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人間の精神と愛の極限を描く 映画 『ジェラシー/Jealousy』をクラウドファンディングで実現!
生きる気力を失った男」と「社会から抹殺された男」――全てを失い、追い詰められた彼らを再生させるのは、愛か、それとも暴力か……?そんな映画『ジェラシー/Jealousy』の製作をサポートしてくれる方を、募ります。
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1975年東京都生まれ。 16ミリ長編監督作『殺し屋たちの挽歌』(2003)が、米・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞。『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007)で劇場公開デビュー。 初の小説作品『デス・ゲーム・パーク』は配信ドラマ化され、自身も脚本を担当。その他の作品に、氣志團・綾小路翔プロデュースドラマ『木更津グラフィティ』(脚本)、小説『絶望中学』『テイクファイブ 名画と愛と大泥棒』『復讐遊戯 Furies』など。 株式会社ショットガンフィルム代表取締役。
生きる気力を失った男」と「社会から抹殺された男」――全てを失い、追い詰められた彼らを再生させるのは、愛か、それとも暴力か……?そんな映画『ジェラシー/Jealousy』の製作をサポートしてくれる方を、募ります。
もともとこの企画は、昨年の初めに私・山本が立ち上げた「映画工房・ムービーファクトリー」というワークショップ企画に端を発しています。
未だ世に出てはいないけれど、実力や個性の備わった若手俳優たちを募り、製作資金を出し合って一本の長編映画を作る、というコンセプトの元、一時期最大で30人以上のメンバーが集まりました。
6月頃に脚本が出来上がり、夏の撮影を目指して一気呵成に準備を進めていましたが、そこで思わぬ事態が起こりました。
一番の推進者である私自身が、病で倒れてしまったのです。
全身の倦怠感、イライラ、不眠、食欲不振……と、それはまさしく「鬱病」の典型的症状。初めての体験に愕然とし、何とか映画制作を進めようと躍起になりましたが、それと反比例するように、頭と体はどんどん言うことを聞かなくなっていきました。
結局、去年の夏の時点でプロジェクトは一旦休止となり、その時点で半分近くのメンバーが、私の元を去っていきました。それだけではなく、他の仕事も出来るような状態ではなくなり、社会から完全に取り残されたような感覚に陥った私は、真っ暗な部屋の中で言いようのない悲しさと悔しさに襲われたものです。
それでもその後は、何とか体調を回復させようと、通院、服薬、カウンセリング、カイロプラクティック、気功、太極拳、座禅と、ありとあらゆる手段を講じた結果、倒れてから約3か月後の冬の初めごろには何とか仕事復帰することが出来ました。
結局、酒タバコのやりすぎ、偏食、運動不足、睡眠不足などの不摂生が主な原因だったようなのですが、そういった根本から生活態度を改めることなく、安易に薬に頼るというのも、キツイ副作用のことなどを考えると、あまり良いことではないな、と感じた次第です。
幸いなことに、残ってくれた約半分の映画工房メンバーが「また映画を作ろう」と声をかけてくれたこともあり、私は今回の体験をシナリオに反映させることにしました。
現在の日本には300万人以上の精神疾患の患者がおり、毎年3万人以上の自殺者が出ています。(統計に入っていない人数も含めると、実際はもっと多いでしょう)
そういった精神の病や、袋小路のような生活状況に苦しむ人たちが、何を感じ、思っているのか。私は自らの武器である「ドラマ」「フィクション」を使ってそれを表現し、今も根強く存在する精神疾患患者への偏見や、薬物療法一辺倒の精神医療界の現状を少しでも改善してきたいと考えています。
(監督・山本俊輔)
瀬川憂作(30)は仲間の伊達一也(28)らと振り込め詐欺などの犯罪に没頭する毎日の中、何も成し遂げられていない自分に、苛立ち焦っていた。ブロードウェイのミュージカル女優という夢を抱くも、現実はキャバクラで日銭を稼ぐ恋人の中島美沙(25)とも喧嘩ばかりで、瀬川は徐々に精神のバランスを崩していく。
ある夜、瀬川たちは会社員の朝倉隆弘(26)と路上で小競り合いになり、逆上した伊達が朝倉をリンチする。止めに入る瀬川を、隠し持っていたナイフで切りつける朝倉。自分たちが傷つけられたことで、朝倉に慰謝料の支払いを迫る伊達たち。一方の瀬川は、血塗れた朝倉の姿がトラウマとなり、さらに精神的に参っていく。
そしてある日、瀬川は伊達の愛人であるリカ(23)の誘惑に負け、ドラッグを飲んでリカと寝てしまう。だがそのドラッグは粗悪品であり、副作用により瀬川は完全な鬱状態に陥る。
自宅に引きこもり、廃人同然の状態になってしまう瀬川。そんな瀬川を裏切り、詐欺で稼いだ金のみならず美沙までも奪おうと画策する伊達。
瀬川を心配する美沙がアパートを訪れるが、彼女が目にしたのは変わり果てた恋人の姿であった。「でくのぼう」と化した瀬川に愕然とした美沙は、衝動的に金を奪って伊達のもとに走る。
一方朝倉は、伊達たちに金を脅し取られ続け、ついに闇金融にまで手を出してしまう。自宅のアパートにまで伊達たちが押しかけるに至って、朝倉の継母である智恵子(42)は、彼の失態をなじるようになる。朝倉と智恵子の間には、絶対に他人に知られてはならない秘密が存在しているのだ。
だが、闇金に追い込みをかけられた朝倉は、ついに智恵子の金にまで手を付け、口論になった末に、はずみで彼女を殺害してしまう。
智恵子の死体を山中に埋めて処理した朝倉は、茫然とあてどなく街を彷徨い始める。
その頃、恋人も仲間も金も失って絶望した瀬川は橋から飛び降り自殺を試みるが、偶然通りかかった沖田さなえ(38)に助けられ、彼女が女友達と共同生活しているアパートに匿われる。彼女たちも瀬川と同様に、様々な心の病を抱えながら生活していた。
さなえは瀬川をかかりつけの精神科に連れて行き、診察をした桐島勲夫医師(57)は大量に向精神薬を処方するが、安易に薬に頼るその治療法が却って彼の鬱病を悪化させていく。
薬の副作用が酷い瀬川はやがて暴れ出すようになり、ついにさなえたちのアパートから叩きだされる。中毒症に陥った瀬川は薬を求め、桐島の精神科に押しかけるが冷たくあしらわれ、ついに激怒。桐島や看護師を相手に大立ち回りを演じるが、待合室にいた中年男・川崎(37)に止められる。川崎は鬱病治療法の被治験者をスカウトする、ブローカーであった。瀬川は川崎に、山奥にある研究所へと連れていかれる。
その頃、路頭に迷っていた朝倉は、河川敷に暮らすホームレスの若泉裕(33)や、彼らを支援する社会学者の奥寺幸嗣(34)に拾われ、新米ホームレスとして生活するようになる。老人、親子、元格闘家など、様々なホームレスたちの人生に触れる朝倉。
だが、平穏な日々は長くは続かず、ホームレス村は少年ギャングの襲撃に遭い、修羅場と化す。そして、少年たちに痛めつけられることによって、またもや朝倉の暴力衝動が、頭をもたげはじめる。
そしてこのままでは殺人に若泉たちを巻き込んでしまうと危惧した朝倉は、一人深夜にホームレス村を後にする。
一方、川崎に連れられ、瀬川が訪れた山奥のコテージのような研究所には、脳生理学者の荒木田修子(41)と、その助手たちが待ち構えていた。
荒木田が提唱する独自の鬱病克服理論(通称「ハイ・エナジー」)は過酷を極め、被治験者たちは激しく肉体を痛めつける治療法によって次々と絶命していく。それは人間の生存本能と闘争本能を刺激する、狂気のメソッドだった。荒木田は仕上げに、ロボトミー手術を瀬川に施そうとするが、そこで瀬川の狂気が爆発。荒木田と助手たちを殺害して逃走する。
同じ頃、一人でホームレス生活を続けようとしていた朝倉は、同じくホームレス生活を送る風俗嬢の矢吹涼子(27)と知り合う。涼子は恋人から受けたDVにより、顔半分に大きな傷を負っていた。朝倉と涼子は言葉の少ない者同士、心を通わせた。朝倉は涼子に、殺してしまった継母・智恵子の面影を重ねていたのだ。
ブルーシートハウスの中で初めて体を重ねた夜、朝倉は涼子に、今まで誰にも話さなかった自らの忌まわしい過去を語る。過去に智恵子は、夫である朝倉の父の透(智恵子は再婚相手)から、手酷いDVを受けていた。そして、そんな智恵子を心配するうちに、朝倉と智恵子は男女の関係になり、ついには共謀して透を殺害した。そしてそのことを10年以上秘密にして、智恵子と二人で暮らしてきたのだった。
告白する朝倉の手はブルブルと震えていたが、涼子は何も言わずに彼を抱きしめた。
しかし静かな幸せの時間もつかの間、朝倉はまたもやギャングたちの襲撃に遭ってしまう。
自分を捨てた美沙への愛憎、自分を裏切った伊達への復讐心を抱えて、突っ走る瀬川。
忌まわしい過去と決別し、涼子との幸せな時間を守るため、ギャングたちとの抗争に手を染める朝倉。
二人の男の人生が再び交錯する時、生へのモチベーションが暴力の衝動へと転化してゆく――。
『ジェラシー/Jealousy』というこの映画のタイトルには、去年病に伏した際に、寝たきり状態で何も出来ず、ただひたすらSNSなどを通じて周囲の知人友人たちが日々人生をエンジョイしている様子を横目で見ては嫉妬心に駆られたことや、自分の周りから次々と人が離れていった際に、深い孤独感と悔しい思いに襲われたこと、そして、そんなマイナスな思考しか出来ない自分の現状への苛立ちや怒りを抱えていた、その当時の私自身のメンタリティが素直に反映されています。
ですが今思えば、私はその「ジェラシー」によって、疲弊した精神の泥沼から這い上がろうと、必死に努力することが出来たのかもしれません。
その思いは、私と同じように精神の病に倒れ、全てを失ってしまった主人公の瀬川や、負の感情を抱えたまま、人生を転げ落ちて行くもう一人の主人公・朝倉の中にも確実に宿っています。
この映画の登場人物たちは、自らの現状を変えるべく、ひたすらあがき続けます。それが例え暴力的、犯罪的な手段であろうと。例え自分たちの行く手に、悲劇的な結末が待ち受けていようと、彼らは手に入れたい「大切な何か」のために奔走するのです。
映画『ジェラシー/Jealousy』の中で彼らが遭遇する数々のハードな人間ドラマや悲劇的な事件の数々は、「人生、一寸先は闇である」という、人間誰もが逃れられない運命のカリカチュアなのです。
私は精神疾患や向精神薬の副作用に苦しんでいる方々はもちろん、病気だけではない人生における逆境にぶつかって、押しつぶされそうになっている人たちにも、この作品を届けたいと思っています。
メジャーな日本映画やテレビドラマが垂れ流す「前向きにがんばろう」「明日はきっといいことがあるさ」的なキレイごとは一つも出てこない作品ではありますが、瀬川や朝倉たちの悲惨極まりない生き様に、逆説的な「生きること」へのポジティブなメッセージを受け取ってもらえるはずだと、そう確信しています。
製作・監督・脚本/山本俊輔
株式会社ショットガンフィルム代表取締役
1975年9月19日東京生まれ。立教大学社会学部卒業後、TVコマーシャルの制作部、オリジナルビデオ映画、インディペンデント系映画の演出部として活動。
16ミリ長編監督作『殺し屋たちの挽歌』(2003)が、米・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞したほか、韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭などでも話題となる。
ショートフィルム『マタニティ・ブルー』(2006)は、反社会的な内容と過激なバイオレンス描写により、出品されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008のコンペ審査員の間で物議を醸す。
同年、谷垣健治氏がアクション演出を手掛けた『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007)で劇場公開デビュー。
その後、松坂桃李、真野恵里菜ほか出演の携帯配信ドラマ『デス・ゲーム・パーク』(2010)の原作・脚本で注目されて以降は小説やノベライズの分野にも進出。
その他の作品に、氣志團・綾小路翔プロデュースドラマ『木更津グラフィティ』(脚本)、小説『絶望中学』『テイクファイブ 名画と愛と大泥棒』などがある。
一つの映画企画を立ち上げ、人と資金を集め、製作し、映画館で公開してみなさんの元にお届けするというのは、実に時間と根気を要する作業です。だから私は、その全てを一つのイベントとして楽しむことをモットーにして、映画工房の仲間たちにもそれを提唱しています。
そして、みなさんが資金面のサポートによってこの『ジェラシー/Jealousy』という映画企画に参加していただくことも、一つのイベント=お祭りだと思っていただきたいのです。あなたのサポートが、やがては世界中の映画ファンたちをわくわくさせるイベントに巻き込むことになっていくはずだからです。
ゼロから企画をスタートさせた『ジェラシー/Jealousy』ですが、今後はこのMotionGalleryのページにおいて、作品が進化していく過程を逐一ご報告していく予定です。
ヒロインの美沙、涼子、荒木田博士などのまだキャストの決まっていない役柄や、映画工房メンバー以外の、新たなゲスト出演者(国内外で活躍する、実績のある俳優の方々)などが決まり次第、このサイトに情報をアップデートしていきます。また、出演者を発掘する目的のワークショップの模様などもお伝えします。
持たざる者たちがゼロから始めたこの『ジェラシー/Jealousy』プロジェクトは、皆さまにお披露目するまでに、たゆまざる進化を続けていきます!
2014年春の撮影開始を目指し、本年10月よりクラウドファンディングを含めた上記の各種資金調達を開始。
完成後は、国内・海外の映画祭に出品後、全国劇場公開予定。さらに、海外でのロードショーやDVDリリースも視野に入れています。
本企画『ジェラシー/Jealousy』は、精神疾患というテーマを取扱い、かつ精神の病を持つ人々への偏見への批判や薬物療法偏重に対する批判を描いているのみならず、それをセックスやバイオレンスを交えた映像手法で表現するという、かなりラジカルな作品を目指しています。
そのため、商業映画として既存の映画会社に企画を通すことや、企業系のスポンサーを付けることが極めて難しい状況になっております。また出演者も、テレビに出ているような人気タレントではなく、(才能と個性はあるけれど)未だ無名に近い若手の俳優がほとんどだということも、営利的なメリットをアピールして資金集めをするには、不利な条件になっています。ですが彼らは、この作品のテーマに賛同し、120%の熱い演技で表現してくれることを約束してくれました。
現在、【制作費の調達方法内訳】でも記しました通り、監督である私自身や、出演者である映画工房のメンバーが資金を出し合って製作費を工面するべく動いておりますが、なにぶん貧乏映画作家と貧乏役者たちの寄り合い所帯であるため、どうしても制作費の目標額である570万を達成するには、自分たちの力だけでは時間がかかってしまうという現状があります。そういった理由で、我々は今回、クラウドファンディングという手法を使って、みなさんのお力に頼ることにしました。
上にも書きましたが、我々は映画の製作自体を一つのイベント(お祭り)だと捉えています。今やっと具体的に動き始めた『ジェラシー/Jealousy』という映画企画がこれから進化し、大きくなっていく過程を共に見届け、ワクワクしながら楽しんでくれるようなパートナーの方々を、私は探しています。 試写会や映画祭、打ち上げ、そしてもちろん劇場公開の際に、直接お会いして一緒に盛り上がれることを、楽しみにしております!是非よろしくお願いいたします!!
この作品に出演してくれる新しい役者を発掘するためのワークショップを11中旬月より毎月開催いたします。
詳しくは、公式サイトhttp://shotgunfilm.com/をご覧下さい。
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映画「ジェラシー/Jealousy」は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。
独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです
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1000 円
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3000 円
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