大阪の真ん中に、井戸を掘る!
Well Digging in Osaka! 釜ヶ崎芸術大学

とうとう念願の井戸から水を汲んでいます。

水質検査のために、急遽汲んでいます。

屋根そして滑車などがないので、ロープにバケツ、原始的な方法です。

水のはいったバケツは重いですね。

なんとか、この一週間のあいだで屋根も設置できそうです。

できあがった柱や屋根にペイントするのが、10月12-13日の作業日となるでしょう。

みなさまのおかげで、チーム釜も汗だくになりながら、

夏が戻ったような秋の空のしたでがんばっています。

＊

先日、ひょんなことから、40才代の若者がココルームにきました。

（この街では、64才までは若年なんです）

土木の仕事をしてきた彼は、肩をこわし、

重いものをもてなくなったそうで、いまは生活保護で暮らしています。

かつて、職場では理不尽な扱いをされてきたそうです。

（わたしが直接きいたことではないので、詳細は省きます）

どんな職場であっても、人が大切にされないのはあきませんよね。

建築の仕事では、若い人がすくなく人手不足、だといわれているのに。

地道な仕事が世間から、ぞんざいに扱われているようにおもうのは、わたしだけでしょうか。

彼は二日間、井戸掘りの作業につきあってくれました。

だからどう、ということは、なにもないのだけど、

汗する仕事も、考える仕事も、しゃべる仕事も、息する仕事もあって、

どれも大事だと思うんです。

人が大事にされる仕事場は、お互いを大事にできて、正直でいいとおもいます。