最後の最後まで、ワークショップを検証します!!
vol. 26 2019-12-20 0
写敷:敷地めいっぱい、中庭も屋内も使って、販売、飲食、ワークショップと、賑やかな1日となりました
ローカルメディアコンパスのクラウドファンディング、残り7時間となりました。
11月8日にスタートして、わずか6週間という短期決戦でしたが、今にも150万円に届くというご支援をいただき、ありがたさと、責任の重さに、背筋が伸びる思いです。
今日は森ノオトの本拠地・横浜市青葉区鴨志田町で、毎月第3金曜日恒例の「かもしだ小さなマーケット」を開催しました。森ノオトの取材で出会った青葉区の名店たちが揃う、小粒だけれども飛び切り魅力的なマーケット。地産地消やオーガニック、マイスター、農福連携、手仕事、花と緑、多世代交流など、森ノオトが大切にしているキーワードを感じられる時間です。こうした「場」の運営もメディアだなあ、と感じるのです。
いつも森ノオトの活動を理解し応援してくださっている、横浜市議会議員の藤崎浩太郎さん
古い借家2棟をリノベーションし、中庭や駐車場を最大限に活用したマーケットの賑やかさのなか、ひっそりと2F事務所で「ローカルメディアコンパス」の体験会をおこないました。
午前中に参加者してくださったのは、地域を代表するローカルメディアの記者さんです。メディアコンパスカードの中でも、特に編集長クラスの編集権を握る人たちに刺さりやすいカードを選んで対話をしました。記者歴も長く、確固たる編集方針を持った方とのワークショップは、とても刺激的で、私にとっても学びになる時間でした。
午後には、地元の市議会議員さんや、まちづくりに精を出している地元の方が、ローカルメディアコンパスを見にきてくださいました。1枚1枚のカードを見ていただき、その人がどういうキーワードが気になるのか、どんな社会事象に興味があるのか、「情報発信」を軸に議論ができるので、勉強になります。
写真:マーケットに出店してくださるのは、すべて私たちが取材したお店です
1年前は、メディア経験者の「取材や発信の体験談」をたくさん集め、それをどう表現し、カード型に落とし込めばいいのか、迷える子羊だった私たち。
NDCグラフィックスの中川憲造さんが「デザインの力であなたたちの活動を後押ししましょう」とおっしゃってくださって、私たちの想像を超えるプロットタイプのカードが10枚できあがりました。
それを見て、「ローカルメディアコンパスは形になる」と確信し、覚悟を決めました。最終的に150以上集まったエピソードの中から、メディア習熟度に応じて学べるように50のエピソードに集約する編集作業をおこないました。そして、NDCグラフィックスさんのつくってくださった型をもとに、私たちで、文字通り切り貼りしたカードをいったんつくりました。
そして、今年6月末に、いったんワークショップの形までつくり、私たちの仮説通りにワークショップが成り立つかどうかを検証するための「体験会」を何度も重ねてきました。その度にカードの言葉を入れ替えたり、学生さん向け、ママライター向け、熟練の記者向けなど、深度を変えてワークショップを繰り返しました。
12月には最終版に近い形でのカードを再度つくり直し、一週間で4回のワークショップ検証をおこないました。
試作→検証→修正→再検証→・・・・・・この繰り返しが、カードをよりよくすることにつながっていくのです。
写真:ローカルメディアコンパスは、メディア関係者だけでなく、地域コミュニティ活動にも役立つツールになるはずです
それでも、いつかは編集作業にケリをつけなければなりません。
来年1月初旬にデザイン入稿を控え、最後の最後まで、文字の一つまで考え抜く作業がまた始まります。
今日の23:59までは、クラウドファンディングに集中します。そして土日はお礼と感謝でいっぱいのホリデーになるでしょう。クリスマスシーズンは編集作業の佳境です。
最後まで、いいものにしていくための応援、サポートを、よろしくお願いします!!