シリア人難民の方の声 ミズギーン・マンスールさん
vol. 14 2021-02-22 0
クラウドファンディング終了まであと9日です!
JIM-NETが現在イラクで支援をしている、シリア人難民の方にインタビューした「声」をお届けします。
シリアにいた頃のことや、シリア国内に残る親族から聞いた近況などもお話しいただきましたので、ぜひお読みください。
本日は、ミズギーン・マンスールさん(写真中央)の声です。
私は夫と7人の子どもたちと一緒に、イラクのアルビルに暮らしています。
娘が白血病になったことで2018年に治療のため、故郷のカミシリからアルビルに引っ越してきました。
イラクでの生活は物価が高く、仕事もほとんどなく、コロナの影響で子どもたちも長いこと学校に通えていませんでした。
家賃も払うのが大変なため、以前までは、娘の治療が終わればすぐにシリアに戻ろうと思っていました。しかし現在は、シリア国内も生活が大変になっており、娘の経過観察も終わっていないことから、しばらくの間はイラクに残ろうと考えています。
私たちの生活ももちろん大変です。ただ、シリア国内の人たちの生活はもっと大変です。彼らは生きるために戦っています。全ての物価が高騰し、生活に必要な物資もないことが多いです。特に医薬品代はすごく高くなっており、一般の市民は買うことができません。彼らを守ってくれるよう、いつも神様に祈っています。
がんの治療費という高額になる医療費をいつも支援してくれているJIM-NETに感謝しています。日本の皆さんのように、人道性に根差した人々がもっと世界に増えることを願っています。
これからも日本の皆さんが国内、そして国外のシリアの人たちに対して思いを寄せ続けてもらえれば嬉しいです。