活動報告…林業現場「ウマメの林」(&ストレッチゴールキャンペーン中!)
vol. 10 2021-08-12 0
私たち、宿毛市林業地域おこし協力隊のふだんのようすも、随時お伝えしております。
今回は、
「ウマメ」のはなし…
宿毛には、美しく豊かな海があります。
その海岸には地元の人たちが「ウマメ」と呼ぶ、ウバメガシの林が繁っています。
土佐備長炭…土地の人々が昔から手間をかけ、長く付き合い、共に生きてきた、地域の財産です。
里山の自然は、人が利用して関わることにより成立する森林資源です。
ウバメガシの林も同様。
ですが、いまの便利な時代になって、ウバメガシの林も放置されるようになりました。
宿毛の名所、咸陽島…潮が引くと、海に道が出来て島と繋がります。
咸陽島を臨む大島のこの高台からは、冬から春の時期、宿毛名物「だるま夕日」を眺めることが出来ます。
ですがウバメガシの海岸林がしばらく放置され、せっかくの景色を遮っていました。
私たちはこの海岸林の修景伐採をすることになりました。
崖っぷち、下は海…なかなかにスリリングな現場。
でも、仲間と力と技と知恵を合わせて、この仕事を修めることができました。
地域のみなさんからも、観光客の方からも、ねぎらいと感謝のお言葉もたくさん頂戴しました。
大変だったけど、やってよかったな…って思える仕事でした。
宿毛が大好き! とても素敵なまちです。
この本ではそんな宿毛や素敵な人たちのことも書きました。
この現場のエピソードは本には載せていませんが、
きっと日本中で毎日されている木こりたちの日常の営み…
この現場で感じたのと同じことを、本には注ぎ込みました。
地元の方にも、日本中の方にも、読んでいただきたい物語です。