水津聡さん〜出演者インタビュー〜
vol. 54 2015-08-30 0
北海道ロケも三日目。佳境に入りました。
本日のインタビューは珈琲豆の焙煎士のモカ役の水津聡さんです。
ー水津さんは前回映画の「さよならとマシュマロを」に引き続いての
ご出演となりますが、今回の作品について感じたことを伺えますか。
自分はいま富良野に住んでいて、そこで芝居と仕事両立させています。
井川監督か「千歳界隈で撮るので来れるなら書きますよ」と声をかけて頂き、
とても有難く、役者への愛情を感じました。
「ゲーテ診療所」のような、唄、というか、「唄うこと」が
重要軸にある映画は日本でありそうでなかった気がします。
唄は、国境、性別、年代を超えて人の心を一つにする力があるから、
それがどうストーリーに響いていくのか、出来上がりが楽しみです。
珈琲豆の焙煎士という職業は、普段目にすることのない
裏方的なお仕事ですが、本当は珈琲の味を決定する
最も重要なポジションです。
自分をさらけ出して表現する役者という職業とは全く異なります。
井川監督とどう創っていくのか、今から楽しみです。
ー井川監督の作品や人柄ついて
井川監督は多感な時期に倉本聰さんの作品に心酔され、
何度もご覧になっていたと伺っています。
人間を善悪の二軸でとらえるのではなく、
「こんな人だけど、何故か愛せてしまう」
というキャラクターの描き方と人を見る眼差しに、
倉本作品と似たテイストを感じます。
富良野塾出身でもない方がそのようなテイストを
大切にして下さるのは、とても嬉しいことです。
井川さんご自身についても、倉本さんと少し似ています。
何かやりたいことを見つけたら、周りを巻き込んで
ダーっと進んで行ってしまう。
そういう熱量を持った人は貴重ですし、今の時代に必要です。
ー富良野塾ご出身ですが、北海道でロケを行うことについて、
何か感じるものはありますか?
現在も富良野に住んでいますので、自分のフィールドで仕事ができるのは、
感覚や気持ちをすぐに演技に持っていけるという点でもとても楽ですし、
ぜひ地元である富良野や北海道各地で上映をして、
沢山の方々に見て頂きたいですね。
ー最後に、クラウドファンディングの参加者の方々および、
この映画を応援して下さっている方々へのメッセージをお願いします。
映画は舞台と異なり、映像としていつまでも残り、
何度でも観れることが魅力です。
人生の変化やその人自身の成長に合わせて、
何度でも観て何かを感じて頂けるような作品を残したいです。
応援して下さるファンの方々の期待以上に応えたいと思っています。
担当:松田