もう一つの肩書きを持てる街「リトルトーキョー」を、一緒につくりましょう。

日本仕事百貨のきみです。

わたしがリトルトーキョーで持つ、もう一つの肩書きは「おせんべい屋さん」です。

 

憧れの職業はいろいろあるけれど「もう一つ肩書きを持てるよ！」と言われた時に、１番最初に頭に浮かんだ仕事でした。

 

実は祖父母はおせんべい屋さん。おばあちゃん家には工場もありました。

「工場が家にあるなんてすごいね」と言われたり、お土産におせんべいを持って行った時に喜んでもらえて、なんだかちょっと自慢に思っていました。

 

私は普通に就職活動をして、企業に入社。それから何年かして、祖父母も歳をとりおせんべいをつくることを辞めてしまいました。

工場にあった機械もあっという間にどこかに運ばれ、今では広いスペースが残っているだけ。

 

ふと「もし私が残っていれば、工場はなくならないで済んだのかもしれない」なんて思ったことがありました。継ぐことの選択肢を考えもしなかったことを、少しだけ後悔しました。

 

おせんべい屋の孫として、リトルトーキョーでおせんべいをつくってみたい、そして、祖父母にも食べてもらいたいと思っています！