制作日誌<企画編>④
vol. 4 2025-04-26 0
Vol.4
目標金額30%達成しました!ありがとうございます。まだまだ応援どうぞよろしくお願いします!
今週は、久米島町役場のみなさまと共に沖縄本島のたくさんの企業に協力依頼を要請する旅に行ってまいりました。
たくさんの良き出会いがあり、たくさんの激励の言葉をいただきました。少しずつですが、着実にクランクインに向けて前進しております。
また、先日は息子蓮次郎役のオーディションを終えて、200人を超える応募の中から、蓮次郎役が決定いたしました。正式発表は後日になりますが、とても素敵な方に蓮次郎を演じていただけることになりワクワクが止まりません。今後の出演者発表をどうぞ楽しみにしていてください。
さてさてさて製作日誌の続きですが、前回はシナリオの初稿が完成したところまでお話しいたしましたが、まだ荒削りとはいえ、シナリオはひとまず形にはなりました。
しかし次に一体何をすればいいのだろうか。資金が必要なのはわかる。仲間が必要なのもわかる。かといってシナリオ原稿を持って街に繰り出し、「面白いシナリオができたので一緒に映画を作りませんか?」なんてチャラチャラ言い寄ったところで、120ページのシナリオを読んでくれる奇特な人はそうはいない。みんな忙しい。
自分がどれだけ面白いと思い込んでいようがそんなことは関係ない。みんな忙しい。
そこでログラインというものが役にたちます。ログラインとは映画の要点や魅力を1~3行で表した要約文のことで、120ページは読めなくても、3行の小話なら聞いてもらえる。電車を待つホームで、バス停で、信号待ちで、路地裏で、エレベーターの中で、下りと上りのエスカレーターですれ違う瞬間にでもログラインなら聞いてもらえる。
本作おーるーブルーの場合であれば、「デジタルライフに疲れ、人生燃え尽きた父とSNS炎上で心を閉ざした息子が、沖縄・久米島でのデジタルデトックスを通じて次第に人間らしさを取り戻す」物語となります。エスカレーターですれ違いざまに僕が「デジタルライフに疲れ、人生燃え尽きた父とSNS炎上で心を閉ざした息子が、沖縄・久米島でのデジタルデトックスを通じて次第に人間らしさを取り戻す映画を作りませんか!?」と叫んだらきっと通報されますが、とにかくこれを使って興味を示してくれたらより詳しい情報を付け足して、巻き込んでいくということを繰り返しながら、仲間を増やしていきます。
ただ、この段階では完成のビジョンは全く見えていませんでした。正直に告白しましょう。この当時(1年前)、どんなステップを踏んでいけば思い描いた映画が出来上がるのかが全くイメージができていませんでした。そこでシナリオを読み返してみます。「ふむ・・・いや、これ久米島の魅力が詰まりすぎてるから、とりあえず久米島町の役場に話しに行ってみましょか!島の協力がないとそもそもこの映画、無理ゲーやでしかし〜」となり、共同プロデューサである久米島出身俳優平田理とともに久米島へと向かった初夏の晴れた昼下がり。
そして訪れた久米島町役場。過去にプレゼンというものをほとんどやったことがない私は、事前にTEDトーク(ネット上で無料公開されている様々なジャンルの講演動画)を浴びるように見て、YouTubeでプレゼンのコツみたいなものをしこたま見て、「そんなんでプレゼン上手くなるんやったら世話ないわ!」と一人でツッコミを入れつつ、慣れないネクタイをギュッと締めて、「もうここまで来たらあとはパッションや。パッションやで!」と平田理と変な緊張感の中、案内された久米島町役場の会議室。
町長、副町長はじめ10人近い役場の方達が私たちを出迎えてくださり、まずは初回だから担当窓口の方、一人か二人と話すくらいかなと思っていたので、「おもてたより多い!」と緊張感はますばかり。
いざ始まったプレゼンタイム。Youtubeで一体何を学んだのかというくらいに、噛み噛みで、「え〜、あの〜、その〜」と言葉に詰まりまくりの聞き苦しいプレゼンに……それでも暖かく聞いてくださった役場の皆様でしたが、「これはあかんな。ちゃんと伝えれなかった。おわた」と内心ヒヤヒヤしていると、「ぜひやりましょう!」と町長の鶴の一声。「町をあげてバックアップします!」と。まさかの二つ返事!
次週に続く……
みなさま引き続き応援・拡散どうぞよろしくお願いします!
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