プロトタイプでテスト撮影:第四回 山本春花
vol. 22 2016-05-09 0
© 山本春花
撮影した時の一瞬一瞬の儚さが色濃く残るフィルムに魅了され、フィルムカメラで撮影した女性のポートレイトシリーズ「乙女グラフィー」を発信しているフォトグラファーの 山本春花 さん。そんな彼女から Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens を使って撮影されたシルキーな写真が多く届きました。都会に漂う空気をやわらかく受け止めた写真をインタビューと共にお楽しみください。
◆山本さんこんにちは。簡単に自己紹介をお願いいたします!
◇こんにちは。フォトグラファーの 山本春花 と申します。普段はフィルムカメラでの女性ポートレートを中心に撮影しています。また、趣味の写真を楽しむ「snap!」の企画・編集・執筆にも携わっています。よろしくお願いします!
◆Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensは歴史的なレンズなので、最初に連想ゲームにお付き合いください。最初に見たとき、何が頭に浮かびましたか?レンズの見た目と造りに関して、どういった印象をもたれましたか?
◇以前使った Petzval 58 Bokeh Control Art Lens を思い出しました。オリジナリティー溢れるレンズで、これで撮影したら見た目も目立つだろうなと。持っていることが一種のステータスになると思いました。あと、今思うと茶筒にも似てますね。
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◆Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensはロモグラフィーの実験的な精神を引き継いだレンズです。今回の撮影で使用した独自の機能は?
◇開放で撮影するのが好きなので、ほとんど開放を使ってシルキーな雰囲気を楽しんでいましたが、絞り込むとシャープになるのもいい特徴ですね。LumièreとAquarelleのプレートを使用しての撮影は、背景を選べば適度なふんわり感、絶妙な質感、ほどよいボケが楽しめるのでこちらもお気に入りです。1本のレンズでいくつもの描写を楽しめるのは、あきっぽい私にとってぴったりのレンズかもしれません。
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