応援メッセージ③田中有希さん
vol. 17 2021-07-16 0
リーダーハウス解体まで3週間を切った本日は、現リーダーハウス建設前から羽根木プレーパークで幼少期を過ごし、現在は一児の母として自主保育「ピッピの会」に所属、再び羽根木に遊びに来ている田中有希(ゆうき)さんからの応援メッセージをお届けします。
リーダーハウス横に建てられたトーテムポールを伝って屋根に登る子どもたち(1990年代)
私が幼児期の頃、羽根木プレーパークで活動する自主保育「ひろば」に参加していました。リーダーハウスの建設が始まったのは私がそこにいる間のことでした。当時は泥、水遊びのほか、リーダーハウスの屋根の上から飛び降りたり、木と木の間に綱渡りのロープが張ってあって、木登りして渡る遊びなどをしていました。毎日プレーパークで遊び、とにかく楽しい日々でした。
モンキーロープは今も昔も大人気の遊具荷物を運ぶ台車で遊ぶ子どもたち。今の子どもたちもこの遊びは大好き当時の自主保育時代の活動風景。お店番をする右から2番目が幼少期の有希さん
当時の自主保育「ひろば」。この活動は2021年現在も羽根木プレーパークを拠点に続いている
そして今、1歳の息子を連れてプレーパークに遊びに行く日々を過ごしています。息子と一緒に遊んでいると当時の感覚を思い出し、その泥の感じ楽しいよね~、水って面白いよね~!と共感してばかりです。整備された公園と違い、天気や季節でプレーパークの状態が変わり、変化の中で様々な体験をする事ができるのでとてもよいな、と思います。ここだと、息子がいくら汚れようが好きにやってみな!と構えていられます。
スプリンクラーで水遊びをする有希さんの息子さん。現在は0~4歳児向けの自主保育「ピッピの会」に所属中(2021年)
母親になってみて気が付いたことがありました。それはリーダーハウスに関わる様々な方の穏やかな見守りです。遊びに行けば気軽に声をかけてくれる人がいて、母親としても居心地が良いです。当時もリーダーハウスの小屋には常に誰かがいて、火や道具の使い方、竹とんぼやコマの遊び方を教えてくれました。様々な方の見守りがあったからこそ、のびのびと過ごせていたのだと気が付きました。
全身泥だらけになって遊ぶ息子さん(2021年)
今も変わらず、このようなのびのびとした場で子育てできていることに感謝しています。プレーパークがこれからもこども達の冒険の場としてあり続けてほしいと思い、活動を応援していきたいです。また、リーダーハウス建て替えのこの時に息子と応援ができて嬉しく思います!
田中 有希
冒頭の写真にある「ひろば」卒会記念制作のトーテムポールの前で。すっかり色褪せてしまったが、今も屋根に登る子どもたちの足場として活躍している。