活動のご報告ーその2
vol. 2 2020-11-29 0
こんにちは。
今日は横浜の都市デザインに深く関わりのある展覧会『建築家 浦辺鎮太郎の仕事 横浜展ー都市デザインへの挑戦』と『M meets M 村野藤吾展・槇 文彦展』の2本を見てきました。日本を代表する3人の建築家がそれぞれ横浜に残した建築は、時代は異なりながらも横浜の都市デザインの流れを支える重要な役割を担っていることを感じました。*展覧会は12月まで開催中です。
さて、しばらく振りの投稿になりますが、黄金町出版プロジェクトはようやく必要な原稿がほぼ揃いました!
黄金町の歴史的背景やアートによるまちづくりの活動についてはもちろん、山野さんが美学校に通い始めた1969年から福岡におけるアートの動向、そして横浜で都市デザインの取組みが行なわれた1970年代から創造都市への展開まで、かなり濃密な内容です。福岡と横浜、都市とアート、異なる文脈で始まったことが時代を超えて黄金町の活動へと結びつきます。
また、本の中では著者の山野さんと鈴木先生お二人による執筆のほか、貴重な資料も揃えています。
黄金町の活動の初期に関わった地域住民やアーティスト、当時の行政担当者へのインタビュー、横浜の創造都市政策の始まりとなったBankART1929代表の池田修さんやプランナーの櫻井淳さんとの座談会記録(以下写真)、長年横浜市創造界隈形成推進委員会の委員長を務められた吉本光宏さんとの鼎談、全国で多くの国際芸術祭のディレクターを務める北川フラムさんをゲストに招いたシンポジウムの記録(「まちに出たアートはどこへ向かうのか?」 2017)など。全体としてボリューム満載の一冊になると思います。
今後はそれらの原稿の編集作業をコツコツ(ゆっくりはしていられませんが!)と進めていきます。その様子は、またこちらの活動報告にてアップしていきます。
座談会の様子, 2020年6月2日 BankART Temporaryにて実施
(写真左奥から)池田修さん、山野真悟さん、鈴木伸治さん、櫻井淳さん
黄金町出版プロジェクト・佐脇