講師紹介:大友 路子 Michiko Otomo
vol. 7 2015-05-23 0
見え検で御馴染みの大友路子さんより応援メッセージ
普段は見え検ファシリテーターとして全国を訪れていますが、どのような経歴のある方なのかご存じない方も多いのではないかと思います。今回は自己紹介形式で見え検活動に携わるきっかけを交えてご紹介をさせていただきます。
プロフィール
大友 路子(おおとも みちこ):見える事例検討会開発者 社会福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士、歯科衛生士
私は平成12年介護保険スタート時に介護支援専門員として横浜市内に勤務、その後平成18年から地域包括支援センター社会福祉士として勤務、認知症に関する地域連携を通じ、「見える事例検討会」の開発に関わりました。
現在は多職種による「地域連携」や「まちづくり」を主とした講演やワークショップを行っております。
メッセージ
平成18年当時私は地域包括支援センターに勤務しておりました。あるとき「成年後見劇をやるので手伝ってくれないか?」と社会福祉士会からお誘いがあり会議に行くと「主役をやってほしい」というオーダーでした。主役って・・・そうです。「認知症独居高齢者」の役でした。演劇は全くやったこともなく、無我夢中でやってみました。でも、自分の中で「もっと基本的なことを知りたい・・・」と思い地域のミニコミ紙にあった「演劇セミナー」に応募しました。そこで演劇を学び、そのことが私の価値観を大きく影響する一つになりました。
演劇とは、セリフを間違えずにいうこと?上手に表現すること?それも大事ですが一番最初は「コミュニケーション」ということだと思いました。演劇は舞台の中でのコミュニケーション、舞台を見てくれるお客さんとのコミュニケーション、いろいろなコミュニケーションを通じて舞台をつくっていくことが分かりました。それが今の活動にもつながっています。その場の方とのコミュニケーション、そこにはいないがその裏にあることに対しても意識しながら、いろいろな方に分かりやすく事象を「見える化」していくことを心がけています。
今回の全国フォーラムでは何人かの方と舞台の上で検討会を行いますが、それを見ている方とも一緒に検討会をつくっていけるようなことができるといいと思います。皆でつくる「見える事例検討会全国フォーラム」の応援、ご参加どうぞよろしくお願いいたします。