2025年、どうぞよろしくお願い致します!
vol. 31 2025-01-14 0
遅ればせながらあけましておめでとうございます!
昨年は、『航海記』書店版の応援をいただき、誠にありがとうございました。
皆様への心からの感謝の気持ちとともに、新しい年が『航海記』の良き旅路になるよう、心新たに漕ぎ出してまいります。
どうぞ一緒に楽しんでいただけますように。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
2025年は、豆本『航海記』の青い色とともに幕を開けました。
染め紙の制作作業からのスタートです。
詩人の吉成虎維さんが青色の調整を何度も重ねながら、海の窓装の外函の色を作りました。
今回作ったのは、外函の漆黒の海の水平線部分と、袖の薄い青色部分。
この染め紙を使って、赤井都さんが1冊ずつ手製本で豆本を仕上げていきます。
ようやく、赤井都さんに「海の窓装」の染め紙をお渡しできるところまで辿り着きました。
明日からは「がんだれ装」の見返しを染めます。
書店版では豆本のように1枚ずつ和紙を染めるといった手作業はできませんが、
本屋さんで『航海記』を手にした人が、大事に作られた本を手に取った気持ちになっていただきたい。
クロス装にするのか、それとも紙にするのか。
カバーはかけるのか、かけないのか、
豆本に向かう時とは考え方を変えて、書店版だからこそできることを考えてみたい。
どんな装丁が良いだろうか‥。
現在、印刷の見積もりとにらめっこしながら検討を進めている段階です。
今年はいよいよ書店版の『航海記』が本屋さんに漕ぎ出します。
本の流通についてもまだまだ勉強しながらの段階ですが、
心新たに、一つずつ、進めていきます。
この年末年始は、わからないことだらけで、ドキドキしておりました。
そんなわからないことも含めて、このアップデートでお伝えしていきますね。
「ええ!?そんなことも知らないの?」というような投稿も目にされるかと思いますが、
どうかこの舟旅を見守っていてください。いろんな方々に教えていただきながら、漕いでまいります。
街の本屋さんで、『航海記』を見つけていただける日を思い描きながら、
試行錯誤しながら、小さな一歩を重ねます。
どうぞよろしくお願い致します!
山小屋ブックス
新谷佐知子
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