変わるけど変わらない楽しみ
vol. 8 2019-08-16 0
コレクターの皆様
偶然のぞいてくださった皆様
日々応援して下さる皆様
ありがとうございます!
台風は大丈夫でしょうか?
東京は湿気と風はあるものの直撃とはなりませんでした。
まだ悪天候の地域にお住いの皆様、どうかご安全にお過ごしください。
暑さにもお気をつけて。
さて昨日までの四日間もう一つの芝居
「中年の歩み」の
稽古&ワークショップ(以下WS)でした。
公演「紅白」の本番は渋谷spaceEDGEにて9月7,8日。チケット絶賛発売中!
http://chunen-no-ayumi.com/
WSでは脚本家・角ひろみの新旧台本9月の新作「紅白」や私の「ふみこ放浪」などをつかって短いシーンを作りました。
「紅白」は兄妹の芝居でWSではみんながとっかえひっかえ役を演じます。
面白いのは一度組んだ兄妹から別の兄妹に変わるときの違和感。
それも二回やれば慣れたり。
なかなか慣れなかったり。
一度出会うともう私達は他人ではいられないのですね……
演劇のルールに生きると「無いものを有り」にしたり「本来男役のところを人がいなくて女が(逆も)」やったりと
虚構を受け入れる癖がついてしまうようです。
稽古場に、それが虚構じゃなく存在した時にも自分の想像に引っ張られてしまうことがあります。
想像というか過去の経験?
この度合いは人によって違うのでしょう。 「過去を捨てる」ことができると新しい家族にも入れるし兄が姉になっても困らない。
間取りが変わっても。
と、新しい冒険の始まりです。
一方同じ俳優と何度も何時間も兄妹でいると、その中の距離やパワーバランスなどが変わってこれまた面白い。
同じでも変わるし変わっても同じだしおもしろすぎです人間。
現実の家族もそんなふうに面白がれたら。
その時にしかない関係を。
ま、これはこれでまた難しい・・・・・
中村真季子
写真 新井春衣