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140字小説を和紙に活版印刷。小説家ほしおさなえによる、紙と文字が主役の本づくりをクラウドファンディングで実現!
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小説を書いてます。「活版印刷三日月堂」シリーズ、「菓子屋横丁月光荘」シリーズ、「紙屋ふじさき記念館」シリーズ、「言葉の園のお菓子番」シリーズ、「ものだま探偵団」シリーズ、『東京のぼる坂くだる坂』『金継ぎの家』など。
小説家ほしおさなえが10年間書き続けていた140字小説を本にします。作品は現在800編以上あり、そのうち120編を選び、和紙に活版印刷した本を作成します。
皆さまのご支援のおかげで、スタートから2週間ほどで目標額を達成することができました。
ありがとうございました!
そして、手漉き和紙が表紙の特装版に関心をお寄せくださる方が想像以上にたくさんいらっしゃることがわかり、当初は100部と考えていた特装版を200部作成することにいたしました。
それにともない、リターンの枠も変更しております。
またこのたび、ストレッチゴールを設定することにいたしました。ストレッチゴールは目標額に80万円をプラスした180万円とし、このゴールの達成によりサンクスカードをグレードアップしたいと考えています。
サンクスカードは西島和紙工房の手漉き和紙を用います。当初は「言葉の窓」という書籍タイトルのみを印刷する予定でしたが、こちらに140字小説を1編、活字組版で印刷いたします。
掲載する140字小説は、今回の書籍にもこれまでの活版カードにも未収録の作品にする予定です。
このグレードアップにより、ご支援くださったすべての方々に「手漉き和紙に活字組版で印刷された140字小説」をお届けすることができるようになります(サンクスカードは販売用5冊セットをのぞくすべてのリターンに付与されています)。
カードのデザインなど詳細はまた追ってお伝えしていきます。
また、書籍完成後、この本をさらに広く届けるための宣伝・告知の費用として使わせていただきます。
ご支援、ご紹介など、お力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは、ほしおさなえです。
「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)、「紙屋ふじさき記念館」シリーズ(角川文庫)、「菓子屋横丁月光荘」シリーズ(ハルキ文庫)、「言葉の園のお菓子番」シリーズ(だいわ文庫)など、小説を書く仕事をしています。
このたび、10年かけて作り続けてきた自作の140字小説を和紙に活字組版で印刷し、本にします。
紙の本から電子書籍に移り変わろうとしているいま、なぜ過去のものとなりつつある活版印刷を使うのか。まずはそこからお話しいたします。
わたしと活版印刷の出会いは小学生のころ。翻訳家だった父(小鷹信光)に連れられて印刷所の見学に行ったときのことでした。
当時の印刷所ですから、当然活版印刷で、印刷機や棚に並んだ活字などを見せてもらい、本好きだったわたしは、本作りの秘密に触れ、その世界に夢中になりました。文字をひとつひとつ手で並べて、それを判子みたいにして押すと本になる。文字をひとつひとつ作っておいてそれを並べるという技術に驚き、活版印刷を発明した昔の人はすごい、と感動したのです。
(写真奥で棚を見ているのがわたし)
それ以来、活版印刷で本を作ることに憧れてきました。しかしその後、印刷技術の発達により活版印刷はしだいに廃れ、大きな印刷所の活版部門も閉じていき、活版で本を作ることはむずかしいことになってしまいました。
10年前、自作の140字小説の本を作ろうと考えたとき、頭に浮かんだのが活版印刷でした。ネットでいろいろ探すうち、個人で活版印刷でグッズ制作をしている九ポ堂と出会いました。すぐに本を作ることまではできなかったのですが、140字小説1編を名刺サイズのカードに印刷しました。
活版で印刷された140字小説は、Twitterの画面で見るのとはまったく違う印象で、活字の持つ力強さにあらためて驚きました。その後少しずつカードの種類を増やし、イベントやオンラインショップで販売するようになりました。
(最初の140字小説活版カード5枚セット)
(結束されて九ポ堂に保管されている140字小説活版カードの活字)
そもそもわたしが140字小説を書くようになったのは、東日本大震災のあとのことです。わたしの本業は小説家ですが、震災の衝撃で新しい小説を書くことができなくなってしまいました。それでも書きたいものの断片が浮かび上がってくることはあり、Twitterに140字小説として投稿するようになったのです。
(これまでに出した140字小説活版カード5枚セット。全部で16種類あります)
イベントで活版カードを販売するようになってからは、くりかえしブースに買いに来てくださるお客さまもいらして、勇気づけられました。
また、活版印刷に携わる方たちとの交流が生まれました。そうした活動の中で「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)が生まれたのです。活版印刷の世界を世に紹介したいという思いのおかげで、再び小説を書くことができるようになりました。
(「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)の第1巻)
140字小説を書き続ける中で、多くのことを考えました。書きたいことを短い言葉で正確に表現するよう心がけることによって、言葉を磨く訓練にもなりました。140字小説の可能性を追求するため、幻想的なものから日々の雑感までさまざまな作品にチャレンジしました。現在は800編以上の作品があり、そのうちの80編を活版カードにしています。
仕事の小説に注力するため、最近は自分で140字小説を発表することはあまりなくなりました。代わって、いまは星々という団体を作り、毎月140字小説のコンテストを開催し、選評をつけるという活動をしています。応募されてきた中には素晴らしい作品がたくさんあります。
https://www.hoshiboshi2020.com
Twitter上の遊びと捉えられがちな140字小説ですが、深く複雑なことを表現する力を持っていると感じています。この力を広く世の中に広めるためにも、まずはわたし自身が140字小説の作品集を出そうと考えました。
また、活版カードの活動をはじめて以来ずっと、活版印刷の実物をいまの人々に見てもらいたい、という思いがあります。活版印刷には新しい人たちの心を捉える力もあるのだと思います。一方、「紙屋ふじさき記念館」シリーズ(角川文庫)の執筆を通して、和紙に関する取材も重ねてきました。産業としては衰退してしまっていますが、和紙にも素晴らしい力があると感じています。そのため、この本は和紙に活版印刷することを考えました。
現在、活版カードは80種類あります。その80編から60編ほど選び、さらに新しいものを60編ほど加えて合計120編を和紙に活版印刷して本にします。DTPソフトで作ったものを製版した凸版で印刷するのではなく、表紙から本文まですべて活字組版でおこなうむかしながらの活版印刷です。価格を考え、本文用紙は機械抄きの和紙を使用することにしましたが、手漉き和紙の良さを伝えるため、手漉き和紙を用いた特装版の作成を考えました。
本作りに協力してくれているのは以下の方たちです。
1 九ポ堂
九ポ堂は酒井草平さん、葵さんのご夫婦で作っているユニットで、少し不思議な物語と、雰囲気のあるイラストが持ち味です。草平さんの祖父・酒井勝郎氏は定年退職後に趣味で活版印刷をおこなっていて、九ポ堂は勝郎氏が遺した活字や印刷機を使っています。九ポ堂には、この10年ずっと活版カードの作成を請け負っていただいて、今回は本のデザイン全般を受け持っていただきます。
(九ポ堂の活字棚)
2 緑青社
次に、大判の紙に印刷できる大型印刷機を持つ緑青社です。緑青社は、つるぎ堂の屋号を持つ多田陽平さんと、knotenの屋号を持つ岡城直子さんのユニットです。ふたりはそれぞれ活版作家として活動しながら、緑青社という屋号で活版印刷専門の受注事業を立ち上げました。つるぎ堂の大型印刷機は軽自動車ほどの大きさがあります。昭和中期の国産機で「活版印刷三日月堂」シリーズに登場する大型印刷機のモデルとなったものです。今回はこの大型印刷機を使って本文を印刷します。また、表紙の印刷は岡城さんにお願いします。
(つるぎ堂の印刷機と多田さん)
(knotenの作品 写真提供:knoten)
3 美篶堂
美篶堂は、長野県伊那市美篶に製本所、東京に事務所を構える製本会社です。手製本を得意とし、上製本だけでなく、特装本や和装本も作成しています。また、製本の技術を伝えるワークショップや製本を学ぶための「本づくり学校」も運営しています。今回は和紙の製本というむずかしさも考え、美しい本作りに定評のある美篶堂に製本をお願いします。
(美篶堂の作品 写真提供:美篶堂)
4 西島和紙工房
西島和紙工房は山梨県の身延町にある手漉き和紙の工房です。西島和紙工房の作るグッズの中に穴のあいたポストカードのシリーズがあります。単なる穴ではなく、そこに楮の繊維がうっすらと入って向こう側が透けるというものです。今回、特装版の表紙はこの技術を用いて作成します。
(西島和紙工房の作った和紙のポストカード。丸い穴に楮の繊維が入っています)
以上4つのグループと本の形を相談するところからプロジェクトをスタートしました。どの紙を使うか、レイアウトをどうするか、表紙をどうするか、製本をどうするか。模索の様子はホーム社のサイト「HB」にて連載していますので、詳しくはそちらをご覧いただければ、と思います。
(「HB」で連載中の「10年かけて本作りについて考えてみた」 画像制作:九ポ堂)
このプロジェクトで実現したいことは3つあります。
1 紙と文字が主役の本を作る。
目指しているのは「紙と文字が主役の本」です。この本は決して大きな本ではありません。文庫よりやや小さな、手のひらにのるサイズの本です。また、革や布貼りの表紙や箔などの豪華な装飾も、美しい装画もありません。紙自体の力、文字自体の力だけで美しい本を作る。和紙の持つ味わい、活字の持つ力強さとやさしさが浮かび上がるような本を目指しています。
2 かつての本作りの姿を伝える。
1980年代ごろまで書籍は活版印刷で作られていました。活字をひとつひとつ並べて組むという、気が遠くなるような手間がかけられていました。今回はそのころと同じく、活字をひとつずつ拾い、組む方法で本を作ります。しかし、いまは当時のように機材と技術者がそろった大きな印刷所はありません。これは単純に以前の技術を継承するのではなく、いまある機材で本を作るための新しい方法を模索するチャレンジでもあります。
3 自分の作品と140字小説という形式を世に問う。
日常的な思いから空想の世界まで、この10年間でさまざまな物語を紡いできました。わたしにとっては自分の分身のような作品たちです。活版カードには入れなかった少し重い内容のものまで含め、わたし自身の心の記録としてこの本を世に送り出します。同時に、140字小説の可能性を提示したいと思います。
以上3つがこの本の制作で目指したものですが、満足のいく本を作ることがプロジェクトの終着点ではありません。この本を多くの人に送り届けることができてはじめて目的をまっとうすることができると考え、告知を兼ねてクラウドファンディングへの挑戦を決めました。
活版印刷で本を作るには、すべての活字を購入する必要があります。特装版の表紙に使う手漉き和紙はもちろん、本文に使う機械抄きの和紙も一般の書籍用紙より高価なものとなり、活字を拾うことも組むことも、印刷も製本も、すべて人の手で行うことなので、かなりの費用がかかります。
このプロジェクトはわたしが企画し、運営するもので、活字代、紙代などの材料費、紙漉き・組版・印刷・製本などの工賃など一切がわたし個人の負担となります。その一部を今回のクラウドファンディングでまかないます。
このプロジェクトで作成する本には、通常版と手漉き和紙の表紙の特装版の2種類があります。
◆言葉の窓──140字小説集(著・ほしおさなえ)特装版
・表紙:手漉き和紙に活版印刷、雁垂れ付き
・見返し:手漉き和紙
・本文:機械抄き和紙に活版印刷
・文庫サイズ、128ページ、函入り
・デザイン 九ポ堂
・文選 大栄活字社
・表紙和紙 西島和紙工房
・本文用紙 丸重製紙企業組合
・印刷 緑青社
・製本 美篶堂
・予価 12,000円(税別)
◆言葉の窓──140字小説集(著・ほしおさなえ)通常版
・表紙:洋紙(ハンマートーンGAホワイト)に活版印刷、雁垂れ付き
・見返し:洋紙
・本文:機械抄き和紙に活版印刷
・文庫サイズ、128ページ
・デザイン 九ポ堂
・文選 大栄活字社
・本文用紙 丸重製紙企業組合
・印刷 緑青社
・製本 美篶堂
・予価 7,000円(税別)
(本文の試し刷り。調整して印刷をおこなったのち、断裁して本の形に仕立てていきます。印刷:つるぎ堂)
(特装版の表紙デザイン。デザイン:九ポ堂)
(通常版の表紙デザイン。デザイン・九ポ堂)
そのほかの特典
◆サンクスカード
支援してくださった皆様全員(書店さま向け5冊セットを除く)に、西島和紙工房の手漉き和紙に活版印刷したサンクスカード(ほしおのサイン入り)をお送りします。
◆完成記念トークイベントへの招待
印刷博物館でおこなわれる完成記念トークイベントにご招待します。
著者のほしおさなえのほか、今回のプロジェクトに携わって下さった方々が本作りについて語ります。完成後の開催となりますので、日程は未定です。来場できない方にはオンラインで配信いたします。
◆印刷博物館でのワークショップ
活版印刷の過程を体験できるワークショップも特典として準備しています。
作成するのは、ほしおさなえの140字小説2編を数ページに分けて、挿絵をつけた本。
印刷博物館の活字棚から自分で活字を拾い、組み、1冊の本に仕立てるところまでをおこないます。挿絵は花松あゆみさん。
http://ayumihanamatsu.main.jp
クラウドファンディングで作成する140字小説集とは別の、この体験で自分で本作りを手がけた人にしか手にはいらない特別な本になります。
1回限定8名で、ほしおも会場にうかがいます。
日程によってコースがふたつあります。このワークショップは本の完成時期とかかわりなくこの日程で開催します。
A日程 2023年3月18日(土)13:00〜16:00 (予定)
B日程 2023年3月19日(日)13:00〜16:00 (予定)
*申込後の日程の変更はできませんので、ご注意ください。
◆通常版5冊セット(一般向け)
予価7,000円(税別)の通常版5冊を割引価格でお届けします。サンクスカードが5枚つきます。
◆通常版5冊セット(書店さま向け)
予価7,000円(税別)の通常版5冊を割引価格でお届けします。こちらは書店さまの販売用を想定しています。一般の方でもお求めいただけますが、サンクスカードはつきません。
クラウドファンディングによって集まったお金は、製作費の一部に充てられます。残りの製作費はわたし自身が負担し、目標額に到達しなかった場合も本は必ず発行し、特典とともに皆様にお届けいたします。
また、2022年10月現在、本作りは試し刷りの段階まで進んでいます。3月刊行の予定ですが、印刷、製本とも手作業ですので、どのくらいの時間がかかるか、正確なところはわからない状態です。そのため、本の完成ならびにお届けが3月より遅れる可能性があります。
ただし、特典のワークショップに関しては、今回指定した日程から動くことはありません。本の完成が遅れた場合もワークショップのみ先に開催し、本などほかの特典のお届けはあとになりますのでご了承ください。
九ポ堂という名前は9ポイントの活字に由来。「少し不思議」な紙雑貨を制作しております。代表作は活版印刷による「架空商店街ハガキ」シリーズ、書籍『ガラスペンでなぞるツキアカリ商店街』など。物語性があり、読んでクスッとなる物作りを心がけています。
Twitterで発表していた140字小説を、活版印刷で何か形にしたい。ほしおさんからそんな御連絡を頂いたのが2013年でした。最初は手動印刷機で名刺サイズの紙に印刷をしていた140字小説が、10年という時を経て活版印刷による本になる。何とも感慨深いものです。
緑青社 https://rokusholetterpress.tumblr.com
緑青社は、つるぎ堂の多田陽平とknotenの岡城直子からなる活版印刷事業ユニットです。それぞれ東京荒川区と山梨身延町で活動し、オリジナル商品を作り販売もしています。印刷受注の際は、作り手の気持ちに寄り添うことを心がけております。
今回の企画にお声がけいただき、とても光栄に思っております。「活版印刷三日月堂」の執筆にあたり、つるぎ堂の工場を取材に来られたのを機に、ほしおさんの作品作り、世界観作りのお手伝いをさせていただいてまいりました。今回もみなさまの手に渡る一冊一冊の本ができあがるまでの背景や世界観をそのまま、まるごと楽しんでいただき、プロジェクトが成功することを願っています。
美篶堂 http://misuzudo-b.com/about/
長野県伊那市美篶に製本所と東京にも事務所を構える製本会社。手製本を得意としています。上製本や特装本、和装本、自主ブランドのステーショナリーなどを製本「一般社団法人本づくり協会」「本づくり学校」の運営なども担っています。著書「美篶堂とつくる美しい手製本」(河出書房新社)他。
和紙に活版印刷の本、実現するために、手間をかけて製本いたします。ほしお先生の思い描いた本がかたちになりますよう、お力添えください。私どもも製本でお役に立てますと大変うれしいです。何卒宜しくお願いいたします。
笠井雅樹(西島和紙工房) https://tesukiya.com
実家の丸二製紙で父親に師事、画仙紙の紙漉きを修行。平成元年(1989年)に西島和紙工房を開き独立。以降、画仙紙から離れ、伝統の技を礎とし、楮や三椏を主原料にして、他に山野に自生する草木を素材に使い、紙のもつ新たな可能性を探りつつ自然の息吹をお客様に感じて頂ける様な紙創りをしている。平成25年(2013年)、実家の丸二製紙工場を改築し移転。現在に至る。
小高真梨(ホーム社編集部)
ほしおさんから「これまで発表した140字小説を1冊の本にまとめる」という構想を伺い、2022年3月からホーム社のサイト「HB」にて、このプロジェクトの過程についての連載が始まりました。それからあらゆる取材や打ち合わせに同行させていただき、ほしおさんがこのプロジェクトにかける想いを、そばでひしひしと感じてきました。そんな想いの詰まった本が、ついに形になる……。ほしおさんだけではなく、このプロジェクトにかかわる多くの方の思いが詰まった特別な1冊。手に取っていただければ嬉しいです。
印刷博物館 https://www.printing-museum.org
文京区水道、トッパン小石川本社ビル内にある印刷に関する博物館です。2000年に凸版印刷が100周年記念事業の一環で設立しました。施設内には展示室のほか、活版印刷が体験できる印刷工房があります。
ほしおさなえさんと印刷博物館は、2018年の「活版印刷三日月堂」のコラボ企画展からのお付き合いになります。今も、ほしおさんの本を読んで、活版印刷を見て、知って、体験したくてという多くのお客様にご来場いただいております。今後とも、ほしおさんのお力をお借りしながら、印刷の魅力を伝えてまいります。
星々 https://www.hoshiboshi2020.com
「星々」はほしおさんと星々事務局スタッフが運営するオンライン文芸コミュニティで、2020年の発足当初から140字小説コンテストを活動のひとつとして毎月開催しています。
Twitterで流れる140字小説はオチのあるショートストーリーなども多いですが、ほしおさんの作品はそれらと少し異なる、大きな広がりのある世界や深い奥行きが感じられる140字小説です。そんな素敵な作品120編が、和紙と活版印刷による手製の本として届けられる。140字小説の書き手にとっても多くの刺激となるであろうこの本の誕生を心より応援しています。(運営スタッフ・江口穣)
このプロジェクトは、いまや古い技術となってしまった活版印刷の跡を残すためのものとなります。この技術を開発した過去の人々、これまでそれに従事したたくさんの人々への敬意を持って、本を完成させたいと考えています。
また、自然の素材を用い、人の手で漉く紙の美しさを伝え、そこに新たな可能性が眠っていることを知ってもらいたいと思います。このプロジェクトによって和紙の素晴らしさが少しでも多くの人に伝わり、新しい表現の芽を発見してもらうことができたら、たいへんうれしく思います。
そして、この本がこれからの140字小説の創作者にとっての足がかりとなることを祈っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。プロジェクトの進行は今後もこのサイトやホーム社のサイトの連載でお伝えしていきます。どうぞご支援をよろしくお願いいたします。
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