プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
ローカルメディア「まちまち眼鏡店」をクラウドファンディングで実現!
まちを見る目線は千差万別。ひとの数だけまちがある。そんな面白さに注目しました。実現したいのは、『多様な視点を"眼鏡"に見立て、まちを紹介するローカルメディア』。地域コミュニティの拠り所になるような場所を目指しています!
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
東京谷中でHAGI STUDIOという会社をやっています。 建築を通して、地域の可能性をあぶり出したり、個人の輝ける場をつくることが仕事です。 まちというものがもつ、偶然を引き出す力に日々可能性を感じています。 趣味はピアノ。小さい頃は嫌々やっていましたが、大人になって不思議と手放せない趣味になるものですね。
まちを見る目線は千差万別。ひとの数だけまちがある。そんな面白さに注目しました。実現したいのは、『多様な視点を"眼鏡"に見立て、まちを紹介するローカルメディア』。地域コミュニティの拠り所になるような場所を目指しています!
2022年3月、谷根千地域を中心としたローカルメディア「まちまち眼鏡店」を立ち上げたいと考えています。私たちは東京の谷根千(谷中根津千駄木)地域で『最小文化複合施設 HAGISO』をはじめとする、いくつかの飲食店や宿泊施設などの運営を行っている、HAGI STUDIOのメンバー宮崎、坪井、柳です。
右から宮崎、坪井、柳
HAGI STUDIOは一級建築士事務所でもありますが、地域のなかで取り残された古い建物の設計から運営まで一貫して行うことを大切にしています。お店の運営を通してまちに深く関わりつつ、建築や都市の視点から地域の可能性を考えることを心がけています。
最小文化複合施設 HAGISO
・まちまち眼鏡店について
・取り組みが目指すチャレンジ
・運営体制について(メンバー/資金の使い道)
・リターン内容のご紹介
さて、「眼鏡店」とありますが、いわゆる「眼鏡」を売るお店を作るわけではありません。地域に関わる人たちによる、まちまち(多様)なまち(街)の見方を「眼鏡」に見立てた記事が並ぶWEBメディアが『まちまち眼鏡店』です。具体的には文章/エッセイだったり、ラジオのような音源だったり、動画だったりのコンテンツとしてまちに関わる人たちがどんな見方でまちを見ているのかを追体験できるローカルメディアです。
観光客向けの情報サイトではなく、住んでいる人やこのまちを愛する人たちが、まちの新たな目線を発見し、よりまちのことが好きになるための拠り所として育んでいきたいと考えています。
発想のきっかけ
こんなことを考えたのは、路上園芸鑑賞家の村田あやこさんと谷中のまちを歩いたときの体験がきっかけになっています。村田さんは、街の住人の方たちが路地裏や玄関先、ベランダ、塀の上などで思い思いに楽しむ園芸を路上園芸と名付け、それらを観察し愛でている方です。そんな村田さんと、僕にとっては日常のまちの路地を歩くと、「あっ!この路地は〇〇の多肉植物が多く繁茂していますね」「この路地の鉢植えの置き方は〇〇が流行っていますね」など、僕は同じような路地だと思っていた道が村田さんにはまったく違った環境に見えていることを知りました。ひとの数だけまちの見方がある。そんな圧倒的な多様性をうけとめている「まち」ってあらためてすごい!と感じた体験でした。この多様性を顕在化させる場として、まちを見る目を眼鏡に見立てた「まちまち眼鏡店」をつくることを決めたのでした。
そんな『まちまち眼鏡店』の店長と副店長を務めるのが、坪井(店長)と柳(副店長)です。メディアであれば通常は編集長がいるところですが、私たちは読者や書き手を巻き込んだかたちで編集方針を決めていく、みんなで作るメディアを目指していて、そのコーディネーターが店長、副店長です。
ここでちらっとどんなコンテンツを準備しているか、ご紹介しましょう。
<千駄木のアトリエ「信陽堂編集室」の丹治さん・井上さんのまち眼鏡>
祖父の営んでいた紙器製作所から「信陽堂」の名を引き継ぎ、本を生み出す彼らの「手しごと」をお届けします。
<谷中ぎんざの美容室の「dolls」さんのまち眼鏡>
店舗の2階で上映会、古民家を改装したギャラリーも運営。谷中銀座商店街で暮らしながら働く美容室から見たこのまちの10年について見ていきます。
<写真家のまち眼鏡>
カメラのファインダーを通して見方を伝える写真家にはこのまちはどう見えているのでしょうか?「写真家のまち眼鏡」と題して連続シリーズをおとどけします。第一回のゲスト写真家は新津保建秀さんを予定しています。
<谷中の井戸端会議>
まちまち眼鏡店の店長と副店長による特集記事。「そういえば、まちに猫が少なくなってきた?」「あのお寺には大広間でコンサートをやっているらしい。」などなど、日常の小さな疑問を取り上げ特集にしていきます。毎月テーマごとにまち中のお店さんからのコメントや専門家からの話も織り混ぜながら探っていきます。
その他にも家族で楽しめるまちのイベントや、各町会での活動内容。まちのお店の求人情報など、まちまちな眼鏡たちをご紹介してまいります。
photo by yikin hyo
私たちが活動の中心にしている谷根千地域は、東京のなかでも古くからの路地や生活文化が今でも息づいているまちです。70カ寺以上の寺院と墓地が存在する寺町谷中、根津神社の門前町根津、武家屋敷街の名残を感じさせる千駄木といったエリアに、商店街や路地に点在する個人商店や、職人が暮らした「しもた屋」、上野の文化施設の影響をうけたアートギャラリーなどが、職住が渾然一体となった魅力をたたえています。このまちは、まちの風情だけでなく、日々生きた豊かな出来事がそこかしこで起きています。
2020年からのコロナ禍の影響によって、地域の飲食店の運営や宿泊施設の運営は非常に厳しい経営環境を迎えています。実際私たちが運営する宿泊施設hanareは、現在休業しておりツーリズムの状況の回復を待っているところです。正直このような状況下で新たな分野であるメディア事業を始めることは、かなりリスキーな選択だとは自覚しています。でもそんな状況だからこそ、対処療法的な取り組みよりも、本質的に地域に向き合ってみたいのです。
今ご紹介した宿泊施設hanareは、まち全体を一つの宿にみたてる「まちやど」という考え方に基づいて2015年から運営してきました。
自分たちの事業だけでなく、地域のお店や銭湯、文化施設などと連携して地域の小さな点の集合体として活動しているうちに、自分たちのお店や会社という枠組みを超えることの価値が見えてきました。その象徴的な出来事がコロナ禍においてうまれた『谷根千宅配便』です。
コロナ禍を乗り越えるために連携がうまれた『谷根千宅配便』
2020年春、東京に最初の緊急事態宣言が出されようとしていたさなか、まちはこれまでに体験したことのないような緊張感に包まれました。住民も外出を控え、飲食店も義務ではなかったですが、店内営業を自粛するところが相次ぎました。しかし、飲食店などの日銭商売は日々のキャッシュフローが滞ることは死活問題です。そんな中、当社のお店のスタッフと、まちの別のお店のスタッフの立ち話がきっかけで、会社の枠を超え一緒に宅配サービスを始めることに。徐々に登録店も増え、自転車は地域の自転車屋さんからご提供いただき、手作りの地域版宅配サービスが数日でローンチされました。お店を開くことのできない飲食店と、外出を自粛していた地域住民双方に喜ばれる活動となりました。
谷根千宅配便のようす
地域に共通する課題をまとめることで解決していく
この出来事をはじめ、日々のお店の運営を通して生まれる人の縁をきっかけに、様々なお店に共通の悩みや課題があることがわかってきました。例えば新規採用募集を各お店が地域外の求人サイトなどに掲載することで、地域外に結構な金額が流出していることになります。また、実際に応募してくる候補者は条件面でしか判断しておらず、地域に対する愛や理解がないまま採用される場合、長く続かないことが多いこともわかってきました。地域の魅力を伝える求人サイトの役割を担うメディアがあることで、これらの悩みをみんなで解決していけるのではないかと考えるようになりました。
photo by yikin hyo
SNSは分断を生んでいる?
一方で、こうした地域単位で情報共有するWEB空間が事業者だけに必要かというとそうではなく、住民含む地域に関わる全員にとって重要であると考えます。
SNS全盛時代、世界中が気軽につながることができあらゆるボーダーを越えることができるようになったように見えます。しかしながら、SNSは拡散性を持っている一方、短いフレーズや言葉尻だけが独り歩きするリスクがあります。地域の多様な声を正しく顕在化させるには、SNSには文脈が足りないのです。事実、地域内の問題がSNSで議論されるとき、内容の表面的な部分だけが注目され炎上騒ぎになることもよく起こるようになってきました。
また、実はSNSのプラットフォームのアルゴリズムによって知らず知らずのうちに自分と同じような価値観の集団にフィルタリングされるという側面もあります。同じような考えを持った人と水平につながっていくことも大事ですが、一方で地域というフィールドでの多様性を実感することは、SNSは得意とするところではありません。
『地域雑誌 谷中根津千駄木』が生まれた地であるということ
そもそも「谷根千」という言葉、皆さんはご存知でしたでしょうか?この地域を呼称する上で様々なメディアでも重宝されるようになった言葉ですが、この言葉が生まれたのは、谷根千工房による「地域雑誌 谷中根津千駄木」でした。1984年に創刊したこの地域雑誌は日本のローカルメディアのパイオニア的存在として2009年の94号まで地域のお店を中心に販売されていました。地域の歴史や人物をてがかりに、行政的な境界を超えたエリアのアイデンティティを浮かびあがらせる試みで、地域の人の生の声を現代にとどける貴重なアーカイブにもなっています。
運営的にも雑誌自体の販売と地域のお店などによる広告収入により成り立っており、94号を四半世紀にわたって持続させた伝説的な雑誌です。
2017年にHAGISOで行われた地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の展示
このような経緯のある谷根千地域で、ローカルメディアを標榜することは若干気負いしますが、しかし現代の私たちなりのやり方で、『地域雑誌 谷中根津千駄木』の地域への思いを受け継いでいくことができないかと考えています。
ステレオタイプに消費されないために
谷根千地域は、今やメディアで見かけない日はないというくらい、何もしなくても様々なメディアで取り上げられるようになりました。でも、そこで取り上げられるのは観光客目線で、「下町」「レトロ」というステレオタイプのキーワードが踊ります。このようなメディアの取り上げられ方が常態化すると、まちへの期待もそのような目線になり、それに応えるためにまち自体も不自然な振る舞いをしてしまうこともあります。こうした関係性がつづくと、まちが消費されてしまうのではないか、と私たちは危惧しています。
このまちに暮らす自分たちで新しいメディアをつくり、本来の姿を発信し、残していきたい。そんな想いでこの企画は生まれました。
photo by yikin hyo
まちまち眼鏡店の対象読者層は、谷根千エリアに住んでいる人から、年に1回決まって訪れるような人までをイメージしています。1回だけ来ておしまいになる観光客ではなく、間隔は長くとも訪れることを習慣化しているような、いつも心のどこかにこの地域のスペースを空けてくれているような人までです。
一方で、この地域に初めて興味を持ってくれた人にとっては、「下町」や「レトロ」といったステレオタイプにとらわれない、よりリアルな街の姿を知ることができる入り口となると思います。
ここで『まちまち眼鏡店』のトップページをざっと眺めてみましょう。
現在まだラフデザインの段階ですが、今回は特別にウェブディレクションとして関わっていただいている京都のクリエイティブ・ファーム『bank to』さんによる製作中画面をここでだけ公開しちゃいます。
まずアクセスして見えてくる最初の画面はこんな感じ。いろいろな人の眼鏡を通して街が見えてくるという私たちのコンセプトを直感的に伝えるイラストになっています。こちらのイラストは我らがHAGI STUDIOのグラフィックデザイナーのズーアンさんによるものです。眼鏡越しに見える風景は谷根千の街角がスライドショーになっています。
続いてメイン記事のコーナー【かける】。いろいろな人の街を見る視点が眼鏡としてズラリ取り揃えられています。あの人やこの人の眼鏡を借りて、新しいまちの見方を発見しましょう。
続いて実際に街に働きかける体験などを提供するコーナー【めぐる】
読むだけでなく、実際に体験してみることでより深く知ることができるようになります。
続いてメンバーシップを紹介するコーナー【つながる】。詳しくは後ほどご説明しますが、メディアの受け手としてではなく、作り手の一員として学びながら楽しめるコミュニティです。
こんなかたちで、わくわくするデザインをbank toさんと作り上げていきます。
私たちはこのローカルメディアの運営を、自走し続けられるものにしたいと考えています。しかし大きなスポンサーなしに持続するのが難しいといわれるメディア業界、どのような形で自走するメディアを生み出せるでしょうか?
持続的にコンテンツを生み出す運動体
メディアとして持続させるためには、まず当然ながら良質なコンテンツを生み出し続けていく必要があります。これに関しては全国のローカルメディアを知り尽くす、合同会社千十一編集室代表の影山裕樹さんに構想段階からチームに参加していただきながら一緒に考えてきました。
「まちまち眼鏡の作戦会議(編集会議)」による共犯型の編集体制
『まちまち眼鏡店』の編集方針は、我々だけではなく、この活動に賛同してくれる読者や街の店舗運営者と一緒に作り上げていきたいと考えています。まず、月に一度「編集会議」と「まちの作戦会議」を開催します。
実は谷根千には各メディアで活躍する編集者の方がたくさん住んでいます。地域に縁のあるゲスト編集長を月替りで「編集会議」にお招きして、会員と一緒に編集方針をきめていきます。ゲスト編集者には、ベテランから若手まで、多様なラインナップを予定しています。この過程に参加するだけでも、様々な編集者の個性が見えて新たな発見があることでしょう。
冒頭紹介した坪井と柳をそれぞれ店長、副店長として呼んでいるのはまさにこのためで、一人の強い編集長が腕を振るうかたちではなく、多様な声をすくい上げそっと提供していくような役割を2人には期待しています。
メディアを運営していくには、運営費や原稿料などの費用が必要となります。その費用を補い、さらにまちを面白くする活動に広げるためには、継続的な資金が必要です。基本的にバナーなどの広告収入や、運営への公的な補助金には頼らずに、当事者たちによる自立した収益モデルを描きたいと考えています。
【会員制度】
まず会費売上です。安定的で継続的な運営とするために、年単位での契約としたいと思っています。
<サポーター会員による会費売上 >
個人会員/読者会員のことです。会員は「編集会議」と「まちの作戦会議」に参加する権利があります。プロの編集者とともに学びつつ、まちの仕掛けごとを一緒に企んでいただきます。
<パートナー会員による会費売上>
地域のお店や企業さんによる会員になります。
会員特典として、上記サポーター会員の特典に加え、WEB上に求人情報の掲出や、お店のキャンペーン告知ができるスペースを用意しています。
【スポット的な売上】
・求人記事制作
・タイアップ記事制作
このほか、将来的には地域の物件情報の提供などの収益源を確保していけると良いと考えています。
透明性/コモンズとしてのローカルメディア
これらの売上を基に事業を進めていくわけですが、サポーター会員やパートナー会員に「お客様」ではなく、共犯関係的に同じ方向を見る関係性をもって運営していくために、メディア事業に関わる収支はすべて会員に公開したいと考えています。というのも、正直私たちはこのメディア事業として儲ける気持ちがさらさらありません。せめて損にはならず、続けていけることが最優先で、メディアを通じて得るであろう新たな人との出会いや帳簿に現れてこない価値で十分恩恵は得られると考えているからです。そのように収支を透明化することで、メディアが一法人のものという存在から、コモンズとしてはたらき始めるのではないかと考えています。(実際ある程度運営が軌道にのったら独自の事業体として独立してもいいかもしれません。)
WEB上にとどまらないリアルな空間への波及
支出のうち、制作上必要になるいわゆる原価と販売管理費をのぞいた利益にあたる部分は、「まちの作戦会議」で起案するまちへの「仕掛けごと」に使っていきたいと思っています。まちの共益費みたいなものと考えてもいいかもしれません。今考えていることは、たとえば
・一見さんは入りにくいスナックにも行きやすいきかっけとして、「まちまち眼鏡店」名義のボトルをまちのいくつかのスナックにボトルキープ。最初のボトルを入れる費用として利用。
・銭湯の月貸しロッカーを「まちまち眼鏡店」で借りて、あったら嬉しいアイテムをまち眼鏡会員は利用可能
・まちのお店にまち眼鏡会員だけが知っている秘密の棚を用意。
・まちの中にまち眼鏡会員のための秘密の専用ライブラリーを設置。
などなど、まちに直接働きかける試みを「まちの作戦会議」で一緒に企んでいきたいと考えています。
photo by yikin hyo
こうした課題感を共有できる地域は、谷根千だけではないはずです。全国津々浦々、そのまちごとの『まちまち眼鏡店』があっていい。そのためにも、まずここ谷根千で自走するローカルメディアを実践し、そこで得た知見を広く全国の地域に還元できればと考えています。
HAGI STUDIO
2013年創業、東京谷中を拠点に活動する「世界に誇れる日常を生み出す」をモットーに活動する事業体。建築設計/デザインチーム、飲食店運営チーム、宿泊施設運営チーム、場作りチームにより構成されています。
坪井美寿咲<店長>
HAGI STUDIO宿泊部門マネージャー/hanareコンシェルジュ。
谷中生まれ谷中育ち。谷中の工務店の娘でもあり、まちの皆さんや職人さんに見守って頂きながら幼少期を過ごす。「記憶に残り続ける想い出を創る」事をモットーに、宿泊業・接客・英会話を学び、リゾートホテルにて約4年、アメリカのテーマパークで経験を重ね、2020年11月からHAGI STUDIOへ。地元谷中の暮らし、まちの魅力をさまざまな形で発信すべく、まちやどhanareを拠点に活動中。
柳スルキ<副店長>
HAGI STUDIOでKLASS担当のスタッフ。
1993年に韓国京畿道で生まてすぐ、両親の仕事の都合で日本での生活を始める。韓国料理ですくすく育ちながら建築を学び、2018年4月からHAGI STUDIOで働き始める。まちの教室 KLASSでは、「暮らしと学びを近づける」をコンセプトにこのまちの方を講師に迎え、近所の大工さんによる箸作りや金継ぎ教室など、この土地ならではのクラスを開催。
宮崎晃吉<番頭>
HAGI STUDIO代表取締役/一級建築士。
学生時代に木造アパート「萩荘」に住み始めたことがきっかけで谷中に住んで15年。その萩荘を2011年の震災を機に改修し2013年『最小文化複合施設HAGISO』として生まれ変わらせ、以来地域内での建物再生と運営、全国での建築設計を手掛ける。ランチのお気に入りは毛家麺店の担々麺とPASAのネパールカレー。
影山裕樹<アドバイザリー・エディター>
編集者、合同会社千十一編集室代表。
谷中の美容院dollsに月イチで通ってる通い谷中民。『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社、2016)などの著書がある他、全国のローカルメディアの担い手とつながるコミュニティメディア「EDIT LOCAL」の企画制作、運営を行う。全国各地でローカルメディアや地域プロジェクトのディレクション、コンサルティング、制作を行う。
bankto LLC.<ウェブディレクション>
京都に拠点をおくクリエイティブ・ファームです。表通りには現れてこない“路地的な視点”で街の情報を発信するローカルメディアの編集制作や、シティプロモーションのプランニングを行う。主な制作実績に、「噂」から始まる旅を提案する京都のWebメディア「ポmagazine」、京都市京セラ美術館のWebサイトリニューアルなど。都市・観光・芸術文化領域を横断した案件を手がけている。
今回このクラウドファンディングを通じて集めた資金をつかって、WEBサイトの制作費用、準備費用、メディアスタート時の運営/取材費用として使わせていただきたいと考えています。基本的に上述のように年会費の利益はすべてまちへの仕掛けとして活用していきたいと考えています。そのために初期費用をかぎりなく抑えて、長く持続するローカルメディアとして育んでいきたいと考えています。
支出(初期費用) | |
WEB制作費+イラスト制作費+準備人件費 | 約380万円 |
スタート時の記事制作費 | 約50万円 |
クラウドファンディングリターン原価および手数料 | 約40万円 |
初期費用合計 | 約470万円 |
収入 | |
台東区新ビジネスチャレンジ支援 | 約100万円 |
このクラウドファンディング | 目標200万円 |
合計 | 約300万円 |
ご覧の通り目標金額200万円を達成しても赤字にはなってしまうことは覚悟のうえでのぞみますが、今後の運営に資金をまわせるように、どこまでいけるかチャレンジしてみたいと思っています!
目標金額未達の場合でも、「まちまち眼鏡店」の制作は行います。なによりも私たち自身がこの取り組みを通して見えてくる新しいまちの可能性にワクワクしていて、実現せずにはいられません。見切り発車で進んでしまっているプロジェクトですが、まだ見ぬものを作るときはリスクはつきもの。ぜひ良いスタートがきれるように、皆様のご協力をお願いします!
◯まちまち眼鏡店オリジナルステッカー
今回のクラウドファンディング限定の素敵なステッカーをプレゼントします。
◯WEBサイト内にお名前を掲載
WEBサイト内のABOUT部分にクラウドファンディング功労者としてお名前を記載させていただきます。(記載を希望されない場合はお知らせください。)
◯TAYORI BAKE特製 まちまち眼鏡クッキー
HAGI STUDIOが運営する大人気の焼き菓子店「TAYORI BAKE」によるオリジナルまちまち眼鏡クッキーをお届けします。
◯まちまち眼鏡店的『地域の品盛り合わせ』
まちまち眼鏡店厳選の地域の食品や小物を箱に詰め合わせてお送りします。
以外に知らない素敵な品に出会えるかもしれません。
(竹)WxDxH=234x143x87
(松)WxDxH=324x223x92
◯体験型オンラインツアー
お送りした『地域の品盛り合わせ』に入っている商品を実際に売っているお店を巡りながら、お話をうかがっていく体験型オンラインツアーです。まちを巡る中で思わぬハプニングにも遭遇するかも?元ディ◯ニー勤務経験ありの店長坪井によるアトラクション型ツアーをお楽しみに!
開催日時:2022年4月30日(土)15:00-16:00
配信方法:zoomもしくはyoutube
当日ご参加いただけない方にはアーカイブ動画を共有させていただきます。
定員:∞
店長坪井と副店長柳によるオンラインツアー。まちまち眼鏡店の世界観を感じられる内容をご用意しています!
◯まちまち眼鏡ツアー
リアルな『まちまち眼鏡』的谷根千ツアーにご招待します。
*新型コロナの蔓延状況によっては日程が変更となることがあります。
*ツアーには定員がございます。ファンディングいただいた方から順次ご予約をお受けします。また、直前のキャンセルなどによるツアーの振替などにはご対応しかねる場合がございます。
【まちまち眼鏡店店長坪井による坪井家3世代ツアー】
開催日時:
4/16(土)13:00-15:00 *終了後簡単な懇親会あり(任意参加)
【好評につき日程追加!】5/14(土)13:00-15:00 *終了後簡単な懇親会あり(任意参加)
定員:6名
91歳のおじいちゃん、55歳の父、26歳の私。このまちで生まれ育ってきた親子3代による、坪井家オリジナルツアー。小さな子供が大人になり、親になり、家族が増える。四季折々、いろんな時をこのまちで過ごし、谷中を愛し、誇りをもって歩んできた私の家族の日常をお伝えします。まちと家族と暮らし。谷中生活が気になる方、以前住んでいた方、最近引っ越していらした方、同じ境遇の地元の方へ、家族目線で谷中生活を体験できるツアーをご案内します。
【「片手袋研究家」石井公二さんと「路上鑑賞家」村田あやこさんによる「落ちてるものと生えてるもの」谷中の路上観察ツアー】
開催日時:5月2日(月)13:00-15:00 *終了後簡単な懇親会あり(任意参加)
定員:10名
まちのいたるところで見かける片方だけの手袋を撮影・研究する片手袋研究家の石井公二と、路傍の園芸活動や植物の佇まいを愛で見守る路上園芸鑑賞家の村田あやこ。「落ちてるもの」と「生えてるもの」を長年観察しつづけている二人のガイドで谷中を歩くツアーです。
片方だけの手袋も、道ばたの植物も、日常生活ではあまり気に留めないものかもしれません。しかしちょっと視点を変えて、誰も見ないようなものにあえてアンテナを向けながらまちを歩いてみましょう。“取るに足らないもの”の背後にある人間の生活や都市の物語を想像してみると、まちの風景はぐっと豊かに見えてきます。
まち歩き終了後は参加者が撮影した写真を皆で見ながら、楽しく語り合いましょう。
石井公二
片手袋研究家。町でよく見かける片方だけの手袋の研究に取り組む。原稿執筆やメディア出演等を通じ片手袋の魅力を発信しながら、都市や人間についての考察を続けている。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)
instagram / twitter
村田あやこ
路上園芸鑑賞家/ライター。街の植物や園芸の魅力を書籍やウェブ等で発信。著書に『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)。神奈川新聞、散歩の達人等で連載中。路上観察ユニット「SABOTENS」としても活動中。
instagram / twitter
【南陀楼綾繁さんによる本のある場所ツアー】
開催日時:5月14日(土)13:00-15:00
定員:6名
私は1995年に谷中に引っ越して以来25年、谷根千の周辺で暮らしています。2005年には「不忍ブックストリート」を結成し、一箱古本市などの活動を行ってきました。そんな私が谷根千の「本のある場所」をご案内します。新刊書店、古本屋、図書館、あるいは本棚と出会える場所を一緒にめぐり、「地域と本」について考えてみませんか?
南陀楼綾繁
1967年、島根県生まれ。ライター・編集者。谷根千で本に関する活動を行う「不忍ブックストリート」の代表として各地のブックイベントに関わる。「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。著書『谷根千ちいさなお店散歩』『古本マニア採集帖』ほか。
◯泊まれる/住めるまちまち眼鏡店
泊まれるまちまち眼鏡店
まちやどhanareの一泊宿泊券(1室2名様)
HAGISOでの朝食付き
具体的な日程は個別にご相談させていただきます。
住めるまちまち眼鏡店
まちやどhanareの一週間宿泊券(1室2名様)
HAGISOでの朝食付き
具体的な日程は個別にご相談させていただきます。
◯宮崎晃吉がまちやどやローカルメディアの立ち上げ/運営に関してアドバイス
「まちやど」や「ローカルメディア」など地域における事業の新規立ち上げや運営に関して、HAGI STUDIO代表の宮崎晃吉がご相談に乗らせていただきます。
谷中にお越しいただくか、現地にお伺いするか(この場合交通費/宿泊費を追加でご負担いただきます)、zoomなどを利用したリモート会議などにて丸一日かけて本気でアドバイスします!
◯名誉サポーターとしてお迎えします!
リターンフルコースに加え、中心メンバーによる特別谷根千ツアーと、制作メンバーによる感謝の寄せ書きをお送りします。
名誉サポーターとしてその功績をメンバー一同讃え続けます。
【応援メッセージ①佐藤正宏さん(WAHAHA本舗)】
【応援メッセージ②石井公二さん(片手袋研究家)】
【応援メッセージ③松本由布子さん(いってんきもの想庵)】
【応援メッセージ④本多翔さん(tokyobike 谷中 Soil)】
【応援メッセージ⑤江畑潤さん(谷中在住)】
ここまで長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!
私たちにとっても初めてのローカルメディアという試み。本当にできるかどうか、続けられるかどうか、未知なことでいっぱいですが兎に角やってみないとはじまりません。
まちのことがもっと好きになる、当たり前の日常の豊かさを実感できるきっかけづくりを、一緒に実現させてください!
3000 円
5000 円
15000 円
SOLDOUT
20000 円
残り1枚
20000 円
SOLDOUT
20000 円
残り2枚
20000 円
30000 円
残り23枚
50000 円
残り10枚
100000 円
残り9枚
150000 円
残り5枚
300000 円