完成披露試写会のご報告 (監督・舩橋淳)
vol. 35 2022-02-03 0
みなさま、
昨日、渋谷・ユーロライブにて映画「ある職場」(旧題「些細なこだわり」)の完成披露試写を行いました。監督の私、舩橋とキャスト以下9名が試写後登壇し、3年にわたった映画の完成をご報告と舞台挨拶を行いました!(感染状況を鑑み、Zoomで同時中継も公開)
登壇者:舩橋淳、平井早紀、伊藤恵、山中隆史、田口善央、満園雄太、辻井拓、藤村修アルーノル、万徳寺あんり、吉川みこと
実在したセクシャル・ハラスメント事件に基づき、その後日談として構想したこの作品。職場の仲間たちでヴァカンスへ出かけたのだが、そこでは余暇を楽しむどころか、秘めていた問題が噴出してしまう・・・。取材に基づいた設定に、役者自身のアイデアを加えた即興劇が生むなまなましい本音の会話劇がどのように生まれたのか、登壇した俳優が語りました。
伊藤(上司・木下さん役)「こんな本音で語り合える場所も悪くないな、と見た人が思ってもらえたら嬉しいです」
舩橋「誰か一人が主人公というわけではない特殊な映画。それぞれの男女の、性に対する距離感、考え方が出ていて、「ああそういう人いるいる!」と思える人物たちが生き生きと自分の意見を表明するガチの議論の場を生み出したかった。終わった後、ジェンダー平等について自身の考えが深まり、アップデートされるような体験になってほしいと思います」
さらに
3/5(土)に封切りが決まったことも報告しました。
東京・ポレポレ東中野を皮切りに、全国でロードショーされます!
また、同じキャストメンバーによる続編の情報も!元受刑者の社会復帰を通して見つめる自己責任社会を描く、「おまえのせいだろ!(仮題)」がいま撮影を終え、鋭意編集中であることを発表いたしました。
これより来月にかけて、このキャスト・監督・制作スタッフのメンバーで、完成した映画「ある職場」を世に送り出し、一人でも多くの方に見ていただけるよう努力してゆきたいと思います。
3年間の道のりを支えてくださったコレクターの皆様に心よりのお礼を申し上げますとともに、来月からの全国公開でも口コミ拡散、トークイベント参加など、ぜひご協力をお願いできると嬉しいです。
ありがとうございました!
監督・舩橋淳
【公開情報】
2022 年 3 月 5 日(土)ポレポレ東中野にてロードショー!
公式サイト:http://www.arushokuba.com/(現在製作中、間もなくオープン予定)
【作品情報】
<第33回東京国際映画祭 TOKYOプレミア2020出品作品>
「ある職場」
2020年/135分/カラー&モノクロ/16:9/DCP
配給・宣伝:株式会社タイムフライズ © 2020 TIMEFLIES Inc.
監督、撮影、録音、脚本、編集:舩橋淳
出演:平井早紀、伊藤恵、山中隆史、田口善央、満園雄太、辻井拓、藤村修アルーノル、木村成志、野村一瑛、万徳寺あんり、中澤梓佐、吉川みこと、羽田真
【ストーリー】ホテルチェーンでフロントに務める大庭早紀は、上司に密室でセクシャルハラスメントを受けた。事件は瞬く間にホテルの内外に知れ渡り、SNS 上でも誹謗中傷を浴びて炎上する事態に発展する。職場の暗い雰囲気を変えようと、ホテルの同僚スタッフたちは大庭を誘い、湘南の海辺にある社員用保養所へ2泊3日の小旅行を企画した。しかし、旅行先でも大庭はスマホに張り付きネットをひたすらチェックしている。そんな大庭を、励まそうとする同僚たちだったが、ある時SNS 上でバッシングをしているアカウントが、職場の同僚である可能性が浮かび上がる。それはこの中の一人なのか。疑心暗鬼になる彼らは互いに腹を探り合い、相互不信に陥っていくのだが...
【最後に】当イベントは、会場の映画館・行政区と相談し、座席数キャパの50%以下の入場者で開催しました。マスクの着用、消毒の徹底など感染対策には十分配慮しました。ページ冒頭の集合写真は、撮影時のみマスクを外し、撮影直後にふたたびマスクを着用しております。