清水幸夫さん:出演者インタビュー
vol. 81 2015-10-13 0
今回のインタビューはツモリ製薬専務役の清水幸夫さんです。
清水さんはマメヒコのイベントによくご参加されているお客様です。
ツモリ製薬社長役の津森さんとは親子という設定ですが、
ご容貌も海外経験が長いという点も似ておられて、
撮影中もお二人が並んで座るその光景は何だかとても不思議で
同時にコミカルに微笑ましく感じられました。
ー 井川監督から映画ご出演の声をかけられたときは、
どのようなお気持ちでしたか?
演技をするという経験自体がなかったので、
台詞付の役柄をこなせる不安でしたが、井川監督はもし本人ができないようなら
最初から声を掛けないだろうと思っていましたし、
また自分自身、何らかの形で映画に関わりたいと思っていましたので、
嬉しく、有り難く思いました。
ー撮影現場に参加されてのご感想をお聞かせください。
スタッフの皆さんが既にこの現場に慣れていらっしゃったので、
その雰囲気が初めて現場に参加する自分にも安心感を与えてくれました。
また、撮影現場での井川監督の演出を拝見していると、
とても細かい部分に気を遣い、工夫しておられるのだな、と感じました。
そして、一つ一つのシーンの撮影にとても時間をかけておられます。
香盤表を見ると五分程度のシーンに2,3時間のスケジュールを割いていて
当初は驚きましたが、実際に自分が撮影に役者として参加して、
背景・役者の動き・小道具の配置をその場で次々と決定していく
そのやり方を間近で見ていると、それも当然だなと思えました。
ー自分の役柄についてのご感想はありますか?
台本を読む印象では、ツモリ製薬の専務という人は、
あまり苦労せずに育ってきていて、
社長に「会社を任せたら将来大変になりそうだな」と思われています。
一言でいうと「経営が下手そうなボンボン」というイメージです。
僕自身も実際はお金持ちではないのに、
何故かお金持ちだと思われることが日本でも海外でも多いです。
服装もテーブルマナーも上品なものではないのに自分では不思議です。
そういう点では、ボンボンのイメージを抱かせる専務という役も、
ある意味当て書きなのかもしれません。
ークラウドファンディングに参加された皆様、
またこの映画を応援して下さっている方々へのメッセージをお願いします。
井川さんの活動の中には面白さだけではなく、
多くの方々に届いてほしい何かがあるように感じています。
それは僕には上手く言えないのですが、
普段は僕達が触れない・話さない・言葉にもしないもの。
でも表層下にある大切なものです。
この映画を応援して下さっている方々も、
それを感じ取って応援して下さっているのではないか、と、
僕は思っています。
インタビュー担当:松田