制作日誌<企画編>②
vol. 2 2025-04-12 0
コレクターの皆さま、応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。クラウドファンディングが始まって10日ほどになりますが、もうすぐ目標20%に届きそうです。本当にありがとうございます!
さてさて制作日誌の続きですが、
久米島出身の俳優、平田理(おさむ)と出会ったのは10年前。ドラマの現場で、その時二人はふんどし姿でした。そんなことはどうでもいいのですが、その後、私はなんやかんやで徐々に監督業など裏方にシフトするようになっていき、それ以来おさむは会うたびに「久米島でなんか撮ってくださいよ〜」と言うようになりました。俳優辞めて営業マンになればいいやんけというくらいに、それはもうしつこい。あまりに言うもんだから、私は徐々におさむとは距離をとるようになりました。いや、なってない。どっちやねん。
ニューオキナワで飲んでいたその日もまた言ってきた。「久米島でなんか撮ってくださいよ〜」そう言われると、漢気がこれっぽっちもない私は「そうですね〜。へへへ。あはは。次はハイボールにしようかな〜」といつもは煙にまいていたのですが、その日、先述の久米島観光協会のポスター(Vol1参照)を見てキュンとなっていたわたしは違いました。「やろう。思いついた。シナリオ書きます!」とはっきり言ったかどうかは、その後飲みすぎたためはっきりは覚えていないが、とにかくそういう気持ちになったのは確かだ。
その当時、漠然と描きたいアイデアがありました。それは、感情表現ができなくなった人間の溜まりに溜まった感情が爆発する様。感情の便秘と感情の便秘解消。そのアイデアと久米島とデジタル疲れしたわたくし。この3っつの要素が自分の中でなんとなく結びついた瞬間でした。あの時おさむの「久米島でなんか撮ってくださいよ〜」ルーティーンが発動しなければ、このプロジェクトは誕生していませんでした。別の場所で飲んでいても動き出せてはいなかったかもしれない。ありがとうおさむ。ありがとうニューオキナワ。
よし、一気にシナリオ書くぞ!とその場の気合いは十分だったが、夏休みの宿題も仕事も締め切りがチラつかないと動けない私の筆(キーボード)は一向に進まないのであった。
次週に続く……
みなさま引き続き応援・拡散よろしくお願いします!
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