【ついに残り2日!跡地監督によるシナリオ製作秘話】
vol. 14 2016-12-11 0
皆さま、こんばんは。監督の跡地です。
日付変わりまして、
クラウドファンディング締め切りまで残りあと2日となりました。
この度のアップデートでは、HUESの音楽について、
そして、「ほとく」のシナリオについて考えたことを書いてゆきたいと思います。
物語についても触れております。良かったら見てみてください。
楽曲収録と撮影を入れ替えたこと
「ほとく」では、撮影前段階に音楽家集団HUESによる楽曲の制作を行いました。(さらにその事前に"神田川"のロケハンを行いました)
通常の映画の制作工程では、楽曲の制作を撮影の後に行うことが殆どだと思います。
しかし、「ほとく」では、ロケハンを元に、これから生まれるであろう物語を想像しながら楽曲の収録を事前に行いました。メンバー全員で立会い、スタジオで1日掛けて収録を行い、"ひとすじの流れ"の音楽が完成しました。
HUESの制作した楽曲を一部、用いた予告編第二弾です!
上記は、ほんの一部です。
本編では、雄大な長さで多様な表情の変化を見せてくれます。
ぜひ、お聴きください!
HUESの音楽が道標として
「ほとく」は女性がひとすじの糸に導かれて、川を下って行く物語です。
行為として、とてもシンプルなことが物語そのものとなっています。
しかし「ほとく」では、ストーリーを脚本として書き起こすことはしませんでした。脚本を持たずに撮影をしようと考えたからです。
それは、広大な神田川に在る未知の場所や、水越さんの身体が反応するかもしれない可能性を脚本に書いてしまうことによって、限定させてしまうのではないのか、と思ったからです。
そこで、HUESの音楽を「ほとく」の脚本に代わるものとしたいと考えました。
”ひとすじの流れ”をヒントに撮影を進め、神田川からアイディアを掘り起こそうと心がけました。音楽は、悩んだら戻って来るためのコンパスのような存在でした。
詩についての考察
また、もうひとつ大切なものがSEiの詩です。
僕たちの作品づくりの発端であり、
出会いのきっかけであるSEiが「ほとく」プロジェクトの最初に詩を作りました。
僕は、その詩を考察し、神田川を歩き、HUESの音楽を聴き、撮影に臨みました。
以下は実際に撮影前段階に書いた、考察とアイディアのメモです。
この「考察とシナリオ」は、神田川、HUESの音楽、SEiの詩、それぞれを指針として初めて生まれたものです。
物語から書き始めるのではなく、川の力、音楽の力、詩の力、様々な力に導かれるようにして出来上がったのが、この「ほとく」です。予告編、そして現在編集作業の真っ只中である本編では、それぞれのエネルギーを感じていただけたら嬉しいです。
そしてクラウドファンディングも残すところあと2日。
目標まであと少し。
監督として、ここまで無償で支えて下さっている演者やスタッフの方を始めとする、作品を支えて下さっている全ての方に少しでも恩返しがしたいと、そう考えています。
最後まで、どうかご支援の程宜しくお願いいたします。
監督 跡地淳太朗