『波伝谷に生きる人びと』を観る前に~南三陸での完成披露上映会~
vol. 57 2015-03-20 0
こんばんは!プロジェクトマネージャーの野村です。
これまで波伝谷で行われた3回の試写会をシリーズで見てきましたが、今日は2013年8月の波伝谷での上映によって一応完成した映画が、再編集を経て波伝谷のみならず広く南三陸町内外の人たちを対象に上映された2014年1月の完成披露上映会です。
2013年8月に波伝谷で披露された128分の『波伝谷に生きる人びと―第1部―』に、監督は再度追加と修正を行い、南三陸町で上映することにします。その完成披露上映会のチラシを作る段階では136分だったようですが、監督は納得できない部分を上映会の直前に編集し、現在と同じ134分の映画が『波伝谷に生きる人びと-第1部-』として生まれます
この映画を波伝谷の人びとだけではなく広く南三陸町の人たちに認知してもらい、そして「かつての故郷のあり方をもう一度見つめなおし、新しい地域を作り出して行くための一助になれば」という趣旨で行われたのが2014年1月13日の完成披露試写会です。この日は南三陸町の成人式の翌日にあたり、地元に帰省した若者に観てもらいたいという思いから選ばれたものでした。
会場は南三陸町の中心となっているさんさん商店街に隣接するポータルセンターです。運営にあたっては、監督の知り合いと事前に募集したボランティアの協力によって行われました。計3回行われた上映には、波伝谷ゆかりの方はもちろん、支援関係者ら115人が来場しました。公式ブロクに掲載されたアンケートからいくつか感想をご紹介します。
「震災前の波伝谷に生きる人びとの姿をひしひしと感じ、この波伝谷の人びとのくらしが、今後の南三陸町の新しいまちづくりのヒントになるのではないかと思いました。」(20代男性)
「同じ町内にもこのようなくらしがあることを初めて知った。震災があるなしに関わらずに存在する営みを感じることができた」(30代男性)
「今は見れない波伝谷、良き故郷を見せてもらいました。ありがとうございました。私たちもがんばります。」(50代女性)
「震災前の平凡で幸せだった当事を思い出し、懐かしく嬉しかったです。」(70代女性)
「知っている人ばかり会えたような気がしました。」(80代)
そんな完成試写会の報告やアンケート結果の全文についてはピーストゥリー・プロダクツ公式ブログの以下の記事をご参照ください
「第16回:南三陸町での上映会を終えて」(2014.1.25)