藍を美しいと思う遺伝子は全日本人に組み込まれてる
vol. 2 2020-05-12 0
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半分いきました!56名の方からのご支援本当にありがとうございます。
昨夜、朝から石徹白洋品店の撮影に、藍染に、中居神社へお参り、畑仕事と、一日中動き回ったので体力が尽き、早い時間に倒れ込むように眠りにつきました。
本日は【藍を美しいと思う遺伝子は全日本人に組み込まれてる】という話。少し長い。
分析したわけでもなんでもないです。
わたし1人の考えですが、本気で、きっとそうだ!と思い込んでます。
アパレル会社で働いていた時代からデニムは本当に好きで、他の服とはかなり特別視していました。
なんだかとても引き込まれる色と合わせやすさ。
「青」ってなんか合わせにくいけどデニムの藍色ってなると不思議なくらいに合わせやすい。
日本では奈良時代に藍が始まっているとされ、明治時代には衣類等の殆どが藍染。
何故それほどまでに普及したのかと言うと、やっぱり藍が日本人の遺伝子に働きかけ、奥深く美しい冴えた藍を誰もが愛したからだと思います。
昔は化学染料が無かったと言うこともありますが、他の草木染めもあった中、めちゃくちゃ面倒くさい藍染を日本人は選びました。
それは自然からでるあの不思議な色に昔の人も深く魅了されていたからなのでは。
前後しますが鎌倉や江戸時代は藍の色は「勝ち色」といわれ、武士が身に付けました。有名な新撰組の羽織も浅葱色と言って、藍色の一種。
たくさんの化学染料が普及して選択肢が広まりましたが、
かつての日本人が藍を好んで選んだように、
今の日本人もきっとわたしのように心のどこかで藍がなんだか気になる色になっている人多いと思います。
日本の蒅の「天然藍灰汁発酵建て」という手法は、世界にある他の藍染に比べると発酵させる過程があるから本当に面倒くさい!(それでもやりたいと思ったのだけど)
インド藍という手軽な藍染が普及された時に、同じ発酵の藍であるウォードは衰退しました。
でも日本のこの藍染が完全に無くならなかったのは、日本人がジャパンブルーに惚れ込んでいたからだ!とわたしは思ってます。
何度も言いますが本当に面倒くさいこの蒅の天然藍。
超面倒くさがりのわたしが、それでもやりたいとなぜか思ってしまったのは、遺伝子レベルでこの藍に魅了されていて、後世の日本人に残していかなければと遺伝子が言っているからなのかと思います。
あ、今日の中日新聞にデカデカと載せてくださったらしいです!テレビも新聞もないからわたしは分からないけど!よかったら探してみてください◎
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