監督たちは無事帰国しました。本当にありがとうございます!
vol. 12 2016-11-07 0
本日、成田発の飛行機でジョアン・ペドロ・ロドリゲスとジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタがポルトガルへと無事帰国しました。
『鳥類学者』は東京国際映画祭での上映の評判も良く、彼らもとても喜んでいました。
みなさんの協力のおかげです。
本当にありがとうございます!
ジョアン・ペドロ・ロドリゲスは『鳥類学者』でのロカルノ国際映画祭監督賞を始め、世界中で数多くの賞を獲得している有名監督ですが、レッドカーペットや連日のパーティといった華やかな映画業界の住人とは異なり、孤独と質素を好む人です。もちろん思慮深いインテリではありますが、同時にとても気さくな人柄をしています。
今回の来日でも、映画祭の開催された六本木ではなく、池袋や阿佐ヶ谷の街をとても楽しげに散策していました。
ポルトガル映画制作会社の経済的苦境を負わされ、経済面にとどまらず精神的にも非常に追い詰められた状態での今回の来日でしたが、空港に向かう電車の中でジョアン・ルイが今回の来日でようやく未来を向いて歩いて行けると言ってくれたことがとても嬉しかったです。
とても日本に愛着を感じ、毎回帰国の度に深く感傷的な気分になっていた二人ですが、それでも今回は本当に特別でした。
本当に本当に日本のみなさんに感謝し、できれば帰国したくないという気持ちが強く伝わってきました。
映画祭で用意していただいた豪華なホテルを出た後は、数日間、蚤の市や駅前の普通の定食屋、鎌倉のいなり寿司弁当といったものを一緒に楽しみましたが、心から楽しんでいただけたように思います。
世の中で生きるのに最低限のお金は必要ですが、それ以上の楽しさや幸せ、そして国境を越えた真の友情はお金で買える物ではないという当たり前のことをしみじみと感じました。
サイン入り特典グッズの郵送を希望された方には、ちゃんと監督たちからメッセージ入りのサインをいただいておりますので、できるだけ早くお送りさせていただこうと思います。
今回は、本当にありがとうございました!