かを取り戻すプロセスになったりすることもある。
そのような人生が織りなす綾というものを、
井川監督は過去の作品でも扱ってきているように思いますし、
また、その表現がとても上手な監督だと思っています。

今回の映画も、その点での基調は変わっていませんが、
先程述べたようにフィールドが拡がったことで、
今後のマメヒコピクチャーズの世界や幅も広がっていく予感がして
ワクワクしています。



―今回のご自身の配役である代理人:佐々木という役柄について、
感じたことを伺えますか。

まず佐々木という役柄については、自分の中にある、
ある種の人格だと思っています。

米系コンサルティング会社や投資会社で働いていたこともあり、
過去には佐々木の役柄に近いような仕事をしていた時期もありました。
その意味で井川監督が過去の自分に向けて当て書きしてくれたのだな、
と思っています。
カフェをやる前の状態でこの佐々木という役柄に出会っていたら、
むしろ自分の地で演じていた部分があったかもしれません。

一方で、いま現在クルミドコーヒーというカフェを
経営するようになった自分からしてみると、
それが別人格を演じているという感覚になるわけです。

「効率とスピードの時代です」というような台詞を言うことで、
今の自分が普段言っているという事実に、自分自身改めて気づかされます。
そういう意味で、自分の中での振れ幅に気づかせてくれた気がして、
自分自身を知る良い機会となりました。

またそれは、映画を観てくださる方にも、今の自分とのギャップを浮き立たせ、
感じさせることにもなるのかもしれません。
世の中にはカフェ店主としての自分が言っているような流れ、
一方同時に佐々木が話す台詞のような流れがそれぞれあるのだということを、
観る側に想像させる、そういう配役になっているのではないかと思います。

僕個人の経験としては、映像の画面を通して「自分がどう見られているか」
に意識的になったことは、とてもいい勉強の機会になりました。

現在、NHKのNEWS WEB(毎週火曜日担当、23:30~) に出演しており、
井川さんから様々なアドバイスを頂いてもいたのですが、
映画では声の高さ、表情、どういう姿勢で声を発するか等、
事細かに指導して下さいましたので、今後はテレビはもちろん、
普段の話し方においても、自分の伝え方、話し方を客観視して、
より良いものを目指せる気がします。

これまでもマメヒコではマメクル等のリアルなイベントや、
ラジオ・映像等のパーソナリティを経験させて頂いてきましたが、
媒体が違えば表現する仕方も変わってくるということを、
改めて教えてもらったように思います。


―ロケ現場に参加した感想についてお聞かせください。

まず、現場に携わる人数の多さに驚きました。
車停めをされている方やキッチンスタッフなども含めると、
二十人ほどのスタッフは常時いたのではないでしょうか。
そういう意味では、映画製作というのはものすごくチームプレーなのだな
ということを思いました。

製作現場では特に、映像・照明・音声・美術さんなど、
裏で映画製作を支えているような役割の方々が、
何を喜びとしてそれぞれのお仕事をされているのかな、
ということに関心を持ちながら、拝見していました。


―井川監督の作品の世界観、また人柄の魅力について、お話を伺えますか。

井川さんの話はいつも面白く、表層に出てくる気質は一見喜劇的に見えますが、
井川さんがつくるお芝居・映画では、しばしば人の悲しみ・痛みの側面にこそ
光があたっています。

なので、普段お店で接しているお客さんからすると、
今回は何で笑わせてくれるのかな、という目線で見ると、
或る種、期待を裏切られるかもしれません。

笑いというのは伝染力がありますが、哀しみや痛みを扱う作品は、
観ている側は必ずしも積極的に見たいものではないことがあります。

映画に出てくる出来事一つ一つが、すごく身近にあっておかしくない
という類のものであるだけに、どうしても見るのに心がつまされる。
そういう意味での伝染力・伝播力という意味では苦労している部分も
あると思いますが、そこにぐっと心を開いて接していくと、
深い部分で共鳴できるということがあるように思います。

それが井川さんの、映画・舞台という表現形態での作品の魅力かな
と思いますね。

井川さんのお人柄の魅力については、すごく色々なものが
見えている人なんだろうな、と思います。

一人一人の役者、スタッフについても、何故この人がここにいるのか、
どういう気持ちなのか、ということについて、
ここまで感じ取れる人はいないだろうと思えるほど、
感じ取れる人なんじゃないかと思います。

そして関わった以上、最後まで関わるという覚悟みたいなものもあって、
そういうものに寄り添っていった結果が、井川作品なのだと思います。
だから作品の中に、関わった一人一人が必ず「いる」わけですね。

一方で、どこかで反対に、彼が本当に我儘につくった作品をいつか見たいな、
という気もしています。

今は役者の顔触れを思い浮かべて、敢えてそこに当書きをするように
作品を作ってこられているように思いますが、そうした作品の魅力は
間違いなくあります。
ただ一方で、もっと純粋に彼が思い描く想像力の世界に、
スタッフや役者のほうが心や技量を寄せていく、というタイプの
モノづくりがしたならば、また別種の面白いものができそうな気もします。


―最後に、クラウドファンディングに参加されている方々、
またこの映画を応援して下さる方々へのメッセージをお願いします。

一般的には、映画を観る=物語の筋を追う、ということになりがちですが、
井川監督の映画では、台詞になってもいないようなシーン毎の小回り、
背後に映っているものなど、「ここまで気を配っているのか」
ということに気づいて頂けると、映画を何十倍も楽しんで頂けると思います。

そして、映画というと劇場で大勢で見るイメージがありますが、
この映画は一人で向かい合ってほしい映画でもあるという気がします。

井川さんの作品は、時にはあまり向かい合いたくないような自分と、
向き合わせてくれるような部分があります。
そのような時、もし一人でこの作品と向かい合い心を開いてみれば、
何か心に染み入ってくるものがあるのではないでしょうか。


インタビュー担当:松田

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