番頭日誌 第二十話「ビールの泡よ、花となれ」
vol. 20 2023-11-10 0
毎度お世話になっております。
京丹後TRAILERの番頭でございます。
クラファン開始から【54日目】。
現在、【209名】のコレクター様からいただいたご支援額【¥2,556,000】。
目標達成率【319%】。
さて、皆さまのおかげをもちまして、本日まで挑戦を続けさせていただきました「京丹後TRAILER」のクラウドファンディングの企画も、本日で終了いたします。
何事も、振り返ってみたら、意外と早く感じたりします。
人生も、そんなものかもしれないなと思っています。
いよいよ最後を迎えるとき、何を思うでしょうか。
一瞬だったな。
きっと、そう思うんじゃないかなと考えています。
私の現在、現時点でもそう思います。
過ぎ去った時間たちは、忘れられることで編集されていくのでしょうね。
私は何を遺すのでしょうか。
何を遺せるのでしょうか。
そんなことをよく考えてしまいます。
それは別に大きなことではなく、例えば、誰かと接するときの言葉や態度もそうです。
自分が発したそれが、自分とその周りの世界をつくります。
それを受け取る家族や友達、仕事関係の方やお客さま、ご近所さんや地域の人たち、その他の人たちにどんな影響を及ぼすか。
私の小さな一手や一言が、実はそのまま未来に繋がっています。
色んな人に繋がっています。
私が何を遺したのかということは、そういうことで決まっていくのではないかなと思います。
一瞬の人生、どんなバイブスを出力しましょうか。
そんなふうに考えると、幸せは、自分の中からしかやってこないのだなと思います。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの楽曲タイトルで「エンパシー」という言葉を初めて知りました。
「empathy」
自分と違う価値観を持っている人が、何を考えているのかを想像する力のことを言うのだそうです。
この言葉は、私が自分を省みるなかで、自分に足りていなかったところ、その欠如部分にぴったりとはまったような気がしました。
このクラウドファンディングの企画では、その力を鍛えることを多く経験させていただきました。
遊び場をつくるということは、そこで遊ぶ人たちのことを考えるということです。
そして、それをこれからも考え続けていくことが、私たち京丹後TRAILERの新しい仕事です。
もしワガママを言わせていただけるなら、この企画を通して出会えた皆さまと、いっしょに考え続けさせてもらえたら、それがいちばん嬉しいなと考えています。
いっしょに、遊んでくださいね。
よろしくお願いいたします。
さあ、残り10時間を切りましたね。
私は、調理師でもありますので、これからまた午後の厨房に向かいます。
蟹が解禁となり、京丹後の宿も忙しくなってきています。
厨房から帰ってくる頃には、この企画も残り時間わずか、カウントダウンを始める頃でしょうね。
今夜は、その様子を眺めながら、ひとり祝杯をあげようかと思います。
始まったものは、いつか終わります。
終わったら、また始まるものがあります。
そうやって私たちは、死ぬまでを生きるのだと思います。
クラファン期間残り【1日】。
いよいよ、本日、23時59分に終了いたします。
京丹後TRAILER
番頭