「息をしている限り あきらめない」
樹木（いのち）の緊急避難プロジェクト！

開かない扉を叩き続け、かろうじて空いた隙間から入ることができて前に進めば、更なる扉が待ち構え、奇跡的に救世主がその扉を開けてくれたと思えば、その先にはさらに重く厚い扉が……。

3月からずっと、そんな綱渡りの日々を続けてきた気がします。雨雲が少しずつ逸れて、晴天に恵まれたGWの4日間。一体何本救えるのか。毎日がやはり綱渡りでした。

3日目を終えたとき、どう頑張っても全部が救えるとは思えなかった。最終日に起こったことは、いま思い出しても奇跡だとしか思えません。

救出不可能と思われた最後の桜がスッとからだを持ち上げたとき、そこには「樹木と人の結」が具体的に立ち上がる姿がありました。そして、いま、Motion Gallery のこのプロジェクトで起こっていることも、奇跡だと思えます。

GWを返上して駆けつけ、朝から晩まで泥と汗にまみれて危険を伴う作業をしてくださった職人の方々が（まだその労に何も報いていないのに）このプロジェクトにご支援をくださったり、一度ならず二度三度ご支援をくださる方が現れたり、SNSでシェアの渦が起きていたり……。どう、言葉にしていいか、わかりません。

このプロジェクトは、その規模こそ一大事業ではありますが、みんなで見る夢なのではと思い始めています。現実にはあり得ない、でも、現実に起こった夢。

残すところ、あと24時間。

2日目の「結」。是非、観てください。