舩橋監督よりクラウドファンディングへご協力いただいた皆様へ
vol. 26 2019-11-01 0
映画「些細なこだわり」
クラウドファンディングへご協力いただいた皆様
いま先ほど、3ヶ月におよぶクラウドファンディングが終わりました。
今回は、心も体もへとへとになるほど、全力で体当たりした運動でした。
4年前「フタバから遠く離れて 第二部」のクラウドファンディングをやった時は、原発事故がどれだけ重要か、ということを説明する必要はありませんでした。
しかし、今回は序盤、「ジェンダー平等」って言っても、「え、なにそれ?」という温度の反応が多く、重要さを説明するのにとてつもないエネルギーが要りました。
あの手この手で説明の仕方や、表現の仕方を工夫して、日常に潜む男女の格差が、社会の生きづらさを生んでおり、セクハラを日常化させているということを説きました。
俳優陣も仕事の合間に、できるだけ拡散に手伝ってくれました。
トークイベントを2回やったり、ジャーナリストの浜田敬子さん、堀潤さん、僕の大ファンのてるちゃん(渡辺てる子さん、れいわ新選組)、人権派弁護士の太田敬子さんと青龍美和子さん、映画界では深田晃司監督や想田和弘監督などに応援いただきました。坂本龍一教授も拡散協力いただきました。
また「フタバから離れて」以来のお付き合いの友人たちや、FB上で毎日のように言葉を交わしてきた方々のプッシュもあって、徐々に後半になって、ようやく勢いがついてきました。
そして、最後の5日間は、驚愕ものでした。
いろんな方が作品のメッセージを受け取り、熱量を感じて、どんどん集まってきてくれるのに感動しました。
スタッフとも話していたのですが、少しずつ皆さんとの「言葉の共有」ができてきた。時間がとてもかかったけど、最後の最後で火がついた。
そしてついに目標を達成し、さらに119%まで伸びました。
これで映画の仕上げに加え、宣伝予算が増え、より遠くへ、より多くの人へ映画を届けることができます。
<今回の結果>
コレクター(支援者数) 計262人
集まった金額 2,387,650円
じっとみてると
2387650 という数字が愛おしく見えてきました。
あ、すべて違う数字だ。1、4、9が足りないのね。 そっか、ではイ・ヨ・クをさらに映画に注入しようか、なんて。
今回、カンパいただいたコレクターのみなさん一人一人が、1/262です。
その一人一人に、よい映画を届けることができるよう、これから仕上げに全力を尽くします。
そして、完成版「些細なこだわり」をご覧になったら、262人の皆さん一人一人が、さらにこの映画のことを友人・知人に語り、広げ、ジェンダー平等に向けた豊かな議論が生まれたらいいな、と夢見ています。
まずは、ファンディング完了のお礼まで。
本当にありがとうございました。
舩橋淳
「些細なこだわり」監督