プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
非常用物資でつくるインスタレーション作品"in the ground"をクラウドファンディングで実現!
作品の素材として大量の非常用物資が必要です。その調達費を援助していただけたら幸いです。リターンとして展示記録をまとめた写真集と作品に使用した非常用物資をお送りします。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
東京藝大 美術学部 先端芸術表現科の柴垣竜平です。 「私達が遠ざけたいものとは果たして何なのか」をテーマに、立体、映像、インスタレーションなど様々なメディア、手法で作品を制作しています。 1998年 名古屋生まれ
作品の素材として大量の非常用物資が必要です。その調達費を援助していただけたら幸いです。リターンとして展示記録をまとめた写真集と作品に使用した非常用物資をお送りします。
皆さん初めまして!!柴垣竜平と申します。
1998年に名古屋に生まれ、現在は東京藝術大学先端芸術表現科に在籍しています。
皆様の今回のプロジェクトへの参加、支援をお待ちしています。
どうか最後まで楽しんでお読みください。
撮影:桑嶋燦
概要
電気、水道無しで大人4人が1週間実際に生き延びられるだけの非常用物資を地下のギャラリーに持ち込み陳列するインスタレーション作品です。
この作品は作家によって作り出された美術作品というフィクションであると同時に、期間中地上に惨事が起きた場合、地下のギャラリーが実際に地下シェルターとして機能するというノンフィクションとしても存在します。私達の生活から遠ざかるアート作品や死が、食べ物や日用品といった私達の日常と切り離せない事柄と接続されます。
また自然界と断絶された地下の空間に食糧や水、電力が蓄えられている状況は私達によって地上に作られた生活と本質的に違いません。地上でもまた膨大な量の食糧や電力といった資源を繋ぎ止め保有、消費しているのです。この地下室は言わば人類が生き延びるために地球上に作った世界(シェルター)の縮図です。 何があれば生きられ、何のために生き、私たちはどこまでそれらを自らの意思で選び取れるのか。そして私たちの身の回りの"日常"と遠ざかる"非日常"とは果たしてどういった関係にあるのか。その問いを幾度となく厄災に見舞われてきた日本という国の、私の故郷である名古屋の街の人々に投げかけたいです。
展示詳細
日時:2019年1月23日(水)ー25日(金) 18:00ー22:00(展示は既に終了しました。)
場所:spazio rita(〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5丁目26ー39 GS栄ビル B-1)
入場料:無料(1ドリンクオーダー制)
こちらは配布した展示のDMの画像です。
名古屋のウェブマガジンLIVERARYにてこの展示が取り上げられました。こちらより
(2019.2.6 追加内容)
展示するギャラリー spazio ritaのHPにて今回の展示が紹介されています。こちらより
制作メンバー
作家:柴垣竜平(東京藝術大学)
ディレクション:鯉沼晴悠(名城大学)
展示記録:桑嶋燦(東京藝術大学)
サポート:川本杜彦、荒川弘憲(両名共に東京藝術大学)
そして先日の1/23-25の三日間、無事展示を開催することができました!!
作品名「地中の太陽(the sun in the ground)」
円形に並べられた非常用物資は地中に生まれた太陽であり、命のタイムリミットを表す時計でもあります。円の外側から順に水や食糧などの生活必需品が並べられ、中心に近ずくにつれて人によっては必要でない娯楽などが増えていきます。私達は何があれば生きられ、何のために生きるのでしょうか。その地続きのグラデーションを見ているようです。
三日間の展示には沢山の方が来場してくださりました。普段からアートに携わっている人だけでなく、学生や会社員、主婦の方から子供まで、様々な人と今回の作品について言葉を交わすことができ大変充実した空間になりました。
制作メンバーの集合写真(左から荒川、鯉沼、柴垣、川本、桑嶋)
そして!!
実はここからが本題なんです。今回の作品は展示だけでは終わりません。
今回の展示の制作費を支援していただくリターンとして、作品に使われた非常用物資を皆様にお送りします。
・作品に使われた非常用物資(金額に応じて内容が変化します。)
・展示の記録をまとめた写真集(支援者様の名前をクレジットさせていただきます。)
以上二つを作家直筆のメッセージと共に専用のボックスに入れてお送りします。
・作品に使われた非常用物資
(この写真は2019.2.6にサイトに追加されたものです。)
リターンとして皆様の元に届く非常用物資は作家から送られる作品の一部であると同時に、非常時のための備えでもあります。受け取り方は皆様次第です。
・展示の記録をまとめた写真集
(これらの写真は2019.2.6にサイトに追加されたものです。)
写真集には作品の展示風景はもちろん、準備段階の記録写真なども収録されます。
また支援してくださった方の名前を作品の参加者としてクレジットさせていただきます。
「私たちが日々遠ざける私たちの死」(2018)映像、立体
マンションの空き家にて架空の若者男性の部屋を再現し、撮影しました。その部屋の中身を美術館に持ち込み白い布で覆い隠し映像と共に展示しました。1人の人間の不在、もしくは死が公共空間において強調されています。
「MIGI HIDARI WARS」(2018) 映像
制作・出演:志賀耕太、ササキリナ、柴垣竜平、五十嵐あきら
この作品は大学の仲間と共に作りました。右銀河共和国と左銀河共和国の各首脳が互いに自己中心的で永遠に話がすれ違い続ける様子を描いた作品です。最後は右手と左手の奇妙な握手で終わります。
「lu-lu-」(2017) 立体
どこか虚ろでコミカルな雰囲気な人間のオブジェです。生き物の新陳代謝のように壊れた部分の修復、アレンジを現在進行形で続けています。いずれはほとんどのパーツが最初とは違ったものになります。
ガン細胞は1日に5000個もできているという話はご存知でしょうか。若く健康な人の体でも1日5000個ものガン細胞が体内で生まれては死ぬことを繰り返しています。人間は死や老いを自身の中のポテンシャル、可能性として抱えています。生きている限りそれらに向き合うことを強いられ、それゆえに他者と内側から繋がりたいと願うこともその真逆を望むこともあります。私達はそれらに抗い、時にそれから逃れようとしてきました。それらに対する恐怖は文明や科学技術を発達させ多くの人々を救ってきたと同時に、戦争や大量虐殺といった大きな矛盾をこの世界に残しています。私たちが遠ざけたいものは私たちの中にこそあるというのが私の考えです。
そしてこれからAI(人工知能)が台頭してくる時代がやってきます。科学技術は私たちを手助けする存在であることを越えて、私達の社会のシステム、生き方を決定、創造するほどの力をもっています。持ち主と道具の立場が逆転し道具による持ち主への支配が一層強くなっていき、人間の価値が脅かされる時代が来ようとしています。その荒波の中を生き抜いていくための新しいヒューマニズム(人間愛)がこれからの私たちに必要になってきている気がします。そして人間と技術(AI)とを分かつ、私達に残されたアイデンティティーはむしろ私たちが遠ざけたい私たちの死、それに対する不安や恐れといった感情にこそあるのではないでしょうか。なぜなら科学は成長を続けますが成長を恐れはしないからです。
私達の遠ざけたいもの、私達の死に対してどう向き合うのか、その問いかけの中にこそ人類がこれからの世界を生き抜いていくための新しいヒューマニズム(人間愛)のヒントが隠されているように思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。私の今回のプロジェクトに対する思いは少しでも伝わったでしょうか。これまで、社会に対して実現させたいと表現とぶつかる度に20歳の学生である自分の力不足を痛感してきました。そんな現状を打破する第一歩として今回MortionGalleryの力をお借りしてクラウドファンディングを申しこませていただきました。
皆様のご支援が今回のプロジェクトに対してのものに留まらず、回り回って新たな世代の数々のアート作品の糧になっていくような、そのような活動を続けていくつもりです。
皆様の参加、ご支援を心よりお待ちしております!!
残り32枚
3000 円
残り21枚
5000 円
残り7枚
10000 円
残り4枚
30000 円