住宅顕信関連の本のご紹介
vol. 1 2017-04-06 0
まず初めに、住宅顕信関連の本をご紹介しようと思います。
動画コメントを寄せてくださった、香山リカさん著の本。住宅顕信との出会い、顕信の生涯、顕信の俳句の特徴などが書かれています。2002年のブームの出発点になった本。
「住宅顕信読本―若さとはこんな淋しい春なのか」辻 仁成 、小林 恭二、石井 聡亙 、香山 リカ 、 長嶋 有 、 その他
各界の著名人が住宅顕信、顕信の句に出会った驚き、感想などを綴ったアンソロジー。
住宅顕信の句に松原誠さんの版画を組み合わせた「俳句絵本」。
今、一番手軽に読むことが出来る、住宅顕信の句集。「未完成」という句集名は、生前、顕信が考えていた名前で、残念ながら生前出すことは出来なかった。没後、池畑秀一先生(岡山大学)の尽力により、没後1年経って俳句の出版社として有名な弥生書房から「未完成」という顕信の句集が出版された。「未完成」という言葉は、本映画「ずぶぬれて犬ころ」でも重要なキーワード。
著者の横田賢一さんは、当時、岡山県のローカル紙・山陽新聞の記者。2002年に住宅顕信が注目されたことで地元紙として、あらためて住宅顕信の生涯を描いた長期連載が掲載された。本書はそれをまとめたもの。顕信の評伝としては、この本が一番詳しい。映画「ずぶぬれて犬ころ」の多くも本書をベースにしている。
なお、上記句集と本書は映画では、もう一人の主人公・小堀明彦(15歳の少年)が読む本として登場予定。
「住宅顕信全俳句集全実像―夜が淋しくて誰かが笑いはじめた」 住宅顕信、池畑秀一
親族以外で最後に住宅顕信に会い、顕信の句を世の中に広めることになった池畑秀一先生(岡山大学)が監修された顕信の句集。未発表の句も含まれている。
どれか一つでも気になった本があれば、ぜひ、読んでみてください。本は全てamazonにリンクを貼っています。
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