10年間書き続けてきた“140字小説”を
和紙に活版印刷し、1冊の本にして届けたい

クラウドファンディング開始から３ヶ月近くが過ぎ、完了３日前となりました。

ホーム社のサイトでメイキングエッセイを連載しているため、そちらの作業に追われてなかなかアップデートできずにいましたが、完了３日前にして初めてのアップデートです！

進行状況についてですが、先日ついに本文の印刷がすべて完了しました。これから検品ののち、製本作業にはいっていきます。

今回は、これまでの振り返りとして、簡単な活動の記録を記します。

こちらが活字を購入した大栄活字社の写真です。大栄活字社は昭和28年創業。現在の店主・大塚さんのお父さんがはじめた会社です。昭和期は店も活況で、となりの敷地にも社屋が広がっていたそうです。

こちらが大栄活字社で文選していただいた活字の一部です。この活字がつるぎ堂に送られます。

つるぎ堂の大型印刷機とつるぎ堂の多田さんです。

大型印刷機に活字を組み付ける様子です。

組み付け完了したもの。

印刷されたものがこちらです。

このように1枚に8面つけたものを16台刷ります。

次に、製本についてです。

製本は美篶堂で行われます。

現在はまだ特装版の表紙用の和紙が刷り上がっていないため、洋紙を使った通常版の束見本しかできていないのですが、そちらをちらりとお見せします。

ハードカバーではないのですが、雁垂れと言って、表紙の紙を中に折り込む形です。通常版の表紙の用紙はハンマートーンGA、見返しは里紙です。

上から見るとこのような形です。開きを考え、本文の背は背表紙に貼り付けるのではなく浮かせてあります。

本文の用紙は機械抄きの和紙です。光に当てると長い繊維が含まれているのがわかります。

現在は印刷された本文の検品作業の最中。終わりましたら製本の工程に入ります。

急ぎ足ではありますが、現在の進行状況をご報告いたしました！

詳細につきましては、ホーム社のサイトの連載エッセイ「10年かけて本作りについて考えてみた」をご覧ください。

https://hb.homesha.co.jp/m/m7c0a2216a9db

それではクラウドファンディング終了まであと3日となりましたが、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします！