制作日誌<企画編>①
vol. 1 2025-04-05 0
早速ご支援くださった皆様ありがとうございます!おかげさまで初日で目標額の15%を達成できました。
さて、初のアップデート記事になりますが、この企画の生い立ちを振り返りながらこれから記事を更新していきたいと思います。
この企画が芽吹いてから、クラウドファンディングが立ち上がるまでに、すでに1年以上が経過しているのですが、そもそものきっかけは大阪の西九条にあるニューオキナワという沖縄居酒屋を訪れたことが発端でした。久米島出身の店主が営むそのお店は、当然ながら久米島のものと久米島愛で溢れていました。
カウンター席に座り、久米島産のもずくをつまみながら、とりあえずのオリオン生を飲み干し、次は何を飲もうか、次は何を食べようかなんて考えながら、カウンター上に置かれたメニューを眺めつつ、こういう店は本日のオススメが大体壁にかかっているから、壁にも何か本日のオススメのスペシャルなメニューが書かれているに違いないと思った卑しい私は、ふと目線を上げました。
そしてそこで目にしたものが久米島観光協会のポスターでした。そこに書かれた「泣きたくなったら、久米島へ。実家よりもあったかい、ゼロになれる島」のキャッチコピー。「いや、俺泣きたいわ。久米島行きたいわ。ゼロになりたいんや!」と、当時40歳になって間もなく、不惑どころか惑いに惑い、デジタルライフにも疲れ切っていた私の心は、ギュッと鷲掴みにされ、次回作にと書きかけていた別のシナリオの手をいとも簡単に止め、すぐにこの物語の創作に取りかかり始めました。
そしてその居酒屋に私を誘い出した男こそが、本作のプロデューサーも務める久米島出身の俳優、平田理なのでした。
次週に続く……
みなさま引き続き応援・拡散よろしくお願いします!
監督 北口ユースケ
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