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石川梵監督最新作「十兵衛のラストジャーニー」全国公開をクラウドファンディングで実現!
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映画監督、写真家 フランス通信社(AFP)のカメラマンを経て1990年よりフリーランス。人間と大自然の共生をテーマに世界60カ国以上で撮影。写真集「海人」(新潮社)で写真協会新人賞、講談社出版文化賞。著書「The Days After 東日本大震災の記憶」で写真協会作家賞「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」朝日新聞「祈りの大地」岩波書店ほか著書多数。ネパール大地震を描いた初監督作品「世界でいちばん美しい村」が新宿ピカデリーなど40館で全国公開。2021年インドネシアの生存捕鯨を描いた「くじらびと」で日本映画批評家大賞、JSC(日本映画撮影監督協会)賞、グアム国際映画祭観客賞など受賞
東日本大震災で活躍したセラピードッグとの最後の旅を描いた映画「十兵衛のラストジャーニー」が完成!感動の巨編、全国劇場公開のための資金を募集!
ドキュメンタリー映画監督石川梵と東日本大震災でセラピードッグとして活躍した愛犬十兵衛の生涯を描いた「十兵衛のラストジャーニー」がいよいよ完成!全国公開のための支援を募ります
東日本大震災直後に建てられた幸せの黄色いハンカチと十兵衛(陸前高田)
初めてこの映画のことを知ったという方もいると思うので、「十兵衛のラストジャーニー」についてあらためて説明します。より詳しく知りたい方はぜひ第一回プロジェクトを読んでください。
余命3ヶ月を告げられた十兵衛と監督の石川梵
14才になる私の愛犬十兵衛が余命3ヶ月の宣告を受けた。苦しそうな十兵衛だったが、私を見つめる笑顔は3ヶ月の子犬ころと変わらなかった。この写真を撮ってから14年、あの頃の信頼に満ちた眼差しに私は応えてあげることができただろうか?そんなことを考えながら、私は、最後に十兵衛と日本一周の旅に出ることにした。ドキュメンタリー映画制作をなりわいとし、海外で映画を制作していた私は、ここ数年十兵衛に構ってあげられなかった。最後に濃密な時間を一緒に過ごそうと思った。
僕を見つめる3ヶ月齢の十兵衛
十兵衛との旅は特別なものとなった。十兵衛と北海道から奄美大島まで巡った。あまりに美しいその景色が、やたらと目に沁みた。
知床の流氷を見る十兵衛と石川
奄美大島の十兵衛
とりわけ思い出深いのが東北だった。実は2011年の東日本大震災の際、当時フォトジャーナリストとして現地で取材していた私は、自分にも何かできることはないかと、途中からボーダーコリーの十兵衛を同伴し避難所を訪れてセラピードッグ活動を行っていた。
志津川小学校避難所の子どもたちと
十兵衛はどこへ行っても大人気だった。特に多くの子どもたちは震災でペットを失っていたため、愛犬を十兵衛に重ねていた。家や家族を失った人々は、物言わぬ十兵衛の無垢な瞳に癒しを感じたのだろう、優しく迎え入れてくれた。
そして旅先では、成人した子供たちとの再会も果たす。
東日本大震災での体験を共有し、時には瓦礫となった被災地で車中泊しながら、十兵衛とともに懸命な活動を行った。そのときから十兵衛はペットというよりも苦楽をともにした相棒となった。その時、撮影した写真と文は、「The Days After 東日本大震災の記憶」(日本写真協会作家賞受賞)「フリスビー犬、被災地をゆく」として出版された。
被災地行脚は十兵衛が亡くなるまで11年に渡った。こんなエピソードがある。震災から1ヶ月後、陸前高田の瓦礫の中で鯉のぼりが立っており、その傍に菅野さんという60代の男性が座り込んでいた。「なぜ、鯉のぼりを?」と尋ねると「みんなが元気になるため」菅野さんは、そしてポツリ「大漁旗を立てたい。黄色い布を探している」
大漁旗は現地では福来旗(ふらいき)と呼ばれ、新しい船の進水式に使う。彼は瓦礫の中に新しい出発、希望を求めていた。私は東京から黄色い布を送った。実は菅野さんは山田洋次監督の「幸せの黄色いハンカチ」の大ファンで、舞台となった夕張の炭鉱で出稼ぎしているときにその映画を見ていた。菅野さんは「かならずこの土地へ帰ってくる」という思いを、劇中の高倉健と倍賞千恵子のように、この黄色いハンカチの旗にかけていたのだ。
すると奇跡が起こった。菅野さんが陸前高田に立てた黄色いハンカチの旗を掲載した私の写真集を見た山田洋次監督から電話があったのだ。「あの旗を見守る旗を立てたい」その1ヶ月後、私は山田監督とともに陸前高田の地で菅野さんと再会した。
菅野さんの黄色いハンカチの旗とそれを見守る山田洋次監督の旗
映画は東北の思い出を辿るが、物語の大きな柱となったのは、この黄色いハンカチの旗だ。鯉のぼりから黄色いハンカチの旗にかわり、番人のように瓦礫の中でそれを守る菅野さん、嵩上げで撤去され、仮設住宅の軒先に掲げられた黄色いハンカチ、しかし菅野さんの願いも虚しく多くの住人は山腹の高台へ移住していった。
嵩上げで黄色いハンカチの旗は撤去され、無人の土地が広がった
しかし震災から10年後の2021年3月11日かつての黄色いハンカチの旗があったところを十兵衛と訪れると、そこには奇跡のような景色が広がっていた...まるで劇映画のような奇跡が起こったのだ。
震災から10年、再開した十兵衛と菅野さん。そこには奇跡のような光景が広がっていた(ネタバレにならないように背景はぼかしています)
旅の途中、さまざまな出会いや再会があった。北海道では十兵衛が大のお気に入りという倍賞千恵子さんの別荘に招かれたり、長野では宮崎学さん(写真家)、知床で鍵井靖章さん(水中写真家)、陸前高田ではフォトジャーナリストの佐藤慧さんと安田菜津紀さんとも再会した。それぞれがそれぞれのやり方で震災と向き合い、活動している人ばかりだ。またドルフィンスイマーの鈴木あやのさんのようにこよなく自然と動物をこよなく愛す人とも出会った。それぞれの出会いを通し、彼らの活動や震災へのアプローチ、人間と動物の共生についてラストジャーニーでは綴っていく。そして十兵衛との東北への最後の旅では、10年前に避難所で出会った子どもたちとの再会も果たした。
倍賞千恵子さんの別荘にて
僕を見つめる十兵衛。東北ドライブ中のお決まりのスタイルだった
「十兵衛のラストジャーニー」の編集は困難を極めた。十兵衛の死後、一度は立ち直ったはずなのに、何より私自身がペットロスならぬ十兵衛ロスに陥ってしまった。編集で十兵衛との最後の日々を何度も見るうちに辛い記憶が蘇ってきたのだ。またジャーニー以前の回想シーンのクオリティも問題になった。最後の旅を始めてからの映像はよく撮れていたが、それ以前の記録は映画化を考えていなく、子犬のころや東日本大震災の映像が少なく、あってもほとんどがスマホで撮ったものだ。時間はかかったが、なんとか解決していった。映像はなくても私の写真作品が映像以上にさまざまなことを語ることに気づいた。写真をうまく使用することで映像の不足を補った。ただいったん出来上がっても、個人的思いが強すぎるせいか納得がいかず何度も編集をやり直した。そして行き着いたひとつの方策が新しい犬、後で述べるモモせんを使用したイメージカットだ。そうした紆余曲折を経て、映画自体はとてもクオリティの高いものになっていった。
十兵衛のパピィ時代や旅のシーンでその後迎え入れたふた子のボーダーコリーが遊んでいたり、旅をするシーンをイメージカットしてインサート。最新の機材と技術で撮ることにより映像のクオリティ感を上げるとともに、映画がより明るい雰囲気になった。
ところところで出てくる謎のボーダーコリー2頭、単なるイメージカットかと思っていたら最後にすべての伏線を回収していく驚きの結末があるのだが、それは映画を見てのお楽しみに。
犬の魅力
映画ができれば次は劇場公開だ。この映画の公開が実現すればふたつの目的がかなう。ひとつは個人的体験を通して犬と人間の深い絆が浮かび上がること。震災を経験し、十兵衛とともに歩んだ15年間を通し、人間の最高の友だちといわれる犬の素晴らしさをあますことなく伝えたい。
風化した東日本大震災の記憶を新鮮な目線で甦らせる
もうひとつは、14年が経過し、風化しているといわれる東日本大震災。セラピードッグや、黄色いハンカチの旗を通し、斬新なアプローチで、震災の記憶や、人々の営みを映画を通して伝えることだ。震災を伝える映画は数あるが、このような視点のものかつてない。セラピー犬を通して震災の記録を振り返る機会ができればその社会的な意味は大きい。
劇場公開のための資金
しかしそのためにはクリアしなければならない大きな問題があった。それはP&Aと呼ばれる配給宣伝費だ。劇場上映するためには最低でも500万円の費用がかかる。すでに多額の費用を制作に費やしており、個人でまかなうには限界を超えている。そこで広く支援を募るため、このクラファンを立ち上げた。
ファンディング資金の使い道
総額450万 リターン費用と手数料 100万
P&A (配給宣伝費 500万のうち350万)
劇場公開が実現すれば、被災地の犬と黄色いハンカチの物語は、地味だが険しかった復興への道のりを人々に伝え、きっと長く語り継がれるものとなるだろう。そしてなによりも犬という生き物の可愛さ、けなげさ、素晴らしさを伝えることができるだろう。
処女作「世界でいちばん美しい村」の舞台挨拶風景。右端が石川監督、2番目が倍賞千恵子氏
上映までの待機期間と特別試写会
現在、ライン編集が終わり、ポスプロに入るところですが、リスクについても言及します。映画館のブッキングがコロナ後文科省の映画制作支援プログラムで急増した小規模映画により非常に混み合っており、かつてない長い待機期間が発生しています。上映が決まってから1年待ちも珍しいことではなくなってます。今秋の公開をめざしていますが、時間がかかることも予想されます。遅れた場合も想定し、3万円以上のファンディングの対象者に向けて今年(2025年)夏にライン編集後の完成前特別試写会を都内で行います。(公開直前の完成試写会とは別のイベントになります)劇場公開については最も遅れた場合、東日本大震災15周年にあたる2026年3月までずれ込む可能性を想定しています。
スケジュール
2025年8月 完成前特別試写会
11月 劇場公開
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、映画「十兵衛のラストジャーニー」の劇場公開を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
なお、全国のなるべく多くの劇場で上映できるよう活動する予定ですが、お住まいの地域で上映されることは確約できかねますことをご了承ください。
やむを得ない事情によりプロジェクトに遅延等が発生した場合は、メールやアップデート記事にて速やかに進捗をご報告いたします。
写真家として世界60ヵ国以上で30年に渡り、大自然と人間の共生をテーマに撮影、その体験を活かし、2015年から映画監督としてネパール大地震から立ち上がる家族を描いた「世界でいちばん美しい村」インドネシアの生存捕鯨をテーマにした「くじらびと」(日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞、グアム国際映画祭観客賞、ロスアンゼルス日本映画祭最優秀ドキュメンタリー賞など8つの世界の映画祭で受賞)を監督、撮影。本作が3作目となる。
日本映画批評家大賞授賞式
第一回作品
第2作
エンドクレジットイメージ。サンプルなので名前が重複しています
希望者は愛犬(ペット)と一緒にエンドロールにお名前を
他のクラファン同様、さまざまな特典があるが、個人的にいちばん推したいのはエンドロールに犬と飼い主の方のお名前を刻むことができるという点です。それは私の過去の映画作品同様、配信やDVDのエンドロール、パンフ、HPにも記されます。愛犬を思う気持ちは私と十兵衛だけが特別なわけではもちろんありません。同じ思いを持っている方々、犬を愛する全ての方々の思いを込めた作品としてみなさまと共にこの映画の中にそのお名前を映画、DVD、配信のなかで半永久的に記しておきたいと思っています。できるお礼は限られています、それだけはこの映画でしか実現しないお礼だと考えています。もちろんご本人のみのお名前をスペシャルサンクス、アソシエイト、共同、国際プロデューサとしてエンドロールに記載することもこれまで通り可能です。
主なリターン
お礼メール 石川梵監督からお礼のメールを差し上げます
アップデート コレクター限定で進捗状況をアップデートします
公式ホームページ、パンフにお名前掲載 ホームページ、パンフにファンディングした方のお名前掲載
本作のDVD進呈 本作の完成後、DVD監督のサイン入りで進呈します。
メイキングDVD進呈 本作の未公開映像、メイキングシーンのDVDを進呈します
過去映画作品のサイン入りDVD 石川梵監督作品「世界でいちばん美しい村」「くじらびと」のDVDを監督のサイン入りで進呈
著書のサイン入り書籍 石川梵の著書に本人のサインを入れて進呈します
自主上映権 石川梵監督作品の上映権1回を差し上げます。また特典により石川監督のアフタートークが付帯します(交通費、宿泊費は主催者負担)
石川監督自身によるポートレート撮影 著名写真家でもある石川監督がファンディングをしていただいた方のポートレートを撮影します(撮影時間2時間、交通費はご負担願います)写真家としての石川梵プロフィール (wikipedia)はリンクをご参照ください
写真撮影中の石川梵監督
完成前の試写会 ライン編集後、ファンディングをした方に見ていただき、ご意見等を参考にポスプロ編集に臨み、仕上げます。なかなか通常では見られないプロセスなので貴重な機会かと思います。
公開直前、完成記念試写会とオープニングパーティー 映画公開の直前に完成記念試写会とパーティーを開きます。文字通り完成した状態でひと足早く映画を見ることができます。また対象の方は関係者のオープニングパーティーにお招きします。
ポスターにお名前掲載 映画の宣伝ポスターに個人の場合は国際プロデューサーとして、企業の場合は協賛としてお名前掲載します。
支援コースの設定 物品の贈呈を伴わず、お名前の掲載や試写、パーティーなどの特典に特化した支援に重点を入れたコースを設定しました。
次回作の舞台挨拶で同席した十兵衛と監督
長い道のりを辿ってやっと完成まであと一歩というところまで漕ぎ着けました。前2作もそうでしたが、個人で映画を作るというのは非常に困難を伴います。しかし妥協なしで作り上げた映画は、多くの賞をいただくだけではなく、長く長く愛される映画となっています。そのためにもなんとか劇場公開に漕ぎ着けたいと思っています。ぜひご協力をお願いします。
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